買ったのに涼しくならない、という経験は多くの人にあります。製品が悪いこともありますが、多くは使う順番と場所が合っていません。何から手をつけるべきかには、はっきりした優先順位があります。
効き方には順位がある
涼しくするための手段は、効く大きさが違います。小さいものから試すと、いつまでも解決しません。
| 手段 | 効きの大きさ | 費用 |
|---|---|---|
| 室温を下げる | 最も大きい | 電気代 |
| 湿度を下げる | 大きい | 電気代 |
| 風を当てる | 中くらい | 小さい |
| 体を濡らす | 中くらい | ほぼゼロ |
| 冷感グッズ | 小さい | 購入費 |
一番下から始める人が多いのですが、上が整っていないと効果を感じられません。
室温が32度ある部屋で冷感インナーを着ても、涼しくならないのは当然です。
湿度が見落とされている
同じ温度でも、湿度で体感がまったく違います。汗が蒸発できるかどうかが決まるためです。
| 温度 | 湿度 | 体感 |
|---|---|---|
| 28度 | 40% | 過ごせる |
| 28度 | 70% | 不快 |
| 30度 | 40% | やや暑い |
| 26度 | 80% | 蒸し暑い |
一番下を見てください。温度が低くても湿度が高いと不快です。
冷房の設定温度を下げる前に、除湿を試すほうが効くことがあります。電気代も抑えられます。
冷感グッズが効く条件
小さい効果でも、条件がそろえばはっきり感じられます。
効かせるための条件
- 室温がある程度下がっていること
- 汗で濡れていないこと
- 風があること
- 同じ面に触れ続けないこと
2つ目が重要です。汗をかいた状態では接触冷感は機能しません。先に汗を拭いてから使ってください。
3つ目も効きます。扇風機と組み合わせるだけで、単体で使うより体感がはっきり変わります。
場所別に何を使うか
使う場所に合わないものを選んでいることもあります。
| 場所 | 効くもの | 効きにくいもの |
|---|---|---|
| 寝るとき | 敷きパッド・通気のよい寝具 | 首にかけるもの |
| デスク | 卓上の送風・座面のシート | 着るもの |
| 移動中 | 首元を冷やすもの | 寝具向けのもの |
| 屋外の作業 | 汗を蒸発させるもの | 触れて冷たいもの |
屋外で接触冷感の効果が続かないのは、汗と高温で条件が崩れるからです。
屋外では蒸発を使う手段のほうが効きます。濡らしたタオルや、風を送る道具です。
組み合わせで底上げする
単体で足りないなら、重ねると効きます。
冷房と扇風機の併用は定番ですが、設定温度を1〜2度上げても体感が変わらないので電気代の面でも有利です。
冷感グッズは、その土台の上で最後の一押しをする道具だと考えてください。順番を守れば、ちゃんと効きます。
買い直す前に確認すること
効かないと感じたとき、別の製品を買う前に見直せることがあります。
買い直す前に
- 室温と湿度を測ってみる。数字を知る
- 汗を拭いてから使ってみる
- 風と組み合わせてみる
- 洗濯で機能が落ちていないか確認する
1つ目は温湿度計が1つあれば済みます。体感ではなく数字で見ると、何が問題か分かることが多い。
4つ目も見落とされます。冷感加工は洗濯で落ちる製品があり、買ったときより効かなくなっていることがあります。
窓からの熱を止める
部屋が暑い原因の多くは窓です。ここを放置すると何をしても追いつきません。
| 対策 | 効き方 | 費用 |
|---|---|---|
| 遮光カーテン | 大きい | 中くらい |
| すだれ・外側で遮る | 最も大きい | 小さい |
| 窓に貼る断熱材 | 中くらい | 小さい |
| 家具の配置を変える | 小さい | ゼロ |
外側で日射を遮るのが最も効きます。室内に入った熱を冷やすより、入れないほうが効率的です。
西日が入る部屋なら、この対策だけで体感が変わることがあります。
体調との関係
同じ環境でも、体調によって暑さの感じ方が変わります。
暑く感じやすくなる条件
- 睡眠不足
- 水分が足りていない
- 食事を抜いている
- 前日に飲酒した
水分が足りないと汗をかきにくくなり、体温が下がらなくなります。
道具を増やす前に、この4つが当てはまっていないか確認してください。環境が同じでも体感は変わります。特に睡眠不足は体温調節そのものを鈍らせます。暑くて眠れず、眠れないから暑く感じる、という循環になりやすい。
それでも限界はある
まず、体温そのものは下げられません。涼しく感じることと、体が冷えることは別です。暑さで体調を崩す危険は、冷感グッズでは減りません。
次に、感じ方には個人差があります。評判が良い製品でも、汗の量や皮膚の温度によっては効きにくい。
それと、順番を守っても解決しない環境はあります。断熱の弱い部屋や、西日が長時間入る部屋は、道具より窓の対策のほうが効きます。
最後に、我慢する前提で道具を増やすのは危険です。冷房を使わずに乗り切るための道具ではありません。使うべきときは使ったうえで、足りない分を補うものだと考えてください。
あわせて読みたい
- 仕組みから知るなら接触冷感の仕組みの記事もどうぞ。
- 湿度から下げるなら除湿機の記事もどうぞ。
まとめ
効きの大きさは室温>湿度>風>冷感グッズ。順番を守らないと効果を感じません。
汗で濡れていると接触冷感は機能しません。拭いてから使ってください。
涼しく感じても体温は下がりません。冷房の代わりにはなりません。
※本記事はプロモーションを含みます









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