先に結論です。スーツで印象が変わるのは、生地でもブランドでもなく肩と着丈が合っているかどうかです。体に合っていない1着は、値段に関係なく安く見えます。
ここに出てくるスーツは、全部そでを通したものです。オーダーは花菱・BIG VISION・ディファレンス・麻布テーラーで実際に作り、既製はビームスF・シップス・エディフィス・ユナイテッドアローズなどを買って着ています。
先に決めること
- 1 … 予算(3万円台から10万円超まで幅がある)
- 2 … オーダーか既製か(体型で決まる)
- 3 … 何着必要か(1着を長く着るのか、回すのか)
順番が逆になると失敗します。先にブランドを決めると、体型に合うかどうかが後回しになるからです。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
オーダーか既製か

既製で合う人と、合わない人
既製のスーツは標準体型を想定して作られています。身長に対して肩幅が広い、痩せているが胸囲がある、脚が短めといった体型だと、どこかを直す前提になります。
直しで済む範囲は、袖丈・着丈・ウエスト。肩幅だけは直しが高くつくか、そもそも直せません。試着で肩が合っていなければ、そのモデルは諦めたほうが早い。
見るべき点はスーツを試着するときのポイントにまとめました。アパレル店員の視点で、鏡の前で何を確認すればいいかを順に書いています。
オーダーの下限は3万円台
オーダーというと10万円のイメージがありますが、いまは3万円台から作れます。オーダースーツは3万円台から作れるに、安い5店の値段を並べました。
既製の吊るしを直して着るのと、価格帯によってはオーダーのほうが安く済みます。そもそも作るべきかどうかの判断はオーダースーツのメリット・デメリットと始める目安に書きました。
実際に作った店の記録
オーダーは、店ごとに価格帯・採寸の細かさ・仕上がりまでの日数が違います。下は実際に自分が作った店です。写真つきで記録を残しています。
| 店と特徴 | 記録 | どんな人に向くか |
|---|---|---|
| 花菱(HANABISHI)創業130年超 | 作った記録 | 初回価格が安い。生地の選択肢が広い |
| BIG VISIONローコストオーダー | 作った記録 | 低価格帯の代表。まず1着作るなら |
| ディファレンス採寸データを保存 | 作った記録 | 2着目以降が早い。シャツも作れる |
| 麻布テーラー価格帯は上 | 作った記録 | 生地と縫製に振っている。長く着る前提 |
| 埼玉の5店地域から探す | 5店をレビュー | 通える距離は仮縫いの回数に効く |
1着目は低価格帯の店で作って、オーダーそのものに慣れるほうが失敗しません。採寸の言い方も、生地の選び方も、1回作れば分かります。2着目から価格帯を上げても遅くありません。
オーダーで最初に聞かれること
店に行くと、まず用途を聞かれます。毎日着るのか、式典用か、営業で外を歩くのか。ここで正直に答えると、勧められる生地が変わります。
見栄を張って高い生地を選ぶと、毎日着られなくなります。毎日着るなら、シワになりにくく、家で干せる生地のほうが結果的に長持ちします。光沢のある生地は、着る回数が少ない用途向けです。
もうひとつ聞かれるのが、着丈とパンツのシルエット。ここは流行が動く部分なので、迷ったら標準を選んでおくと数年後も着られます。極端に短い着丈や細いパンツは、数年で古く見えます。
仮縫いは受けたほうがいい
価格帯によっては、仮縫い(途中で一度着て調整する工程)が選べます。数千円の追加になりますが、体型が標準から外れているなら必ず受けてください。
特に、猫背気味の人、左右の肩の高さが違う人は、採寸の数字だけでは合いません。着てみて初めて分かるズレを、仕上げ前に直せるのが仮縫いの価値です。
通える距離の店を選ぶ意味もここにあります。遠い店だと仮縫いに行くのが面倒になり、結局省いてしまう。地域で探す記事を書いたのはそのためです。
既製・セレクトショップで買う

既製の強みはその場で持ち帰れることと、試着してから決められることです。オーダーは仕上がるまで数週間かかるので、明日必要という状況では選べません。
セレクトショップのスーツ
- セレクトショップのスーツ おすすめランキング複数店で買ったうえでの並び
- ビームスF価格の割にシルエットが良い
- シップススタンダードな体型に合いやすい
- エディフィス細身。若い体型向け
- ユナイテッドアローズどんな人に向くかを購入して判断した
- トゥモローランド価格の内訳とサイズ直しの考え方
- グリーンレーベル リラクシング入門価格帯でのコスパ
- リングジャケット価格帯は上。着心地が別物
どこも同じに見えるかもしれませんが、店ごとに想定している体型がはっきり違います。細身が合わないのに細身の店で探し続けても見つかりません。
スーツ以外で印象が変わるもの
シャツ
スーツより先に買い替えるべきなのはシャツです。顔に近い場所ほど、印象に効きます。価格別のビジネスシャツに、いくら出すと何が変わるかをまとめました。
体型に合わないなら、シャツもオーダーが選択肢になります。鎌倉シャツでシャツをオーダーした記録とディファレンスのシャツオーダーが実際に作った記録です。ビームスFのシャツは既製でシルエットが良い側です。
ネクタイ
ネクタイは生地と裏地で見分けがつきます。品質のいいネクタイの見分け方に、店頭で確認できる基準を書きました。
FAIRFAXは8千円で顔まわりが変わる定番、鎌倉シャツのネクタイはコスパの側。ニットタイは着こなしの幅を広げる1本です。
見えないところ
インナーは夏の快適さを決めます。グンゼのクールマジックはエアリズムと比べた記事で、スーツの下に着るという条件では結論が変わります。
靴は手入れで寿命が変わります。革靴の正しいお手入れ方法に頻度と手順を書きました。ポケットチーフは、1枚挿すだけで手をかけている印象になる数少ない小物です。
カバンも同じで、10年使えるビジネスバッグのブランド3つに3万・4万・7万で何が違うかを並べました。
サイズ表記は店ごとに違う
AB5、48、Lといった表記は、店が違えば同じ数字でも寸法が違います。前に買った店の番号を伝えても、そのまま合うとは限りません。
通販で買うなら、番号ではなく肩幅・着丈・胸囲の実寸をメモしておくのが確実です。いま持っている中でいちばん体に合う1着を測って、その数字を基準にしてください。
測るのは3か所だけで足ります。肩の縫い目から縫い目までの直線、襟の付け根から裾までの長さ、脇の下から脇の下までを2倍した数字。この3つがあれば、通販でも大きく外しません。
何着必要か、どう回すか
1着を毎日着ると、傷むのは生地ではなく型崩れです。同じ場所に同じ負荷がかかり続けるので、肘と膝が先に出ます。
毎日スーツなら最低2着、できれば3着。1日着たら2日休ませると、生地が湿気を戻して形が回復します。結果として、2着を交互に着るより3着を回すほうが1着あたりは長持ちします。
着数を増やす前提なら、1着の予算は下げたほうが合理的です。10万円を1着に使うより、3万円台を3着のほうが毎日の見え方は安定します。
帰宅後にやることは2つだけ
ハンガーにかけることと、ブラシをかけること。この2つで寿命がはっきり変わります。厚みのある木製ハンガーにかけると、肩の形が戻ります。
クリーニングは出すほど良いというものではありません。溶剤で生地の油分が抜けるので、シーズンに1〜2回で十分です。汗をかいた日は陰干しして、翌日ブラシをかけるほうが生地には優しい。
革靴も同じで、手入れの頻度と手順を守れば持ちます。2足を交互に履くだけでも、寿命は倍近く変わります。
スーツを長く着るための3つ
- 着数を分ける … 1日着たら2日休ませる
- 木製ハンガー … 肩の形が戻る。針金は避ける
- ブラシ … 表面のホコリを落とすだけで毛羽立ちが減る
靴と鞄の色は、ベルトに揃える
スーツの色より先に見られるのは、靴・ベルト・鞄の色がそろっているかです。黒の靴に茶色のベルトを合わせると、それだけでちぐはぐに見えます。
迷うなら黒で統一するのがいちばん簡単ですが、茶色で揃えるとスーツの色を選ばず使えます。濃紺にも、グレーにも、チャコールにも合います。
2足目を買うときは、1足目と違う色にしてください。同じ色を2足持つより、黒と茶を1足ずつ持つほうが組み合わせが増えます。手入れを分ければ、どちらも長く履けます。
まとめ
スーツは予算 → オーダーか既製か → 店の順で決めます。ブランドから入ると、体型に合うかどうかが後回しになります。
体型が標準から外れているならオーダー、合うサイズがあるなら既製で十分です。オーダースーツのおすすめランキングに実際に作った店を並べているので、そこから選んでください。
そしてスーツより先に、シャツとネクタイを見直すほうが費用対効果は高い。顔に近いものほど、人の目に入ります。
冬の通勤なら、その上に羽織る1着も同じ物差しで選べます。ビジネスコートの選び方に着丈と値段で並べました。
足元と腰まわりも同じで、メンズベルトの選び方は幅とサイズさえ合えば長く使えます。
※本記事はプロモーションを含みます

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