急に抜け毛が増えた気がして焦る。ただ抜け毛には増えやすい時期があります。季節のものなのか、そうでないのか。その見分け方をまとめます。
季節による増減
年間で均一ではありません。
| 時期 | 傾向 | 背景とされるもの |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | やや増えることがある | 環境の変化・自律神経 |
| 夏(6〜8月) | 頭皮環境が悪化しやすい | 汗・皮脂・紫外線 |
| 秋(9〜11月) | 最も増えやすいとされる | 夏のダメージ・毛周期 |
| 冬(12〜2月) | 乾燥によるトラブル | 血行・乾燥 |
秋に増えるのはよく言われる話です。夏に受けたダメージが遅れて出る、という説明がされます。
この時期の増加は、多くの場合しばらくすると落ち着きます。1〜2か月様子を見て判断してください。
季節以外の要因
生活側の影響も見ておきます。
| 要因 | 影響 |
|---|---|
| 睡眠不足が続いている | 回復の時間が足りない |
| 強いストレス | 血行と自律神経に影響 |
| 急な減量・偏食 | 栄養が届かない |
| 体調不良・発熱のあと | 数か月遅れて抜けることがある |
| 服薬を始めた | 薬によっては影響することも |
4つ目は見落とされやすい。体調を崩した数か月後に抜け毛が増えることがあり、その頃には原因と結びつけにくくなっています。
最後の項目も同じで、気になるなら処方元に確認してください。自己判断で服薬をやめるのは避けてください。
様子を見ていい場合とそうでない場合
判断の目安です。
| こういう抜け方 | 判断 |
|---|---|
| 秋に増えて、2か月で落ち着いた | 様子を見ていい |
| 体調不良のあと、徐々に戻っている | 同上 |
| 半年以上増え続けている | 相談を検討 |
| 生え際か頭頂部が明らかに変化 | 同上 |
| 円形に抜けている | 受診を |
| 急に大量に抜けた | 受診を |
期間で見るのが分かりやすい。一時的なものなら数か月で戻ります。戻らないなら、別の要因を考えたほうがいい。
そして記録がないと「戻ったか」も分かりません。写真を撮っておくと、この判断がずっと楽になります。
この時期にやっておくこと
増えやすい時期の過ごし方です。
負担を減らす4つ
- 汗をかいた日はその日のうちに洗う
- 紫外線が強い時期は帽子か日傘を使う
- 乾燥する時期は洗浄力を落とす
- 濡れたまま寝ない
紫外線対策をしている人は少ない。顔には日焼け止めを塗っても、頭皮は無防備なことが多い。
夏に頭皮が日焼けすると、そのダメージが秋に出るとされています。帽子1つで防げる話です。
本数を数える意味
数えることに意味はあるのか、という話です。
| 数え方 | 評価 |
|---|---|
| 1日の総本数を数える | △ 正確に数えるのが難しい |
| 排水口の量を毎週比べる | ○ 相対的な変化は分かる |
| 枕の本数を比べる | ○ 同上 |
| 抜け毛の太さを見る | ◎ 情報量が多い |
絶対数より、変化と質を見るほうが実用的です。1日100本という基準はありますが、正確に数えるのは現実的ではありません。
同じ曜日の排水口を写真に撮っておく。それだけで比較できます。
そして太さ。細い毛の比率が増えているかどうかが、本数よりずっと意味のある情報です。
夏に頭皮が受ける負担
秋の抜け毛の背景とされる部分です。
| 要因 | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 紫外線 | 頭皮が日焼けする | 帽子・日傘 |
| 汗と皮脂 | 菌が増えやすい環境 | その日のうちに洗う |
| エアコンによる乾燥 | 頭皮のバリア低下 | 保湿・洗浄力を落とす |
| 食欲低下 | 栄養が届きにくい | たんぱく質を意識 |
| 睡眠の質の低下 | 回復が追いつかない | 室温を整える |
頭皮は体で最も紫外線を受ける場所です。髪があっても完全には防げません。
顔には日焼け止めを塗るのに、頭には何もしていない人がほとんど。
帽子1つで防げるので、夏の外出時だけでも意識してみてください。
落ち着くまでの過ごし方
増えている時期に何をするかです。
この時期の3つ
- 新しい製品を試し始めない。原因が分からなくなる
- 洗い方と乾かし方を丁寧にする
- 写真だけは撮っておく
1つ目が大事です。抜け毛が増えている時期に新しいものを使い始めると、落ち着いたときに何が効いたのか分からなくなります。
季節性なら、放っておいても戻ります。そのタイミングで使い始めた製品に効果を感じてしまうのはよくある話です。
落ち着いてから試すほうが、正しく判断できます。
できることとできないこと
断定できない部分を明示します。
季節性の抜け毛については諸説あり、個人差も大きい。「秋だから大丈夫」と決めつけるのは危険です。
この記事で伝えたいのは、一時的な増加で慌てて高額なものに手を出す必要はないということ。同時に、季節のせいにして何か月も放置しないでほしいということです。
判断の基準は期間と場所。半年以上続く、あるいは特定の場所が明らかに変わっているなら、季節の話ではありません。
あわせて読みたい
- 状態を確かめるなら、初期症状の記事もどうぞ。
- 生活側からなら、生活習慣の記事もどうぞ。
- 進行性かどうかは、原因の切り分けの記事もどうぞ。
季節で頭皮が荒れるなら、乾燥とフケの記事もあわせてどうぞ。
まとめ
抜け毛には増えやすい時期があります。特に秋は夏のダメージが遅れて出るとされ、一時的に増えることがあります。この時期の増加は、多くの場合1〜2か月で落ち着きます。
ただし半年以上続く、生え際や頭頂部が明らかに変化している、円形に抜けている場合は季節の話ではありません。季節のせいにして何か月も放置しないでください。判断の基準は期間と場所です。
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