メンズのニットジャケットはこの3着から選ぶ。きれいめに着られる条件

メンズのニット

ニットジャケットを買おうか迷っている人が本当に知りたいのは、たぶん「これはジャケットとして通用するのか」という一点だと思います。楽だから着たいのではなく、楽なのにジャケットに見えるなら着たい。僕もそこを確かめたくて何着か買いました。

答えを先に書きます。通用します。ただし条件があって、ラペルがきちんと返ること、肩に構造があること、そして編みが詰まっていて型崩れしないこと。この3つが揃っていれば、綺麗めの服として成立します。逆に欠ける数だけ、綺麗めからは遠ざかる。3つ揃えば仕事の場面まで通り、欠けるほど休日寄りの一着になります。値段より、この3条件のほうが結果を分けます。

洋服には累計2,000万円ほど使ってきて、スーツは既製もオーダーも買って比べました。そのうえでニットジャケットを手放していないのは、単純に打席が多いからです。ここから挙げる3着は僕の私物レビューではなく、価格帯を変えて上の3条件で振り分けた候補です。どれが誰に向くのか、条件のどこが欠けているのかを込みで並べます。

この記事を書いた人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。

洋服には累計で2,000万円ほど、いまも年間300万円くらい使っています。綺麗め・大人シンプルが軸ですが、着るものの幅は広いほうです。スーツは既製もオーダーも実際に買って比べましたし、「高いものが正解だった買い物」も「値段ほど差がなかった買い物」も、同じくらい経験してきました。

だからこのブログでは、値段ではなく、どこを見れば外さないかを書いています。手元にないものは「レビュー」とは書かず、条件で振り分ける形にしています。

YouTubeでは日常Vlogをメインに発信しています

目次

ニットジャケットはジャケットの代わりになる。条件は3つ

まず振り分けから。ニットジャケットが自分に合うかまだ分からない段階なら、1万円を切る1着で試すのが最短です。仕事で着る前提が決まっているなら、スラックスと揃えられるセットアップ対応のものを選ぶ。そして「ニットなのにジャケットに見える」という状態を1着で持ちたいなら、上の価格帯に一気に行ったほうが結果的に早い。

この3つは上位互換の関係ではありません。用途が違います。だから予算の順に並べるのではなく、着る場面から選んでください。

候補価格向く場面決め手
無印良品 紳士 ストレッチジャージージャケット7,990円まず1着試す芯地がなく、ニットジャケットを最低コストで試せる
STANDARD PICKS ミラノリブGOOD FITジャケット(セットアップ対応)15,400円仕事で着るスラックスと揃えて成立する仕立て
CIRCOLO 1901 2つボタン イージージャケット(LIGHT JERSEY STRETCH)51,000円数年着続けるラペルの返りと肩がジャケットとして通る
数字は各商品ページの表記にもとづきます

価格は通販モールの実売で変わります。在庫の状況によっても動くので、目安として見てください。

ニットを着た男性(1)

きれいめに見えるかどうかは、どこで決まるのか

ラペルが返るかどうかが、最初の分岐

ニットジャケットが部屋着に見える一番の原因は、襟が寝ることです。テーラードジャケットのラペルは、折り返した部分が立体的に起き上がって胸に沿います。この起き上がりがないと、平たい布が前身頃に貼り付いているだけの見え方になる。

写真で見分けるのは難しくありません。真正面から撮った商品画像で、ラペルの折り線に沿って影が出ているかを見てください。影が出ているものは立体があり、のっぺりしているものは平面です。この一点だけで、候補はかなり絞れます。

上位のものほどここに手が入っています。CIRCOLO 1901 が日本でジャージージャケットの代名詞になっているのは、ジャージー素材でありながらラペルの返りと肩の作りを残しているから。ニット素材でジャケットの見え方を作るとはどういうことか、実物を見ると理解が早いです。

もちろん万能ではありません。51,000円という価格は気軽ではないし、イタリア規格のサイズなので、通販でサイズ表記だけを頼りに選ぶと肩幅を外す確率が上がります。ジャージーである以上、脇や袖の摩擦が当たる場所には毛玉も出る。取扱店は複数ありますが、色とサイズの組み合わせによっては欲しいものが欠品していることも珍しくありません。

なお通販モールの検索結果には、正規取扱店のほかに並行輸入品や中古も並びます。同じイージージャケットでもPIQUETなど素材違いのモデルが混ざり、価格の散らばりも大きい。CIRCOLO 1901 2つボタン イージージャケット(LIGHT JERSEY STRETCH)を狙うなら、モデル名の表記と販売元を確かめてから選んでください。 ここさえ押さえれば、通販でも狙った一着に届きます。

CIRCOLO 1901 2つボタン イージージャケット(LIGHT JERSEY STRETCH)

CIRCOLO 1901 2つボタン イージージャケット(LIGHT JERSEY STRETCH)

参考価格 51,000円前後

長く使う上位。「ニットなのにジャケットに見える」の答えを一着で持ちたい人

肩に何もないと、ジャケットには見えない

2つ目の条件は肩です。テーラードジャケットは肩の内部に芯地やパッドが入っていて、そこが体の丸みを吸収して直線を作ります。ニットジャケットの多くはこれを省いていて、だから軽くて楽なのですが、同時に肩が落ちて上半身が丸く見える。

ここを承知したうえで選ぶなら問題ありません。問題になるのは、テーラードジャケットの完全な代用だと思って買ってしまうことです。冠婚葬祭や、初対面の商談。こういう場面では力不足で、着ていった本人がいちばん落ち着かない思いをします。きちんとした一着が要る場面については リングジャケットのスーツ のほうで書いたので、線引きの参考にしてください。

そのうえで、最初の1着として無印良品を勧める理由がここにあります。芯地が入らない分だけ「ニットジャケットとは何か」が素直に分かる。サイズ展開と洗濯表示は商品ページで確認したうえで、代用として日常で着られるかという問いを、いちばん低いコストで検証できる一着です。

3条件のうち肩が欠けている以上、これ1着で仕事の場面まで賄うのは無理があります。逆にいえば、休日と近所の外出、私服で通える職場までに用途を絞れば、7,990円で役目は足ります。着てみて「肩が落ちるのが気になる」と感じたなら、次に上げるべきは価格ではなく肩の作りだと分かる。その判断材料が手に入るだけでも、1着目の意味はあります。

弱点は価格なりに正直です。生地の落ち感は乏しく、洗濯を繰り返すと裾や袖口のリブが緩んでくる。1着目としては最良ですが、これを何年も着る前提で買うものではないと僕は考えています。

無印良品 紳士 ストレッチジャージージャケット

無印良品 紳士 ストレッチジャージージャケット

参考価格 7,990円前後

予算重視。ニットジャケットが自分に合うか、まず1着で試したい人

編みが詰まっていれば、型崩れしない

3つ目が編みです。ミラノリブという編み方は、目が詰まっていて表面が平らに近くなります。だから遠目には布に見え、ニット特有のだらしなさが出ない。ニットジャケットで綺麗めを狙うなら、ここは外せない条件になります。

仕事で着る前提が決まっているなら、セットアップに対応したものを選んでください。上下で揃えたときに成立する仕立てになっているものは、単体で着てもバランスが崩れにくい。STANDARD PICKS ミラノリブGOOD FITジャケット(セットアップ対応)は、値引きなしの通常価格で複数色が現行在庫として並んでいて、シーズン限りの投げ売り品ではないという安心もあります。

ただしセットアップ前提の設計には裏があります。単体でカジュアルに着ると、事務服に寄って見えることがある。中に着るものをTシャツやスウェットにして崩さないと、制服感が抜けません。色展開も多くはないので、選ぶ楽しみという意味では薄い。編みが詰まっているぶん風が抜けにくく、暖房の効いた室内では蒸れることがあります。

STANDARD PICKS ミラノリブGOOD FITジャケット(セットアップ対応)

STANDARD PICKS ミラノリブGOOD FITジャケット(セットアップ対応)

参考価格 15,400円前後

本命。仕事でも着たい人。ジャケット単体でもスラックスと揃えても使える枠

何と合わせるかで、印象は半分決まる

ニットジャケットは上だけで完結しません。下に何を持ってくるかで、綺麗めにも部屋着にも転びます。

いちばん外れないのはセンタープレスの入ったスラックス。ジャケット側が柔らかいぶん、下に直線を1本通すと全体が締まります。逆にジョガーパンツやイージーパンツを合わせると、上下とも柔らかくなって輪郭が消える。これが「楽そうだけどだらしない」と言われる状態です。

足元も同じ理屈で、スニーカーを合わせるなら白のレザー系。キャンバスのスニーカーは軽すぎて、ジャケット側の柔らかさと足し算になります。革靴ならローファーが手堅い。上着の柔らかさと足元の硬さで釣り合いを取る、と覚えておくと迷いません。

綺麗めに寄せる4つの調整

  • 下はセンタープレスのスラックス。上下ともに柔らかくしない
  • インナーは襟なし。ポロシャツより無地のカットソーのほうが締まる
  • 袖は通したままにせず、手首が少し見える丈で止める
  • 靴は白レザーのスニーカーかローファー。キャンバスは避ける

インナーも触れておきます。中に着るものは、襟のないカットソーが最も安定します。ポロシャツは襟同士がぶつかって首元が窮屈になり、シャツはきちんとしすぎてニットジャケットの柔らかさと噛み合わない。無地のカットソーを1枚挟むだけで、上下のバランスは整います。

もうひとつ効くのが袖の処理です。ニットジャケットは袖を通したままにすると、手首が隠れて全体が重くなる。ひと折りして手首の骨が見える丈で止めると、それだけで軽さが出ます。腕時計をしているなら、なおさら見せたほうが締まる。ここは金をかけずにできる調整なので、鏡の前で一度試してみてください。

上着の種類をもう少し広げて考えたい人は、レザージャケットの秋冬コーデ も合わせて読むと、柔らかい上着と硬い上着の使い分けが見えてきます。

ニットを着た男性(2)

色は、迷ったら濃い無地から

色で失敗する人は多いです。ニットジャケットは素材が柔らかいぶん、色まで淡いと全体がぼやけます。1着目に選ぶなら、ネイビーかチャコール。この2色は下に何を合わせても輪郭が残ります。

黒は一見無難ですが、ニット素材だと生地の表情が沈んで、のっぺりして見えることがある。編みの凹凸が光を拾わないので、遠目には黒い塊になりやすい。黒を選ぶなら、ミラノリブのように表面に規則的な凹凸があるものを選んだほうが失敗しません。

ベージュやライトグレーは3着目以降でいい、というのが僕の考えです。悪い色ではなく、単純に難易度が高い。上下ともに淡くすると輪郭が消えるので、下に濃い色を必ず持ってくるという条件付きの選択になります。1着目からその制約を背負う必要はありません。

サイズは、肩幅を最優先で合わせる

ニットジャケットは伸びます。だから多少大きくても着られてしまう。ここが落とし穴で、伸びる素材ほどサイズを妥協しやすく、そして妥協した1着ほど着なくなります。

見るべき順番は、肩幅、着丈、袖丈です。肩幅が合っていないと、他がどれだけ合っていても綺麗めには寄りません。肩の縫い目が腕の付け根より外に落ちているなら、それは1サイズ大きい。ニット素材は落ちた肩をごまかしてくれないので、ここだけは伸びに頼らず合わせてください。

着丈は、腕を下ろしたときにお尻が半分隠れるくらいが基準。短すぎると上半身だけが詰まって見え、長すぎると脚が短く見えます。袖丈は、シャツを着る前提なら手首の骨が隠れる位置、カットソー1枚なら少し短めでも問題ありません。

通販で選ぶときは、必ず自分が持っているジャケットを平置きで測ってから注文してください。表記のサイズ名はブランドごとに基準が違うので、SやMという文字を信用しても意味がない。特にイタリア規格のものは、同じ表記でも肩幅が変わります。数字で比べれば、試着できない状況でも判断の精度は上がる。

もうひとつ。ニットジャケットは着込むほど体に馴染みますが、馴染むのと伸びるのは別です。肩と背中は馴染み、裾と袖口のリブは伸びます。だから購入時にリブがきつめに感じるくらいで、ちょうどいい。ここが最初から緩いものは、半年で形が抜けます。

出番があるのは、実は真冬ではない

ニットジャケットが最も効くのは春と秋です。気温でいうと、シャツ1枚では寒く、コートを着ると暑い時期。この幅がいちばん服選びに困る時期で、ここを1着で埋められるのがニットジャケットの本当の価値だと僕は思っています。

真冬は、コートの下に着ることになります。ここで薄手のものを選んでおくと、コートの袖に腕が通しやすい。厚みのあるものだと、コートの中で肩がつかえて動きにくくなります。真冬を主戦場に考えるなら、ニットジャケットではなく素直にニットとコートで組んだほうが快適です。

夏は基本的に出番がありません。ミラノリブのように編みの詰まったものは、冷房の効いた室内なら着られますが、屋外に出た瞬間に熱がこもります。「オールシーズン着られる」という売り文句を真に受けると、実際には着ない期間が長い1着を抱えることになる。年間の稼働は春と秋を中心に見積もっておくのが正直なところです。

毛玉と洗濯。ニットジャケットの寿命はここで決まる

ジャージーもミラノリブも、摩擦が当たる場所に毛玉が出ます。出やすいのは脇の下、袖の内側、そして鞄を持つ側の腰。これは避けられないので、出さない工夫より出たあとの処理を決めておくほうが現実的です。

毛玉は引きちぎらないこと。生地を持っていかれて穴の元になります。目の細かいコームで浮かせるか、刃のある毛玉取り器を弱い設定で当てる。月に一度やれば、1年後の見え方は目に見えて変わります。

洗濯表示は必ず確認してください。ニットジャケットは商品ごとに扱いが違い、同じミラノリブでも家庭で洗えるものと洗えないものが混在します。洗える表示があるものは洗濯ネットに畳んで入れ、脱水を短く。ハンガーに吊るして干すと肩に跡が付くので、厚みのある肩の丸いハンガーを使うか、平干しにする。上の価格帯のものは洗えない前提のものが多いので、シーズン終わりにクリーニングへ出す想定で予算を組んでおくと安心です。

ジャケット選びをもう少し詰めるなら

向く人と、向かない人を最後に

無印良品 紳士 ストレッチジャージージャケットが向くのは、ニットジャケットという選択肢が自分に合うかまだ分からない人。1万円を切るので、外しても傷が浅い。向かないのは、これ1着で仕事の場面まで賄おうとしている人です。

STANDARD PICKS ミラノリブGOOD FITジャケット(セットアップ対応)が向くのは、着る場面が仕事だと決まっている人。セットアップという逃げ道があるので、その日の相手に応じて上下揃えるか単体にするかを選べます。向かないのは、休日のカジュアルな場面だけで着たい人。制服に見えてしまいます。

CIRCOLO 1901 が向くのは、数年着る前提で1着に予算を寄せられる人。通販で買うなら、いま持っているジャケットの肩幅を平置きで実測してから注文してください。イタリア規格の肩幅は、数字で照合すれば試着なしでも当てられます。

1着目をどこに置くか

3着を並べましたが、順番としては下から入って構いません。むしろ、いきなり51,000円のものを買って「思ったより着なかった」となるより、7,990円で打席に立ってから上げていくほうが、結果的に無駄が出ません。

値段と使用頻度は比例しません。だから3着のうちどれを選ぶかは、価格ではなく着る場面から決めてください。そのうえで、ラペル・肩・編みの3つが揃っているかだけ確かめれば、届いた1着はちゃんと綺麗めの側に立ってくれます。

ニットまわりで、先に読んでおくと迷わないもの

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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