敷きパッドを冷感にしても、頭の周りが暑いままだと寝つけません。頭は熱が集まりやすく、汗もかきます。しかも枕カバーは面積が小さいぶん、変えたときの費用対効果が大きい部分でもあります。
頭が暑いと寝つけない理由
眠りに入るとき、体は深部の温度を下げようとします。そのために手足や頭から熱を逃がす。
枕が熱をため込むと、この放熱が妨げられます。だから体は涼しいのに寝つけない、という状態が起きる。
頭が暑いときに起きること
- 寝つくまでの時間が延びる
- 夜中に目が覚める
- 寝返りが増える
- 朝に汗で髪が湿っている
枕を裏返すと涼しく感じるのは、熱がたまっていない面に触れるからです。つまり熱を逃がせていないという証拠でもあります。
素材ごとの性質
枕カバーは肌に長時間触れる場所なので、素材の差が出ます。
| 素材 | 触れた瞬間 | 汗の扱い | 乾き |
|---|---|---|---|
| 接触冷感の化学繊維 | 冷たい | 吸わない | 速い |
| 麻 | さらっとする | よく吸う | 速い |
| 綿(平織り) | 普通 | 吸う | 遅い |
| タオル地 | 普通 | よく吸う | 遅い |
| ガーゼ | 柔らかい | 吸う | 速い |
汗をかきやすい人は麻かガーゼです。冷感素材は触れた瞬間は気持ちいいのですが、汗を吸わないので髪が湿ったままになります。
組み合わせるという手もあります。冷感の枕パッドの上に薄いタオルを敷けば、冷たさと吸湿の両方が取れます。
枕本体の中身も影響する
カバーだけ替えても、中身が熱をためると効きが薄れます。
| 中身 | 通気 | 熱のこもりやすさ |
|---|---|---|
| パイプ | 高い | こもりにくい |
| そばがら | 高い | こもりにくい |
| 低反発 | 低い | こもりやすい |
| 羽根 | 中くらい | 中くらい |
| 綿 | 低い | こもりやすい |
低反発は体にはよく合うのですが、夏は熱がこもります。
夏だけ通気のよい枕に替える、という使い分けをしている人もいます。枕は寝心地に直結するので、変えるなら高さが同じものを選んでください。
洗う頻度が重要
頭は皮脂が多く、汗もかきます。枕カバーは体に触れる寝具の中で最も汚れやすい。
清潔に保つために
- 夏は2〜3日に一度洗う
- タオルを1枚敷いて毎日替える手も
- 本体も年に数回は洗うか干す
- 汗をかいた日は必ず替える
2つ目が現実的です。カバーを毎日替えるのは大変ですが、タオルなら洗濯の負担が小さい。
枕の汚れは肌荒れの原因にもなります。顔が直接触れるので、背中や胸のニキビが気になる人は特に。
買い足すなら
枕カバーは安く、効果が分かりやすい部分です。寝具を全部替えるより先に試す価値があります。
サイズは枕に合ったものを。大きすぎるとしわが寄って寝心地が落ちます。
2枚あると洗い替えができるので、清潔さを保ちやすくなります。
髪と肌への影響
枕カバーは頭皮と顔に長時間触れます。
見落とされている影響
- 皮脂が残ると肌荒れの原因になる
- 汗で髪が傷む
- 整髪料が残ったまま寝ると蓄積する
- 洗わないと匂いが移る
3つ目は見落とされます。整髪料をつけたまま寝ると、枕に移って翌日また髪に戻ります。
寝る前に洗い流すか、せめてタオルを敷いて毎日替えてください。
サイズと形の選び方
枕に対して合っていないと、寝心地が落ちます。
| 形 | 特徴 | 向いている枕 |
|---|---|---|
| 封筒型 | 出し入れが簡単 | 標準的な枕 |
| ファスナー付き | ずれにくい | 動きの多い人 |
| 巻きつける | 洗いやすい | タオル代わりに |
| 伸縮する | 形を選ばない | 変わった形の枕 |
ずれやすいと夜中に直すことになります。寝返りが多い人はファスナー付きが確実です。
サイズは枕より少し大きい程度が使いやすい。ぴったりすぎると入れにくく、洗濯のたびに面倒になります。色は濃いほうが皮脂の汚れが目立ちません。ただし白いほうが汚れに気づけるので、洗う頻度を保ちたいなら白もありです。素材は洗濯機で洗えるものを選んでください。手洗いが必要なものだと、頻度が確実に落ちます。枕カバーは頻度が命なので、扱いやすさを優先したほうがいい。
うまくいかないとき
枕まわりを変えても暑いなら、原因が別のところにあるかもしれません。
室温と湿度が高すぎると、何を使っても放熱が追いつきません。まず環境を確認してください。
それと、寝る直前の入浴や運動でも体温が上がります。寝る1時間前までに済ませておくと、ちょうど体温が下がる時間帯に眠りに入れます。
髪が長い人は、首元に熱がこもりやすくなります。束ねるだけでも変わることがあるので試してみてください。
枕を替える前に、まずカバーとタオルで試してください。費用が一桁違ううえ、効果が出るかどうかもすぐ分かります。それで足りなければ本体を検討する、という順番が無駄になりません。
枕カバーで解決できるのは、あくまで接触面の話です。部屋全体が暑いなら、そちらが先です。
あわせて読みたい
- 下に敷くものなら冷感敷きパッドの記事もどうぞ。
- 枕本体を選ぶなら枕の記事もどうぞ。
まとめ
頭から熱が逃げないと寝つけません。枕まわりは費用対効果が大きい部分です。
汗をかく人は冷感より麻かガーゼ。冷感素材は汗を吸いません。
枕カバーは最も汚れる寝具です。夏は2〜3日に一度替えてください。
※本記事はプロモーションを含みます









コメント