刺された直後より、その後の扱いで結果が変わります。掻いてしまうと色素が残り、消えるまでに数か月かかることもある。夏のあいだに何度も繰り返す人ほど、順番を知っておく価値があります。
跡が残る流れ
刺されたこと自体では跡は残りません。そこから先の経過で決まります。
| 段階 | 起きていること | この時点でやること |
|---|---|---|
| 刺された直後 | かゆみと腫れ | 冷やす |
| 数時間後 | かゆみが強くなる | 掻かない。薬を使う |
| 掻いてしまった | 炎症が広がる | 傷を作らない |
| かさぶたになった | はがすと色が残る | 触らない |
| 色素が残った | 数か月かけて薄くなる | 日焼けさせない |
分かれ目は3段階目です。ここで掻き壊すかどうかで、跡が残るかが決まります。
つまり対策は「かゆみを止めること」に集約されます。
かゆみを止める順番
掻かないようにと意識するだけでは無理があります。物理的に止めるほうが確実です。
かゆみへの対処
- まず冷やす。保冷剤を布で包んで数分
- かゆみ止めを塗る。掻く前に
- 覆う。絆創膏でも掻けなくなる
- 夜は爪を短くしておく。寝ている間に掻く
3つ目が地味に効きます。覆ってしまえば掻けないので、無意識に掻くのを防げます。
4つ目も重要です。寝ている間の無意識の行動は止められないので、爪のほうを短くしておくと被害が小さくなります。
残ってしまった跡への対処
できてしまった色素沈着は、時間で薄くなります。ただし条件があります。
| やること | 理由 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 日焼けさせない | 紫外線で濃くなる | 跡が消えるまで |
| こすらない | 刺激で色が定着する | 同上 |
| 保湿する | 肌の生まれ変わりを助ける | 毎日 |
| 待つ | 肌の周期に従う | 数か月 |
一番上が最も効きます。跡の部分に日が当たると色が濃くなるので、夏場は覆うか日焼け止めを塗ってください。
こするのは逆効果です。早く消したくて刺激を与えると、かえって長引きます。
刺されないための順番
そもそも刺されなければ跡も残りません。予防のほうが確実です。
| 対策 | 効き方 | 場面 |
|---|---|---|
| 肌を出さない | 確実 | 屋外での作業 |
| 虫除けを使う | 高い | 短時間の外出 |
| 水たまりを減らす | 発生源を断つ | 自宅の周り |
| 色の濃い服を避ける | 中くらい | 屋外全般 |
3つ目は自宅で効きます。植木鉢の受け皿など、少量の水でも発生源になります。
虫除けは汗で流れるので、塗り直す前提で考えてください。
手元に置いておくもの
刺されてから買いに行くと、その間に掻いてしまいます。先に用意しておくのが結局早い。
外に持ち出す分と家に置く分を分けておくと、刺された直後に対処できます。
冷やすものも用意しておくと、薬を塗る前の段階で楽になります。
子どもと大人で違うところ
同じように刺されても、反応の出方が違います。自分の体質を把握しておくと対処が早くなります。
| 体質 | 出方 | 対処の重点 |
|---|---|---|
| 腫れが大きい | 半日以上腫れが続く | 早く冷やす |
| かゆみが強い | 数日かゆみが残る | 覆って掻かせない |
| 跡が残りやすい | 色素が濃く残る | 日に当てない |
| 反応が軽い | 翌日には引く | 放置でよい |
反応が強く出る人は、刺されてから対処するより予防に寄せたほうが結果が良くなります。
毎年同じように跡が残るなら、自分は3行目の体質だと思って、刺された直後から日に当てないようにしてください。
跡が薄くなるまでの目安
どれくらいで消えるのかが分かると、待てるようになります。
| 状態 | 薄くなるまでの目安 |
|---|---|
| 掻かずに済んだ | 1〜2週間 |
| 少し掻いた | 1〜2か月 |
| 掻き壊した | 3〜6か月 |
| 跡が盛り上がった | 年単位。自然には消えにくい |
肌が入れ替わる周期があるので、それより早く消えることはありません。
一番下は自然には戻りにくい状態です。気になるなら、市販のもので粘るより早めに皮膚科で相談したほうが選択肢が残ります。
自分で対処しないほうがいい場合
刺され跡が大きく腫れて熱を持つ場合は、普通の虫刺されとは違う可能性があります。
また、刺された覚えがないのに同じような跡が増えていく場合も別の原因を疑ってください。
跡が半年以上まったく薄くならない場合も、自然に消えるものではないかもしれません。
市販のもので対処できるのは、かゆみと初期の炎症までです。そこを超えたら皮膚科のほうが早いし、確実です。跡を残さないという意味でも、早めに相談したほうがいい。
それと、跡を早く消そうとして市販の美白をうたうものを重ねるのは勧めません。刺激で炎症が長引くことがあります。守って待つ。これが一番早い方法です。
最後に、刺されない工夫が一番の対策です。跡の対処を覚えるより、虫除けを持ち歩くほうが結果的に楽で確実です。特に夕方の屋外は刺されやすい時間帯なので、その時間に外に出る予定があるなら先に塗っておいてください。
あわせて読みたい
- 刺されない対策なら虫除けの記事もどうぞ。
- 日焼けの跡なら日焼け後のケアの記事もどうぞ。
まとめ
跡が残るかは掻くかどうかで決まります。覆ってしまうのが確実な対策です。
残った跡は日に当てると濃くなります。消えるまで覆うか日焼け止めを。
こすって早く消そうとすると逆効果です。刺激が色を定着させます。
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