歯磨き粉の棚にはたくさんの種類が並んでいます。何を基準に選べばいいかが分かりにくい売り場です。
見る場所は決まっています。フッ素の濃度と研磨剤の有無。この2つで大半の判断ができます。
この記事でわかること
- フッ素の濃度という基準
- 研磨剤をどう考えるか
- 泡立ちが磨けている証拠ではないこと
- 目的別の選び方
フッ素の濃度を見る
歯磨き粉に配合されるフッ素は虫歯を防ぐ方向で効能が認められています。
濃度はppmという単位でパッケージに書かれています。日本では上限が定められていて1450ppmまで。
高いほうが効きやすいとされるので、成人なら1450ppmを選ぶのが素直な判断になります。書かれていない製品もあります。
表示名
| 表示名 | 中身 |
| フッ化ナトリウム | 最も一般的 |
| モノフルオロリン酸ナトリウム | 同じくフッ素化合物 |
| フッ化第一スズ | 殺菌の働きも |
| 濃度(ppm) | パッケージのどこかに書かれる |
成分名だけでは濃度が分かりません。ppmの数字を探すのが確実です。
うがいを控えめに
磨いたあとに何度もうがいをするとフッ素も流れます。口に留まる時間が短くなる。
少量の水で1回程度、という方法が挙げられます。吐き出すだけというやり方もあります。
味が残るのが気になるかもしれませんが、残すほうが目的に合っています。
研磨剤の役割
研磨剤は着色汚れを削り落とすものです。「清掃剤」と書かれていることもあります。
着色が気になるなら意味がありますが、強く磨けば歯の表面も削れます。毎日大量に使うものではない。
歯茎が下がってきている人や知覚過敏がある人は研磨剤の少ないものを選ぶほうが無難です。
泡立ちは磨けた証拠ではない
発泡剤が入っているとすぐ泡だらけになります。磨けた気になって早く終わるという問題があります。
泡の量と汚れの落ち具合は関係がありません。時間と当て方が実際には効きます。
泡が邪魔なら低発泡のものもあります。じっくり磨きたい人には向く。
目的別の選び方
| 目的 | 見る場所 |
| 虫歯を防ぐ | フッ素1450ppm |
| 着色を落とす | 研磨剤あり。ただし使いすぎない |
| 歯茎の状態が気になる | 医薬部外品の有効成分 |
| 知覚過敏 | 専用の成分が入ったもの |
| 口臭 | 殺菌成分。ただし原因の対処が先 |
全部を1本で賄おうとするとどれも中途半端になりがちです。
優先順位を決めて1つに絞る。2本を朝晩で使い分けるという方法もあります。
医薬部外品という枠
歯磨き粉にも化粧品と医薬部外品があります。有効成分が入っていれば効能を表示できる。
「歯周炎を防ぐ」「歯肉炎を防ぐ」といった表示は医薬部外品だけが書けます。
パッケージの区分表示を見る。スキンケアと同じ読み方がここでも使えます。
量の目安
たくさん付けると泡だらけになって早く終わってしまいます。
成人で2cm程度という目安が示されることが多い。思っているより少ないかもしれません。
少なくてもフッ素は行き渡ります。磨く時間のほうが結果を決めます。
ジェルとペースト
ジェルタイプは研磨剤が入っていないものが多い。歯の表面を削らないのが利点です。
ペーストは着色汚れに対応しやすいものが多い。目的で選ぶという判断になります。
使い分けるなら普段はジェル、週に数回ペーストという組み合わせもあります。
子どもと共用しない
子ども用はフッ素の濃度が低く設定されています。年齢に合わせた基準があるためです。
大人用を子どもに使わせるのは避けたほうがいい。逆も同じで大人が子ども用を使っても濃度が足りません。
容器と保管
チューブの口が歯ブラシに触れると菌が付くことがあります。家族で共用しているなら特に。
浴室や洗面所は湿度が高い。キャップを閉めるだけでも違います。
研磨剤を毎日使うと
歯の表面は一度削れると戻りません。エナメル質は再生しないためです。
着色が気になるからといって毎日強く磨くとかえって着色しやすくなるという見方もあります。表面が粗くなるためです。
週に数回にとどめる、力を入れない。スキンケアの削りすぎと同じ構造です。
物足りないと感じる点
この記事の結論は「フッ素1450ppmを選んでうがいを控えめに」というだけの話です。
ただ、歯磨き粉に期待できることは限られています。磨き方と歯間の掃除のほうが結果には効きます。
道具を替えるより時間と当て方。ここはスキンケアと同じ構造だと思っています。
研磨剤の表示名
全成分では「炭酸Ca」「無水ケイ酸」「リン酸水素Ca」あたりが研磨剤にあたります。
「清掃剤」というまとめ方をしていることもある。入っていないものはその記載が無いので見分けられます。
味と続けやすさ
辛すぎる、甘すぎる。味が合わないと磨く時間が短くなります。
毎日2回使うものなので続けられる味を選ぶのは実用的な判断です。成分が同等なら好みで選んでいい。
液体タイプと洗口液
液体の歯磨き(デンタルリンス)と洗口液(マウスウォッシュ)は用途が違います。
前者は磨く前に使い、そのあとブラシで磨く。後者は仕上げに使うものです。パッケージの指示に従う。
どちらも磨くことの代わりにはなりません。物理的に落とす工程は必要です。
ppmの数字を探す
歯磨き粉はフッ素の濃度と研磨剤の有無で選べます。成人なら1450ppm。
磨いたあとのうがいは控えめに。研磨剤は毎日強く使わない。清潔感まわりの話はメンズ美容の基本ガイドにもまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます






コメント