服に扇風機がついている、という発想の道具です。屋外の作業では定着しましたが、誰が着ても涼しくなるかというと、そうではありません。効く条件がはっきりしているので、そこを先に確認してください。
仕組みは汗の蒸発を早めること
冷たい風が出ているわけではありません。外の空気を服の中に取り込んで、汗を蒸発させています。
だから汗をかいていない状態では、ほとんど涼しくなりません。逆に大量に汗をかく場面ほど効きます。
| 状況 | 効き方 |
|---|---|
| 屋外で汗をかいている | 大きく効く |
| 屋内で軽く汗ばむ | 中くらい |
| 汗をかいていない | ほぼ変わらない |
| 湿度が非常に高い | 効きが落ちる |
一番下が弱点です。湿度が高いと汗が蒸発しにくいので、空気を送っても逃げ場がありません。
服の中に空気の通り道がいるか
空気が入っても、出口がないと膨らむだけです。首元と袖口から抜ける設計になっているかを見てください。
効かせるための着方
- 中に着るものは吸湿性のあるものにする
- 裾を絞って空気を逃がさない
- 首元は少し開ける
- 肌に密着しすぎる下着は避ける
1つ目が重要です。肌に直接風を当てるより、汗を吸った布を乾かすほうが効率よく熱を奪えます。
だから素肌の上に着るより、薄い下着を挟んだほうが涼しい。直感と逆ですが、そういう仕組みです。
電池と重さの現実
扇風機と電池を身につけるので、その重さがかかります。動く時間が長いほど、ここが効いてきます。
| 構成 | おおよその重さ | 連続使用 |
|---|---|---|
| 小型のファン2つ | 500グラム前後 | 6〜10時間 |
| 大風量タイプ | 800グラム前後 | 4〜6時間 |
| 電池を大きくした構成 | 1キロ超 | 10時間以上 |
腰に電池をつける形が多いので、ベルトやズボンに負荷がかかります。
一日中着るなら軽さを優先したほうがいい。風量を上げるほど電池の減りも早くなります。
見た目の問題は避けられない
服が膨らむので、体型が分かりにくくなります。これは構造上どうにもなりません。
| 場面 | 使えるか | 理由 |
|---|---|---|
| 屋外の作業 | 使える | そのための道具 |
| 屋外のイベント | 使える | 動く前提の場所 |
| 通勤 | 難しい | 電車内で膨らむ |
| 人と会う仕事 | 難しい | 見た目と音 |
通勤で使いたい人は多いのですが、電車の中では周りに当たります。
移動中は止めて、現場に着いてから動かす、という使い方が現実的です。
探すときの手がかり
服とファンと電池が別売りのことがあります。一式そろって使えるかを確認してください。
洗うときはファンと電池を外します。取り外しが簡単な作りかどうかも、毎日使うなら効いてきます。
洗濯と手入れで寿命が変わる
電気を使う服なので、普通の衣類とは扱いが違います。ここを間違えると一シーズンで壊れます。
扱いの基本
- 洗う前にファンと電池を必ず外す
- 乾燥機は使わない。生地が縮む
- 電池は満充電のまま長期保管しない
- ファンの埃を定期的に落とす
4つ目は効きが落ちる原因になります。埃が詰まると風量が下がるので、シーズン中でも時々確認してください。
オフシーズンに入る前に一度洗って、電池は半分ほど充電した状態でしまうと傷みにくいです。
買う前に確かめる3点
服・ファン・電池が別売りのことがあり、組み合わせを間違えると動きません。
確認する3点
- ファンと服の取り付け口の規格が合っているか
- 電池とファンのメーカーが対応しているか
- 服のサイズは普段より大きめでいいか
3つ目は迷いやすい。空気で膨らむ前提なので、ぴったりのサイズだと空気が入りません。
一式そろったものを買うのが確実です。揃えるつもりなら、同じメーカーで統一してください。
買わないほうがいい人
屋内で座って仕事をする人には向きません。汗をかかない状態では効果が出ないうえ、音と見た目の問題だけが残ります。
湿度の高い場所で使う人も、期待ほどは効きません。浴室のような環境では汗が蒸発しないためです。
それと、短時間の外出には過剰です。着替える手間と持ち運ぶ重さを考えると、1時間程度ならハンディファンで足ります。
効くのは「長時間」「屋外」「汗をかく」の3つが揃ったときです。どれか欠けるなら、別の手段のほうが割に合います。
それと、着ていることが前提の道具です。現場に着くまで脱いでおく使い方だと、持ち運ぶ荷物が増えるだけになります。着たまま移動できる場面かどうかも判断材料に入れてください。
最後に、涼しさの感じ方には個人差があります。汗をかく量が少ない人ほど効きにくい道具なので、周りが良いと言っていても自分に合うとは限りません。可能なら一度借りるか試してから買うほうが確実です。
まとめ
冷たい風は出ません。汗の蒸発を早める道具なので、汗をかかないと効きません。
中に薄い下着を着たほうが涼しくなります。直感と逆ですが仕組み上そうなります。
長時間・屋外・汗をかく。この3つが揃わないなら他の手段のほうが割に合います。
※本記事はプロモーションを含みます









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