
「香水はいくつか持っているけど、シーンを選ばず品よく香る一本がなかなか見つからない」——そんな方に、僕が実際に使ってみて手放せなくなった香水を紹介します。
それが、サンタマリアノヴェッラの「オーデコロン チンクアンタ」です。
サンタマリアノヴェッラの香水は男女問わず人気ですが、チンクアンタはブランドの中では比較的あとから生まれた一本。名前は知っていても、まだ試したことがない方も多いと思います。フィレンツェの本店で実際に購入したので、正直にレビューします。
この記事でわかること
- チンクアンタが実際どんな香り立ちなのか(正直な感想)
- 香調・ノートと、どんなシーンに合うか
- オーデコロンゆえの「持続力」という弱点と付け方の工夫
- 現在の価格と、どんな人に向くか
サンタマリアノヴェッラとは

サンタマリアノヴェッラはイタリア・フィレンツェで生まれた、世界最古の薬局を起源とする老舗ブランドです。
800年もの歴史を持ち、修道院で作られていた製法を今に受け継いでいるのが特徴です。日本でも根強いファンが多く、特に香水は芸能人の愛用者も多いですね。
ラインナップはどれも自然由来の落ち着いた香りで、外している一本を探すほうが難しいくらい完成度が高いです。「石鹸のような清潔感」を軸にした香りが多く、日本人の好みにもよく合います。
同じサンタマリアノヴェッラなら、石鹸感がより強いルシアンコロンのレビューも書いているので、香りの方向性を比べたい方はあわせてどうぞ。
チンクアンタはどんな香り?香調とノート
チンクアンタは、フィレンツェと京都の姉妹都市提携50周年を記念して生まれた一本です。「チンクアンタ」はイタリア語で「50」を意味します。
香調はフローラル・フルーティー・シプレ。ノートを整理すると、こんな流れで香っていきます。
- トップ:ベルガモット、グレープフルーツ、オレンジフラワー(柑橘のみずみずしさ)
- ミドル:グリーンティー、ローズ(青みのある落ち着いたフローラル)
- ラスト:ムスク、シダーウッド、アンバー(やわらかな樹木とムスク)
柑橘とグリーンティーで始まり、最後はムスクと木の香りへ静かに移っていく——サンタマリアノヴェッラらしい、押しつけがましくない上品な香りの筋書きです。
サンタマリアノヴェッラ チンクアンタを使った感想・レビュー

総合評価
★★★★☆ 4.2 / 5.0
爽やかさ:★★★★☆
甘さ:★★★☆☆
スパイシーさ:★☆☆☆☆
持続力:★★☆☆☆(ここは正直、弱いです)
使いやすさ・万能さ:★★★★★
結論から言うと、香り自体は文句なしにいい。ただ「持続力」だけは割り切りが必要な一本です。
サンタマリアノヴェッラらしい嫌らしくない香りがずっと続きます。トップもきつくない柔らかなフローラルで、ミドル以降はムスクがそっと寄り添う感じ。ツンとくる主張がないので、香水初心者や「香りがきつい人が苦手」という方でも扱いやすいと思います。
男女問わず使え、ビジネス・学校・デートとシーンを選ばないのが最大の強み。季節も問いません。
一方で辛口に言うと、オーデコロンなので香りは軽く、飛ぶのが早いです。ガツンと香らせて存在感を出したいタイプの人には物足りないはず。あくまで「さりげなく上品に纏う」ための香水だと理解して選ぶのが正解です。
僕自身はたくさん香水を使ってきましたが、これは「毎日の定番」としてかなりヘビロテしています。派手さで選ぶ一本ではなく、品で選ぶ一本ですね。
チンクアンタの上手な付け方
先ほど触れたとおり、チンクアンタはオーデコロン。上品ですが香りは軽めで、飛ぶのが早いです。
注意:朝つけても夕方まで持たないことが多いです。長く香らせたい日は、アトマイザーに詰め替えて持ち歩き、昼に付け直すのがおすすめ。
『付ける位置と量』
- 手首に1プッシュ
- ウエストに2プッシュ
くらいがちょうどいいです。軽い香りなので、少し多めに付けても重くなりにくいのはメリットですね。
つけ方で印象が変わるので、香水が「くさい」と言われる仕組みの記事もあわせてどうぞ。
香りの持続時間と、つける量の目安
評価が分かれやすい部分なので、はっきり書いておきます。
| 項目 | 実際のところ |
|---|---|
| 持続時間 | 4〜6時間程度。強く残るタイプではない |
| 香りの広がり | 控えめ。腕を動かしたときに香る距離感 |
| 適量 | 1〜2プッシュ。3以上は不要 |
| つける場所 | 手首・肘の内側。首元は体臭と混ざりやすい |
遠くまで届く香水ではありません。存在を主張したい人には物足りない可能性があります。
逆に言えば、職場や食事の場で使いやすい。「香水をつけている」と気づかれにくく、近づいたときだけ分かる、という距離感です。
夏場は揮発が早いので持続がさらに短くなります。気になるなら昼に1回つけ直すのが現実的です。
似た系統の香水との違い
比較検討されやすい銘柄との位置関係を整理します。
| 比較軸 | チンクアンタの立ち位置 |
|---|---|
| 甘さ | 控えめ。バニラ系のような甘さはない |
| 清潔感 | 高い。石けん寄りではなく、乾いた清潔感 |
| 重さ | 中間。軽すぎず重すぎない |
| 季節 | 通年。真夏はやや重く感じることも |
| 年齢感 | 落ち着いた印象。20代後半以降に馴染む |
「万人受けするが没個性ではない」というのが正確な表現だと思います。誰かに不快感を与える方向の香りではありません。
サンタマリアノヴェッラは修道院由来の歴史あるブランドで、その文脈自体が香りの印象を作っている面もあります。ボトルの佇まいも含めて評価する人が多い。
香りも持ちも分かったうえで「これにする」なら、次は買う場所の話です。正規の取扱いから買えば偽物を踏みません。
どこで買えるか、偽物への注意
海外ブランドの香水では、ここが実務的な論点になります。
| 購入先 | 安心度 | 備考 |
|---|---|---|
| 直営店・正規取扱店 | ◎ | 確実。試せる |
| 百貨店 | ◎ | 同上 |
| 正規取扱の通販 | ○ | 販売元を確認する |
| 並行輸入 | △ | 安いが保管状態が見えない |
| フリマアプリ | × | 中身の保証がない |
香水は保管状態で確実に劣化します。高温や直射日光に置かれていたものは、本来の香りとは別物になっていることがあります。
初めて買うなら、試せる店で嗅いでから決めるのが確実です。そのうえで2本目以降を通販にする、という順番なら失敗しません。
こういう人には向かない
合わない人の条件も書いておきます。
向かないケース3つ
- 香りで強く印象づけたい。この香水は主張しない
- 甘い香りが好き。方向性が違う
- コスパ重視。価格帯は決して安くない
1つ目が最も大きい。「香水をつけている感」を出したい目的なら、別の銘柄のほうが満足度が高い。
この香水が効くのは、清潔感を底上げしたいが、香水だと気づかれたくないという場面です。目的が合っていれば、これ以上ない選択になります。
向かない人の条件に当てはまらなかったなら、こちらです。
サンタマリアノヴェッラ チンクアンタ まとめ
今回はサンタマリアノヴェッラ チンクアンタを紹介しました。価格は100mlで2万円前後(時期・店舗により変動)と安くはありませんが、それに見合う品と汎用性のある一本です。
この記事のまとめ
- ✓ 香調はフローラル・フルーティー・シプレ。柑橘とグリーンティーから、ムスクと木へ静かに移る上品な香り
- ✓ 男女兼用・シーン&季節を問わない万能さが最大の魅力
- ✓ 弱点は持続力。付け直し前提で使うのが正解
- ✓ 「ナチュラルで品のある香りを、さりげなく纏いたい」人に刺さる一本
「結局どのメンズ香水が人気なの?」と気になる方は、メンズ香水の人気ランキングもあわせてどうぞ。シーン別に選べます。
もう少し軽めで爽やかな柑橘系を探しているなら、エルメス ナイルの庭のレビューも春夏向けにおすすめなので参考にしてみてください。
本ブログでは香水レビューに力を入れています。他の香水レビューはこちらにまとめております!
メンズ香水のおすすめ完全ガイド で、シーン・タイプ別に詳しく解説しています。
※本記事はプロモーションを含みます

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