潰したくなる。分かります。ただ潰し方と段階を間違えると、跡が残る。潰していい場合とダメな場合を、はっきり書きます。
結論から
先に立場を示しておきます。
| 段階 | 潰すこと |
|---|---|
| 赤く腫れている | × やめる |
| 痛みがある | × やめる |
| 黄色い膿が見える | △ 皮膚科なら対応可能 |
| 白い・黒い詰まりだけ | △ 条件つき |
| 硬いしこりがある | × やめる |
炎症している段階で潰すのが、最も跡が残ります。周囲の組織まで傷つけるためです。
そして自分でやる必要は基本的にありません。皮膚科では、詰まりを取り出す処置を保険で受けられる場合があります。
潰したいほど気になるなら、それは受診の理由として十分です。
潰すと何が起きるか
何がリスクなのかを具体的に書きます。
| 起きること | 内容 |
|---|---|
| 跡が残る | 組織が傷つき、色素沈着や凹凸になる |
| 炎症が広がる | 内容物が周囲に散る |
| 雑菌が入る | 指や道具から |
| 治りが遅くなる | 傷として治すことになる |
| 繰り返す | 同じ場所に再発しやすくなる |
「散る」というのが厄介です。内側で潰れると内容物が周囲に広がり、炎症の範囲が広がることがあります。
そして手。無意識に触っている時間が長いほど、雑菌に触れる機会も増えます。
どうしても気になるとき
現実的な選択肢を挙げます。
触る代わりにできる3つ
- 皮膚科で処置を受ける。保険が使えることがある
- コンシーラーで隠す。触る回数が減る
- 触りたくなる場面を減らす。鏡を見る回数を意識する
2つ目は意外と効きます。見えなくなると、触る回数そのものが減ります。
そして触らないことが、結果的に治りを早くします。
触ってしまう癖への対処
意志の問題にしないほうが、うまくいきます。
触る回数を減らす4つ
- 鏡を見る回数を意識する。見ると触りたくなる
- 手が空く時間に別のことをする
- 爪を短く切る。傷つけにくくなる
- 隠す。見えないと気にならなくなる
「触らないようにする」だけでは続きません。触りたくなる場面そのものを減らすほうが確実です。
特に鏡。見るたびに気になって、手が伸びる流れができています。
洗面所に長居しない。これだけでも回数が減ります。
白い詰まりと黒い詰まりの違い
同じ詰まりでも、状態が違います。
| 種類 | 見た目 | 状態 |
|---|---|---|
| 白い詰まり | 白〜肌色の盛り上がり | 毛穴が閉じている |
| 黒い詰まり | 先が黒い | 毛穴が開いて酸化している |
| 赤いもの | 赤く腫れている | 炎症が起きている |
| 黄色いもの | 膿が見える | 炎症が進んでいる |
上2つは炎症の前段階です。この段階で悪化させなければ、赤く腫れる状態を避けられます。
ただし自分で押し出すのは推奨しません。毛穴の周りを傷つけて、かえって炎症を起こすことがあります。
気になるなら、皮膚科で処置してもらう選択肢があります。
潰したあとにやること
すでに潰してしまった場合の話です。
そのあとの4つ
- 触らない。追加で刺激を与えない
- 清潔にする。ただしこすらない
- 紫外線を防ぐ。跡が濃くなる
- 腫れや痛みが強いなら受診する
3つ目を忘れないでください。傷ついた状態で紫外線を浴びると、色素沈着として残りやすくなります。
そして追加で触らない。気になって何度も触ると、治りかけの状態を繰り返し壊すことになります。
腫れが引かない、痛みが強い、範囲が広がっているなら、様子を見ずに受診してください。
毛抜きや器具を使う場合
使うなら最低限の条件があります。
| やりがちなこと | リスク |
|---|---|
| 指の爪で押し出す | 雑菌が入る・周囲を傷つける |
| 洗っていない器具を使う | 同上 |
| 炎症している部分に使う | 悪化・跡が残る |
| 何度も繰り返す | 同じ場所が跡になりやすい |
器具の有無より、段階のほうが重要です。炎症している状態なら、どんな器具を使っても跡のリスクは残ります。
そして清潔さ。指も器具も、使う前に洗っていなければ雑菌を押し込むことになります。
繰り返しになりますが、皮膚科で処置を受けるほうが確実で安全です。
隠すという選択
触らずにやり過ごす手段として、現実的です。
| 場面 | 手段 |
|---|---|
| 1〜2個だけ気になる | ポイント用のコンシーラー |
| 赤みが広い | コントロールカラーで下地から |
| 人前に出る日だけ | その日だけ使う |
| 毎日使いたい | 落とせる洗浄料もセットで |
男性でも普通に使えます。厚く塗る必要はなく、気になる部分に少量置いて境目をぼかすだけ。
そして落とすところまでがセットです。落とし切れないと、それ自体が次のニキビの原因になります。
隠して触る回数が減るなら、結果的に治りも早くなります。
最後に釘を刺しておく
はっきり書いておきます。
私は医師ではありません。自分で潰す方法を具体的に書くことはしません。リスクのほうが大きいためです。
この記事で伝えたいのは、潰したくなるほど気になるなら、それは受診する理由になるということ。
皮膚科は数千円で済むことが多く、跡が残ってから対処するよりずっと安く早く終わります。
あわせて読みたい
- 受診の目安は、皮膚科に行く判断の記事もどうぞ。
- 跡が残ってしまったら、ニキビ跡の記事もどうぞ。
まとめ
炎症している段階で潰すのが、最も跡が残ります。赤く腫れている・痛みがある・しこりがある場合は触らないでください。内側で潰れると内容物が周囲に散り、炎症の範囲が広がることがあります。
自分で潰す必要は基本的にありません。皮膚科では詰まりを取り出す処置を保険で受けられる場合があります。潰したいほど気になるなら、それは受診する理由として十分です。
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