体の匂いが気になると、つい「よりさっぱり落ちるもの」を選びたくなります。僕もそうでしたが、洗浄力を上げるほど乾燥して、かえって匂いやすくなるという逆転が起きます。この記事では、ボディソープの選び方と、部位で変える洗い方を整理します。
落としすぎると、かえって匂う
皮脂は匂いの原因になりますが、同時に皮膚を守る膜でもあります。強い洗浄力で毎日きれいに落とすと、体は不足を補おうとして皮脂の分泌を増やします。
つまり洗いすぎ → 乾燥 → 皮脂の過剰分泌 → 余計に匂うという循環に入る。「しっかり洗っているのに夕方に匂う」という人は、この状態になっていることがあります。
この記事で言いたいのは、体の匂い対策は洗浄力の勝負ではないということです。落とす場所と落とさない場所を分けるほうが、結果が出ます。
匂う場所は決まっている。そこだけしっかり洗う
全身を同じ強さで洗う必要はありません。匂いの元になる部位は限られています。
| 部位 | 皮脂腺・汗腺 | 洗い方 |
|---|---|---|
| ワキ | アポクリン腺が集中。匂いの主因 | 泡でしっかり。ただしこすらない |
| 首の後ろ・耳の後ろ | 皮脂が多く、加齢に伴う匂いが出やすい | 洗い忘れが多い。意識して洗う |
| 胸元・背中の中央 | 皮脂腺が多い | 泡を置いて流す程度で足りる |
| すね・腕の外側 | 皮脂腺が少ない | 湯だけの日があってもいい |
| 足の指の間 | 菌が繁殖しやすい | 指を開いて1本ずつ。ここは丁寧に |
多くの人が洗い忘れるのが耳の後ろと首の後ろです。自分では見えない場所ですが、他人からは距離が近い。ここは意識する価値があります。
逆にすねや腕の外側は、毎日ボディソープで洗う必要はありません。ここを洗いすぎている人が、冬に粉を吹きます。
タイプ別の選び方
ボディソープは液体・固形・泡タイプに分かれ、性格が違います。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 液体(一般的) | 泡立てやすく種類が多い | 特に悩みがない人 |
| 固形石けん | 洗浄力が高めで、余計な成分が少ないものが多い | 脂性肌・さっぱり派 |
| 泡で出るタイプ | 泡立てる手間がなく、こすらず洗える | 乾燥肌・時短したい人 |
| 殺菌成分入り(薬用) | 菌を抑える。匂い対策として設計されている | ワキや足の匂いが強い人 |
薬用タイプは効きますが、全身に毎日使うと乾燥します。匂いが気になる部位にだけ使い、他は通常のもの、という使い分けが現実的です。
そして香水を使う人は、ここでも無香料か微香性を選ぶほうが得です。体の広い面積から別の香りが立つと、香水と衝突します。
洗い方で結果が変わる。3つだけ守る
製品より洗い方のほうが効くことが多いので、ここは具体的に書きます。
守るのはこの3つ
- 泡立ててから肌に乗せる。原液を直接つけてこすらない
- ナイロンタオルでこすらない。手か柔らかい布で十分
- すすぎ残しをなくす。特に背中と首の後ろ
2つ目は多くの男性がやっています。ナイロンタオルで強くこすると気持ちがいいのですが、皮膚の表面を削って乾燥を招き、色素沈着の原因にもなります。
3つ目のすすぎ残しも見落とされがちです。洗浄成分が残ると、それ自体が刺激になって痒みや荒れにつながります。背中は自分では確認できないので、少し長めに流すくらいでちょうどいい。
洗ったあとに何もしないのが、いちばんもったいない
ボディソープの話をしておいて何ですが、体の状態を決めるのは洗ったあとに何をするかのほうです。
風呂上がりの体は水分が抜けていく途中で、5分もすれば乾き始めます。特にすねとかかとは、放置すると冬には確実に粉を吹く。
全身に塗るのが面倒なら、すね・ひじ・かかとの3か所だけでも構いません。この3か所は皮脂腺が少なく、乾燥が真っ先に出る場所です。
メンズ向けのボディケア用品もそろってきているので、洗うものと保湿するものをまとめて見直すのもひとつの手です。
泡立て方と使う道具
同じ製品でも、泡の質で洗い上がりが変わります。
泡が汚れを落とすので、泡立てずに使うのは効率が悪い。原液を直接肌に塗ると、洗浄成分が濃いまま当たって刺激になります。
| 道具 | 泡立ち | 肌への負担 |
|---|---|---|
| 手のみ | △ 時間がかかる | ◎ 最も優しい |
| 泡立てネット | ◎ 短時間で濃密 | ◎ |
| 綿・麻のタオル | ○ | ○ 普通肌なら問題ない |
| ナイロンタオル | ◎ | × こすりすぎになりやすい |
泡立てネットが最も合理的です。数十円から買えて、使用量も減らせます。
ナイロンタオルで強くこするのは、汚れより先に皮脂と角質を削ります。背中など届きにくい場所以外では、使わないほうが無難です。
惜しいと感じた点
ボディソープを変えるときの注意も挙げておきます。
| よくある誤解 | 実際のところ |
|---|---|
| 洗浄力が強いほど匂わない | 落としすぎると皮脂が増えて逆効果になる |
| 高いものほど効く | 洗い流すものなので、価格差は使用感に出やすい |
| 1本で全身をまかなうべき | 部位で必要な洗浄力が違う。使い分けたほうが早い |
| 匂いが消えないのは製品のせい | 靴・衣類・寝具に匂いが残っている可能性もある |
4つ目は実際にあります。体をどれだけ洗っても、着ている服や靴に匂いが残っていれば、着た瞬間に戻ります。体だけを見ていて解決しないときは、身につけるもの側を疑ってみてください。
特にシャツは、洗濯しても皮脂汚れが蓄積すると匂いが戻ります。ワキの部分だけ黄ばんできたら、それは蓄積のサインです。酸素系漂白剤でつけ置きするか、部屋干し対応の洗剤に変えると改善することがあります。
2つ目の「高いものほど効く」についても補足します。ボディソープは肌に乗せている時間が短く、最後は洗い流します。価格差は洗浄成分の質より、使用感と香りに出やすいと考えておくと選びやすい。予算をかけるなら、洗うものより洗ったあとの保湿に回すほうが体感は大きくなります。
最後に、洗う頻度そのものについても書いておきます。夏に1日2回シャワーを浴びる人は多いと思いますが、2回ともボディソープを使う必要はありません。朝は湯だけで流し、夜だけ洗う。これで乾燥をかなり防げます。
汗をかいたあとに気になるのは、汗そのものより時間が経って分解された匂いです。汗をかいた直後に流すぶんには、湯だけで十分に落ちます。石けんを使うかどうかは、時間が経っているかどうかで判断してください。
あわせて読みたい
- 洗ったあとの保湿は、ボディクリームの選び方の記事もどうぞ。
- 香水も使うなら、体臭と香水の関係の記事もどうぞ。
- 靴の側も気になるなら、靴のニオイ対策の記事もどうぞ。
- 汗そのものを抑えたいなら、夏の汗対策の記事もどうぞ。
においが残るなら、洗う場所と順番の記事もあわせてどうぞ。
洗い方で変わらないなら、内側からの体臭の記事もあわせてどうぞ。
まとめ
体の匂い対策は洗浄力の勝負ではありません。落としすぎると皮脂が増えて逆効果になります。しっかり洗うのはワキ・首の後ろ・耳の後ろ・足の指の間。すねや腕の外側は湯だけの日があっていい。
泡立ててから乗せる、こすらない、すすぎ残しをなくす。この3つで結果はかなり変わります。そして洗ったあとの保湿まで含めて1セットです。すね・ひじ・かかとの3か所だけでも塗ってください。
※本記事はプロモーションを含みます

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