香水を買う前に試す5つの方法|30本買ってわかった、失敗しない順番

香水を30本以上買ってきて、いちばん高くついた失敗は「店で嗅いで気に入って、そのまま本体を買った」ことです。ムエットの香りと、自分の肌にのせて数時間経ったあとの香りは別物になります。しかもハイブランドの香水は1本2〜3万円。合わなかったときの損失が大きすぎます。この記事では、僕が実際にやってきた方法も含めて、本体を買う前に確かめる手段を5つ、コストの低い順に並べます。

目次

そもそも、店で嗅いだ印象があてにならない理由

香水は時間とともに香りが変わります。よく言われるトップ・ミドル・ラストという段階のうち、店頭で嗅いでいるのはほぼトップノートだけです。

そしてトップノートは、いちばん華やかで、いちばん早く消える部分です。つけて15分で印象が変わり、2時間後にはまったく別の香りが残っている、ということが普通に起きます。

さらにやっかいなのが体温と皮脂の影響です。同じ香水でも、乾燥肌の人と脂性肌の人では立ち方が変わります。紙に吹いた香りが良かったからといって、自分の肌で同じように香る保証はありません。ここが、香水選びが難しい最大の理由です。

方法1:ムエットを持ち帰り、翌日まで嗅ぐ(無料)

いちばん安く、いますぐできる方法です。店でムエットに吹いてもらったら、その場で判断せず持ち帰ります。

ポイントは、鞄に入れて帰り、家に着いてからもう一度嗅ぐこと。数時間経ったあとの香りが、その香水の「残る部分」に近くなります。店内は複数の香りが混ざっていて鼻が正確に判断できないので、環境を変えるだけでも印象が変わります。

ムエットを持ち帰るときのコツ

  • 1回に持ち帰るのは2〜3本まで。それ以上は嗅ぎ分けられなくなる
  • 香水名をムエットに書いてもらう。帰宅後に必ず分からなくなる
  • 翌朝もう一度嗅ぐ。朝の鼻はリセットされていて判断が正確になる

ただしこの方法には限界があります。紙と肌では香り方が違うので、「嫌いではない」の判断まではできても、「自分に合う」の判断まではできません。

方法2:手首につけて丸一日過ごす(無料)

店で「手首につけてもいいですか」と聞けば、たいてい断られません。紙ではなく肌に乗せることで、体温と皮脂の影響を含めた本当の香り方が分かります。

そのまま1日過ごして、次の3点を見てください。

確認する時間見るポイント
つけて30分後トップが飛んだあと、想像していた香りが残っているか
3〜4時間後職場や外出先で、自分が不快でないか
寝る前まだ残っているか。持続力はここで判断できる

注意点は、片方の手首に1種類だけにすること。両手首に別々の香水をつけると混ざって分かりません。面倒でも、1日1種類が結局いちばん早い道です。

方法3:ミニサイズ・アトマイザーを買う(1,000〜4,000円)

ここから有料になりますが、精度は一気に上がります。本体50mLではなく、10mL前後の小容量やアトマイザー詰め替えを買う方法です。

この方法の良いところは、数日〜数週間、日常の中で使えることです。仕事の日、休みの日、雨の日、暑い日。条件を変えて試すと、店頭では分からなかった相性が見えてきます。

香水を扱う通販サイトの中には、こうした小容量や量り売りに対応しているところがあります。ブランドの正規サイズより単価は割高になりますが、2万円の香水を外すリスクを数千円で回避できるなら、十分に元は取れます。

小容量から探すなら

香りの通販サイト Ease9

取扱いブランドを見る

取扱いブランドと容量ラインナップは時期により変わります。購入前に商品ページで容量をご確認ください。

僕はこのサイトで買ったことはないので使用レビューは書きませんが、本体を買う前の段階で選択肢に入れる価値はあると判断しています。

方法4:香水のサブスクで月ごとに変える(月2,000円前後)

毎月ちがう香水が少量ずつ届く定期便サービスもあります。自分で選んで買うより、知らなかった香りに当たる確率が上がるのが利点です。

香水選びで行き詰まる人の多くは、好きな系統が固定していて、毎回似たものを買っています。サブスクは、その外側を強制的に見せてくれる仕組みです。

一方で、毎月届くので使い切れずに溜まる可能性があります。ここは自分の使用ペースと相談してください。1か月で4mLを使い切れないなら、頻度を落とすか別の方法が合います。

種類を横断して探すなら

香水の通販ショップ

ラインナップを見る

価格・在庫は変動します。詳細は商品ページでご確認ください。

方法5:本体を買う。ただし条件付き(1〜3万円)

最終的に本体を買うわけですが、ここまでの4段階を踏んだうえでなら、失敗はかなり減ります。そのうえで、本体を買っていい条件を挙げます。

本体を買っていい条件

  • 肌につけて丸一日過ごし、寝る前の香りも好きだった
  • 少なくとも3日以上、日を変えて試した
  • つけていることを自分が忘れられる(気になり続ける香りは日常で使えない)
  • 手持ちの香水と系統が被っていない

4つ目は見落としがちです。良い香りだと思って買ったら、すでに持っている1本とほぼ同じ方向だった、というのは誰にでもあります。買う前に、自分の手持ちを系統で分類しておくと防げます。

季節と気温で、同じ香水でも変わる

試すときに意識しておきたいのが気温です。香水は熱で立ちやすくなるので、夏に強い香水をつけると、自分が想定していた倍くらい広がることがあります。

冬に買って気に入った1本を夏につけたら重すぎた、というのは僕も経験しました。逆に、夏に軽くて心地よかった香りは、冬にはほとんど分からなくなることがあります。

季節起きやすいこと対処
想定より強く広がる。汗と混ざって重くなるつける量を半分に。足首や腰など下側につける
立ちにくく、香りが弱く感じる手首や首元など体温の高い場所に。量は少し増やしてよい
梅雨・雨の日湿度で香りがこもる室内では控えめに。密閉空間では特に注意

つまり、1本で1年を通すより、季節で使い分けるほうが失敗が少ないということです。本体を買う前の試用期間も、できれば実際に使う季節に合わせて試すのが理想です。冬に買う予定なら冬に試す。当たり前のようですが、これだけで印象のずれはかなり減ります。

正直に書いておく、この5段階のデメリット

この方法にも弱点があります。

デメリット考え方
時間がかかる欲しいと思ってから買うまで数週間かかる。衝動買いの楽しさは失われる
試す費用が上乗せされる数千円は無駄になる。ただし本体を外す2万円よりは安い
選択肢が増えて決められなくなる候補は最大3本までに絞る。それ以上は判断できない

3つ目は実際に起きます。試せば試すほど「どれも悪くない」状態になり、決断できなくなる。最初に候補を3本に絞ってから試すという順番にすると、この罠を避けられます。

あわせて読みたい

肌の上での香り方が気になるなら、体臭と混ざる仕組みの記事もあわせてどうぞ。

候補を絞るなら、香りの系統ガイドの記事もあわせてどうぞ。

小分けで試すなら、アトマイザーの記事もあわせてどうぞ。

試す価値のある一本は、チンクアンタの記事もあわせてどうぞ。

高価格帯を試すなら、マンダリーノ ディ アマルフィの記事もあわせてどうぞ。

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まとめ

香水は、店頭で嗅いだ印象と自分の肌で数時間経ったあとの印象が別物になります。だからこそ、本体を買う前に段階を踏む価値があります。無料でできるのはムエットの持ち帰りと、手首につけて丸一日過ごすこと。ここまでで「嫌いではない」ではなく「合う」の判断ができます。

それでも決めきれないときは、小容量やサブスクで数日使ってみるのが確実です。2万円の失敗を数千円で防げるなら安い投資だと思います。ただし候補は3本まで。増やすほど決められなくなります。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

「かっこよくなりたい」を、ファッション・香水・美容・ガジェット・インテリア・仕事・健康まで丸ごと。大事にしているのは、実際に自分で買って使った"本音レビュー"——良い点も悪い点も包み隠さずお伝えします。テーマは「人生を豊かに生き抜く」。MEN'S EDIT を運営、YouTubeでも動画で発信中です。

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