朝は決まっていたのに、駅に着く頃には広がっている。これは髪が湿気を吸って膨らんでいるからです。この記事では、湿気に対して何ができるのかを整理します。
湿気で広がる仕組み
原因が分かると、対策の方向も決まります。
髪は空気中の水分を吸います。水分が入ると内部の結合が緩んで、元のくせが戻ったり、膨らんだりする。
| 条件 | 起きること |
|---|---|
| 湿度が高い | 水分を吸って膨らむ |
| 髪が傷んでいる | より多く吸う。広がりやすい |
| 朝に乾かしきっていない | 最初から水分が多い状態 |
| 油分が足りない | 水分の出入りを防げない |
傷んだ髪ほど広がります。内部がスカスカで、水分を吸いやすいからです。
だから対策は2方向。水分を入れさせないか、形を固定してしまうか。
油分で覆うという対策
最も理にかなった方法です。
覆う手順
- 完全に乾かす。半乾きだと逆効果
- オイルかバームを毛先中心につける
- 表面をなでるように全体になじませる
油分は水をはじきます。髪の表面を覆っておけば、湿気の侵入をある程度は防げる。
ただし根元につけないこと。重さでぺたんこになるので、毛先から中間までに留めてください。
軟毛の人は量に注意。少量でも重さが効きます。
スプレーで固定する
もう一つの方向です。
| タイプ | 湿気への強さ | 備考 |
|---|---|---|
| ハードスプレー | ◎ 最も強い | 固まる感じが出る |
| キープスプレー | ○ | 自然な仕上がり |
| 軽いスプレー | △ | 日常向け |
| 使わない | × 確実に崩れる |
雨の日はハード寄りを選んでください。普段より1段強いものに切り替える、という運用が現実的です。
かけるときは20〜30cm離して、全体にふわっと。近いと1か所が濡れて重くなります。
そして髪の内側にもかけると、根元から崩れるのを防げます。
朝に完全に乾かす
見落とされがちですが、最も重要です。
髪に水分が残っていると、湿気を吸いやすい状態のまま出かけることになります。しかも半乾きの髪は形が動きやすい。
雨の日の朝にやる3つ
- 普段より丁寧に乾かす。9割以上
- 冷風で締めてから整髪料をつける
- 外に出る直前にスプレーで固定
冷風を省かないこと。熱いまま外に出ると、冷える過程で湿気を吸って形が崩れます。
そしてスプレーは出る直前。早くかけすぎると、家の中で触ってしまって効果が薄れます。
髪型の選択で回避する
そもそも崩れにくい形にするという発想です。
| 髪型 | 雨の日の強さ | 備考 |
|---|---|---|
| 短髪・ベリーショート | ◎ ほぼ影響なし | 最も確実 |
| 刈り上げ+トップ短め | ◎ | サイドが膨らまない |
| パーマ | ○ 元から動きがある | 崩れても様になる |
| ストレートに伸ばす | × 確実に戻る | 最も不利 |
| 長め・重め | △ 広がる |
アイロンでまっすぐにする髪型が、雨に最も弱い。朝の努力が数時間で消えます。
梅雨や夏に毎日格闘しているなら、その時期だけ短くする、あるいはパーマをかけるという選択もあります。
パーマは、崩れても「そういう髪型」に見えるのが利点です。
出先で崩れたときの対処
完全には防げないので、直し方も持っておきます。
出先での3つ
- 手に水をつけて、押さえるようになじませる
- 携帯用スプレーで固定し直す
- オイルを少量、手のひらでなじませて表面を抑える
手に水をつけて押さえるだけでも収まります。広がっているのは表面が乾いて逆立っている状態なので、水分で落ち着かせられる。
ただし濡らしすぎると、そこからまた広がります。手が湿っている程度で十分です。
季節ごとの難易度
湿気の影響は時期で大きく変わります。
| 時期 | 湿度の目安 | 難易度 |
|---|---|---|
| 梅雨 | 80%前後 | × 最も難しい |
| 夏 | 70%前後+汗 | × 難しい |
| 秋 | 60%前後 | ○ 安定 |
| 冬 | 40%前後 | ◎ 広がらない(別の問題はある) |
梅雨は諦めが必要な場面もあります。どれだけ対策しても、湿度80%では限界がある。
この時期は完璧を目指さず、崩れても様になる髪型に切り替えるほうがストレスが少ない。
冬は逆に静電気で広がるので、対策の方向が変わります。同じやり方は通用しません。
髪の傷みを減らすと広がりが減る
根本的な対策です。
| 傷む原因 | 湿気への影響 | 対処 |
|---|---|---|
| アイロンの使いすぎ | ◎ 大きい | 頻度を減らす |
| 洗いすぎ | ◎ | 洗浄力を見直す |
| ドライヤーの当てすぎ | ○ | 距離を取る |
| カラーやパーマ | ○ | 間隔を空ける |
健康な髪は湿気を吸う量が少ない。表面のキューティクルが揃っていて、内部への水分の出入りが制御されているからです。
傷んだ髪は内部がスカスカで、水分を大量に吸い込みます。だから同じ湿度でも広がり方が違う。
毎朝アイロンで伸ばして、雨で広がるから翌日もアイロン。これは悪循環です。
傘と帽子という物理的な対策
見落とされがちですが、最も確実です。
| 方法 | 効果 | 注意 |
|---|---|---|
| 傘をさす | ◎ 濡れない | 風があると効果が落ちる |
| 帽子 | ◎ 濡れない | 脱いだあと潰れる |
| フード付きの上着 | ○ | 同上 |
| 何もしない | × 確実に崩れる |
濡れなければ広がりません。当たり前ですが、これが最も確実な対策です。
帽子は脱いだあとに潰れるので、室内に入ったら整え直す前提で考えてください。
そして移動中だけ守れば十分なことも多い。屋内に入れば湿度は下がるので、そこで整え直せば持ちます。
梅雨と夏を乗り切る割り切り方
完璧を目指さない選択です。
| 方針 | 内容 | 向く人 |
|---|---|---|
| 短くする | 湿気の影響を最小化 | ◎ 最も確実 |
| パーマをかける | 崩れても様になる | ○ |
| 帽子を使う | 物理的に守る | ○ 屋外が長い |
| 諦めて直す | 携帯用スプレーで対応 | ○ 現実的 |
| 毎朝アイロン | 数時間で戻る | × 疲れる |
梅雨に毎朝アイロンをかけるのは、労力に見合いません。湿度80%では、どんな対策も数時間しか持たない。
この時期だけ短くする、あるいはパーマで動きを作っておく。こういう季節対応のほうが結果的に楽です。
1年を通して同じ髪型でいる必要はありません。
外出前にやっておく3つ
出る直前の準備で持ちが変わります。
直前にやる3つ
- 完全に乾いているか確認する
- スプレーを全体と内側にかける
- 触らない。手の水分でも崩れる
3つ目が意外と効きます。気になって何度も触ると、手の水分と皮脂で形が崩れます。
そして内側にもスプレーをかける。表面だけ固めても、根元から広がると全体が崩れます。
髪を持ち上げて、内側から吹く。この一手間で持ちがかなり変わります。
先に短所を書いておく
限界を書いておきます。
| こういう場合 | 考え方 |
|---|---|
| どうしても広がる | 髪が傷んでいる可能性。ケアを先に |
| 毎日アイロン | 湿気で戻るなら、縮毛矯正のほうが得 |
| 何をしても数時間で崩れる | 髪型を変える判断も |
| 完璧にしたい | 湿度80%では無理。割り切る |
湿気は完全には防げません。できるのは「崩れるまでの時間を延ばす」ことだけです。
だから重要な予定がある日は、崩れる前提で直せる準備をしておくほうが現実的です。携帯用スプレーを1本持つだけで、対応力が変わります。
あわせて読みたい
- くせ毛なら、くせ毛のセットの記事もどうぞ。
- 髪が硬いなら、剛毛のセットの記事もどうぞ。
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まとめ
雨の日に広がるのは、髪が空気中の水分を吸って膨らむからです。傷んだ髪ほど吸いやすく、広がりやすい。対策は油分で覆うか、スプレーで固定するかの2方向です。
そして朝に完全に乾かすこと。水分が残っていると湿気を吸いやすい状態のまま出かけることになります。梅雨は完璧を目指さず、崩れても様になる髪型に切り替えるほうがストレスが少ない。
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