BBクリームは「1本で済む」のが売りですが、選び方を間違えると顔だけ浮いて、明らかに塗っている顔になります。この記事では、何を見て選べばいいのかを整理します。
BBクリームは何をするものか
名前だけでは中身が分かりにくいので整理します。
下地・ファンデーション・日焼け止めを1本にまとめたもの、というのが基本的な立ち位置です。
| 役割 | 含まれるか |
|---|---|
| 色ムラを整える | ◎ 主目的 |
| 紫外線を防ぐ | ○ SPF表記のあるものが多い |
| 毛穴をぼかす | △ 製品による |
| 保湿 | △ おまけ程度 |
時短が最大の利点です。工程を減らせるので、朝が忙しい人には合います。
逆に、1本で全部をこなすぶん個々の性能は専用品に劣ります。ここを理解して選べば失敗しません。
厚塗りに見える原因は3つ
最も避けたい失敗の原因を分解します。
| 原因 | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| 色が明るすぎる | 顔だけ白く浮く | 首の色に合わせる |
| 量が多い | 面になってのっぺりする | 少量を薄く伸ばす |
| ツヤが強すぎる | 塗っている感が出る | パウダーで抑える |
1つ目が圧倒的に多い。男性は明るい色を選びがちですが、首との差が出ると一発で分かります。
選ぶときはフェイスラインに塗って、首との境目を見る。境目が消えるものが正解です。顔の中央だけ見て判断すると必ず外します。
そして量。1回に使うのはパール粒1つ分で足ります。多く出すほど厚くなるので、足りないと感じてから足してください。
肌質で選ぶタイプが変わる
同じBBクリームでも、仕上がりの方向が違います。
| 肌質 | 選ぶタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 脂性肌 | マット・皮脂吸着タイプ | テカりを抑えないと崩れる |
| 乾燥肌 | 保湿・ツヤタイプ | 粉浮きを防ぐ |
| 混合肌 | セミマット | 中間。Tゾーンはパウダー併用 |
| 敏感肌 | 低刺激・無香料 | 成分表示を確認する |
脂性肌がツヤタイプを選ぶと、昼には崩れます。皮脂とツヤが合わさって、テカリにしか見えなくなる。
逆に乾燥肌がマットタイプを使うと、粉が浮いて小じわが目立ちます。
自分の肌質が分からないなら、昼過ぎに鼻が光るかどうかで判断してください。光るなら脂性寄りです。
色の選び方
BBクリームは色数が少ないぶん、選択がシビアです。
色選びの3原則
- 首の色に合わせる。顔の色ではない
- 迷ったら暗いほう。明るいと確実に浮く
- 自然光で確認する。店内の照明は当てにならない
2つ目が重要です。暗すぎて困ることはほとんどありませんが、明るすぎると首との段差がはっきり出ます。
そして季節で肌の色は変わります。夏に日焼けするなら、夏用と冬用で色を変える必要が出ることもあります。
色数が2〜3色しかない製品は、合う人と合わない人がはっきり分かれます。色展開が多いものを選ぶほうが失敗は減ります。
塗り方で仕上がりが決まる
製品より塗り方の影響のほうが大きい。
塗る手順
- 少量を手の甲に出す。直接顔に置かない
- 頬の内側と鼻まわりに点で置く
- 指の腹で外側へ薄く伸ばす
- フェイスラインは余った量でぼかす
顔全体に均一に塗らないこと。赤みや毛穴が出る場所にだけ置いて、外側に向かって薄くする。
均一な面になると、顔だけ質感が変わって不自然に見えます。これが「化粧してる感」の正体です。
そして眉やヒゲの生え際は避ける。毛の根元に溜まると白く浮いて目立ちます。
落とし方を間違えると肌が荒れる
BBクリームは洗顔料だけでは落ちません。
落とすときの3つ
- クレンジングを使う。必ず洗顔の前に
- こすらない。時間をかけて浮かせる
- 落としたあと保湿する。省くと皮脂が増える
残ると毛穴に詰まります。その結果、肌が荒れて隠す量が増えるという悪循環に入る。
特にSPF値の高いものやウォータープルーフ表記のものは、落ちにくく作られています。そこは製品に合ったクレンジングを選んでください。
こういう人には向かない
合わないケースもはっきり書いておきます。
| こういう人 | 判断 |
|---|---|
| 時短したい | ◎ この製品の得意分野 |
| 色ムラを軽く整えたい | ◎ |
| しっかり隠したい | △ カバー力はファンデに劣る |
| 部分だけ隠したい | × コンシーラーのほうが適している |
| 肌が敏感 | △ 成分を確認。合わないこともある |
青髭やクマだけを隠したいなら、BBクリームは遠回りです。顔全体に塗る必要がないので、コンシーラーのほうが早くて自然。
逆に、顔全体の色ムラや赤みが気になるならBBクリームが最も手間の少ない解決になります。目的から選んでください。
SPF表記の読み方
BBクリームには日焼け止め効果が付いているものが多い。
| 表記 | 意味 | 必要な場面 |
|---|---|---|
| SPF20〜30 | 日常の紫外線を防ぐ | 通勤・室内中心 |
| SPF50 | 強い紫外線に対応 | 屋外が長い日 |
| PA++ | 標準的 | 日常 |
| PA++++ | 最高レベル | レジャー・スポーツ |
ただし表示どおりの効果が出るのは、規定量を塗ったときだけです。BBクリームは薄く塗るものなので、実際の防御力は表示より下がります。
屋外に長時間いる日は、下に日焼け止めを塗ってからBBを重ねるほうが確実です。
そしてSPF値が高いほど落ちにくく作られています。クレンジングを軽く済ませたいなら、日常はSPF30程度で十分です。
容量で1mLあたりの値段が変わります。まず今の価格を見ておくのが早いです。
価格帯で何が変わるか
安いものと高いものの差を整理します。
| 価格帯 | 変わるところ |
|---|---|
| 1,000円前後 | 色数が少ない。カバー力は十分 |
| 2,000〜3,000円 | 色数が増える。テクスチャが軽い |
| 4,000円以上 | 崩れにくさ・仕上がりの自然さ |
初めてなら1,000円台で十分です。使い方が定まっていない段階では、価格差より塗り方の差のほうが大きく出ます。
違いが出るのは崩れにくさです。高いものは皮脂に強く、夕方まで持ちやすい。
1本を使い切って、「もっとこうしたい」が出てきたら価格を上げる。その順番が無駄になりません。
マスクや衣類への色移り
見落とされがちですが、実害が出る部分です。
色移りを防ぐ3つ
- パウダーで押さえる。これで大半は防げる
- 薄く塗る。厚いほど移る
- 移りにくいと明記されたものを選ぶ
1つ目だけで結果が変わります。BBクリームは油分を含むので、乾かないまま何かに触れると移ります。
塗ったあと1〜2分置いてから、パウダーを軽く乗せる。それだけでシャツの襟やマスクへの付着がかなり減ります。
季節で使い方を変える
同じ製品でも、季節で最適な使い方が変わります。
| 季節 | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| 夏 | 皮脂と汗で崩れる | 薄く塗る。パウダー必須 |
| 梅雨 | 湿気でヨレる | 皮脂抑制の下地を先に |
| 秋 | 最も安定する | 標準の使い方でよい |
| 冬 | 乾燥で粉が浮く | 保湿を厚めに。パウダーは控えめ |
夏と冬で必要な工程が逆になります。夏はパウダーで押さえる、冬は保湿を優先する。
同じ塗り方を通年でやると、どちらかの季節で必ず失敗します。
肌の状態も季節で変わるので、夏用と冬用で製品を変える人もいます。1本で通すなら、季節ごとに量と工程を調整してください。
あわせて読みたい
- 順番から知りたいなら、メンズメイクの始め方の記事もどうぞ。
- テカリを抑えるなら、フェイスパウダーの記事もどうぞ。
- 紫外線対策なら、テカらない日焼け止めの記事もどうぞ。
最後に
BBクリームは下地・ファンデ・日焼け止めを1本にまとめたもので、時短が最大の利点です。ただし厚塗りに見える原因の大半は色選びで、明るい色を選ぶと首との差が出て一発で分かります。
首の色に合わせて、迷ったら暗いほうを選んでください。そして落とすときは必ずクレンジングを使うこと。残ると肌が荒れて、隠す量が増えていきます。
※本記事はプロモーションを含みます









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