「トムフォードのローズプリックって、芸能人も使ってるって本当?」——薔薇好き・香水好きの界隈で、そんな声をよく耳にします。甘いだけじゃない、棘のあるスパイシーな薔薇。SNSやレビューサイトでも「今までのローズと全然違う」と話題にのぼる、トムフォードのローズ香水の”集大成”とも呼ばれる一本です。
元アパレル店員で、これまで数えきれないほどの香水を実際に買ってはつけ込んできた僕も、ローズプリックは手元に置いて愛用している一本。だからこそ、雰囲気だけのレビューではなく、実際にまとって過ごしたリアルな感触を、良い点も正直なデメリットもフラットに書いていきます。
「ローズプリック メンズでもいける?」「口コミの評判は実際どうなの?」と気になっている人は、ぜひ買う前の判断材料にしてみてください。
相性の良し悪し
個性の強い香りなので、似合うシーンとそうでないシーンははっきり分かれます。僕の体感をもとに、使う場面ごとの相性を整理しました。
| シーン | 相性 | ひとこと |
| デート・食事 | ◎ | 濃密な薔薇の色気が主役級。距離が近い場面で映える |
| 秋冬の夜 | ◎ | 気温が下がる時期にスパイスと薔薇が心地よく香る |
| きれいめ・モードな装いの日 | ○ | 服の格と揃うと香りの説得力が一気に増す |
| オフィス・ビジネス | △ | 個性が強め。つけすぎ厳禁で、量とTPO次第 |
| 真夏の日中 | △ | スパイスと薔薇がこもりやすい。1プッシュ以下が無難 |
| 炎天下のスポーツ | ✕ | 香りの方向性がミスマッチになりやすい |
相性のいい服装は、ずばりモード・きれいめ・大人カジュアル。黒を効かせたコーデ、レザーやシックなセットアップ、上質なニットなどとよく馴染みます。逆に、真っ昼間のスポーティなストリートスタイルとは少しちぐはぐになりがち。香りにも”ドレスコード”があると考えると、装いと揃えたときの一体感が段違いです。元アパレルとしては、ここを合わせられるかどうかで香水の印象は大きく変わると声を大にして言いたい。
ちなみに、薔薇をもっとダークで妖艶に振りたいなら、同じトムフォードのノワール デ ノワールのレビューも候補。ローズプリックの”棘のある薔薇”に対して、あちらは”黒く濡れたような艶やかな薔薇”という住み分けです。
無条件には勧められない理由
ここは正直に書きます。人気の香水とはいえ、万人に無条件でおすすめできるわけではありません。買ってから後悔しないよう、弱点もちゃんと押さえておきましょう。
- ✗ 好みがはっきり割れる。スパイシーでお香っぽい面があり、”可愛い薔薇”を期待すると裏切られる可能性大
- ✗ 価格が高い。プライベートブレンドゆえ50mLでも5万円超。気軽には手を出しにくい
- ✗ 香りが主張しやすい。つけすぎると重くなり、場面によっては悪目立ちすることも
- ✗ 個性が強い。良くも悪くも印象に残るので、とにかく無難さを求める人には不向き
僕自身、使い始めた頃は量の加減で失敗しました。いい香りだからと2〜3プッシュした日は、自分でも薔薇とスパイスが濃すぎるなと感じたし、狭い会議室では正直やりすぎたなと反省したことも。ローズプリックは香りが強いので、僕は基本ワンプッシュ、多くても手首に軽く——これくらいがちょうどいいと今は落ち着いています。
こんな人に向いている
- ✓ 甘いだけじゃない、個性的な薔薇を探している
- ✓ スパイスやウッディな香りが好き
- ✓ 人と印象で差をつけたい
こんな人には向いていない
- ✗ ふんわり可愛い薔薇を期待している
- ✗ オフィスで無難に香らせたい
- ✗ できるだけクセのない香りがいい
可愛い薔薇を期待している人や、清潔感重視でビジネス寄りに使いたい人は、無理にローズプリックを選ばなくてもいい。そういう場合は石けん系やシトラス系、あるいはもっと素直なフローラルに目を向けたほうが幸せになれます。香りの系統ごとの選び方は香水の選び方ガイドで解説しているので、自分の”好き”がまだ定まっていない人はそちらから読むのがおすすめです。
ローズプリックの口コミ・評判の傾向
最後に、世間の口コミがどちらに振れているのかも見ておきましょう。レビューサイトやSNSをならすと、評判はおおむね次のような傾向にまとまります。
良い口コミの傾向
- + 「今までの薔薇の香水と全然違う」「新しい」
- + 「妖艶でうっとりする」「ずっと嗅いでいたい」
- + 「職場で褒められた」「大人っぽい」
気になる口コミの傾向
- - 「薔薇よりオリエンタル・お香寄りに感じた」
- - 「値段が高くて手が出ない」
- - 「思ったよりスパイシーだった」
面白いのは、絶賛と「思っていたのと違う」がほぼ同じ理由から生まれていること。つまり評価が割れるポイントは、”スパイスと棘の効いた個性”ただ一点に集約されるわけです。裏を返せば、王道の甘い薔薇ではなく個性的な薔薇を求めている人なら、満足度はかなり高い。口コミを読むときは、書き手が求めていたのが”可愛い薔薇”なのか”大人の薔薇”なのかを踏まえて読むと、自分に当てはまるかを見誤りにくくなりますよ。
あわせて読みたい|トムフォードの香水レビュー
薔薇・スパイシー系では、この3本もどうぞ。
汗と混ざったときどうなるか
夏に評価が下がる香水は、ここが原因のことが多い。
汗と付き合う3つ
- 汗をかく前提の日はつける量を減らす
- 首元や脇の近くは避ける。体臭と混ざる
- 汗をかいたら拭いてから、必要なら少量つけ直す
香水は体臭を消す道具ではありません。上から重ねると、混ざって別の匂いになります。
汗をかく日は、まず制汗剤やボディシートで体臭側を処理する。そのうえで香水を少量、というのが正しい順番です。
順番が逆だと、どちらも台無しになります。
贈り物として選ぶ場合
自分用とは判断基準が変わります。
| 項目 | 自分用 | 贈り物 |
|---|---|---|
| 個性 | ◎ 好みで選ぶ | △ 万人受けを優先 |
| 容量 | 使い切れる量 | 小さめでよい |
| 価格 | 予算次第 | 相手との関係で決まる |
| 香りの強さ | 好みで | 控えめなほうが安全 |
贈り物で個性の強い香りを選ぶのは賭けです。香りの好みは本人にしか分かりません。
どうしても贈るなら、清潔感のある系統を選ぶのが最も外れにくい。石けん系やシトラス系は不快に感じる人が少ない。
あるいは相手に選んでもらう形にするほうが、確実に喜ばれます。
濃度の表記を理解しておく
同じ銘柄でも濃度で別物になります。
| 表記 | 香料濃度の目安 | 持続の目安 |
|---|---|---|
| パルファム | 15〜30% | 5〜7時間 |
| オードパルファム | 8〜15% | 4〜6時間 |
| オードトワレ | 4〜8% | 2〜4時間 |
| オーデコロン | 2〜5% | 1〜2時間 |
濃度が高いほど良いわけではありません。職場で使うなら、薄いほうが扱いやすい。
そして同じ銘柄でも濃度で香りの印象が変わります。濃度が高いほど重い成分の比率が上がるので、トワレとパルファムでは別の香りに感じることもあります。
気に入った香りがあるなら、濃度違いも試してみる価値があります。
同じ花の系統なら、ジャスミンルージュの記事もあわせてどうぞ。
他の銘柄と迷うなら、系統別の選び方の記事もあわせてどうぞ。
まとめ|ローズプリックは”棘のある大人の薔薇”を武器にしたい人の一本
この記事のまとめ
- ✓ ローズプリックは棘のあるスパイシーなユニセックス薔薇。メンズも十分いける
- ✓ 芸能人の愛用は”噂”も多いが、それだけ名前が挙がる魅力があるのは事実
- ✓ 評価が割れるのは「スパイスと個性」。高価なので、まず試してから判断が賢い
トムフォード ローズプリックは、ありきたりな薔薇では物足りない、棘のある色気で印象を残したい人にとって、これ以上ない相棒になり得る香りです。一方で、ふんわり可愛い薔薇を求める人には手放しでおすすめしにくい、はっきり個性の立った一本でもある。だからこそ、口コミや芸能人の話題だけで飛びつくより、一度自分の肌で確かめてから決めてほしいと僕は思います。
「棘のある薔薇はこれで決まり。次は甘い系も試したい」という人は、同じプライベート ブレンドで甘さに振った一本を選ぶのも手。個性の違う数本を持っておくと、シーンに応じた使い分けができて、香りの楽しみが一気に広がりますよ。
※本記事はプロモーションを含みます









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