毛100%のものから、ポリエステルと半分ずつのものまで、今回僕が選んだ5ブランドのスーツは表地の中身がこれだけ違います。この記事では、その5着を生地で比べていきます。ブランド名だけでは、何が違うのか見分けがつきません。中には、マッキントッシュ ロンドンのように原毛の細さを18.25μmまで出しているスーツもあります。
この記事で分かること
- 5ブランドのスーツで、生地の持ち味がどう違うか
- 暑い時期向け、柄もの、3ピースなど、自分に合う1着
- 届いてすぐ着られるか、お直しが要るか
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
5ブランドの生地の違い

まずは5着を表で並べます。いちばん右の列は、その生地が何を得意にしているかです。
| スーツ | 表地 | 生地の持ち味 |
|---|---|---|
| SHIPS 御幸毛織 FOUR SEASONS ソリッド | 毛100%(Super130’s) | 丈夫で仕立て映えするハリコシとしなやかさ |
| TOMORROWLAND BRITISH TEX DORMEUIL | ウール100% | 軽くて通気性があり暑い季節向け |
| Paul Smith SOHO テクスチャードチェック | 毛97%・ポリウレタン3% | バスケット織りのような表面感のチェック |
| TAKEO KIKUCHI シャイニーヘリンボン 3ピース | 毛50%・ポリエステル50% | 光沢加工したヘリンボン・一見無地に見える |
| MACKINTOSH LONDON NEW BRIDGE シャークスキン | 羊毛100%(Super110’s) | 滑らかで適度な光沢とドレープ性 |
表を見ると、同じウールでも混ぜているものがかなり違います。ウールだけで織った生地が3着。ポリウレタンを3%足したものが1着、ポリエステルと半分ずつのものが1着です。
肩まわりの作りも、ブランドでかなり違います。タケオキクチは、男らしく盛り上がった肩が特徴です。マッキントッシュ ロンドンは、軽い芯材とパッドで柔らかく見せるナチュラルショルダーです。肩の印象で選びたい方は、この2着を見比べてみてください。
どれを選ぶか迷ったら、下の振り分けから入ってみてください。
目的で選ぶ5着
- ハリのある生地を長く着たい → SHIPS
- 暑い時期に着る1着がほしい → TOMORROWLAND
- 柄で自分らしさを出したい → Paul Smith
- 初めてのスーツを3ピースでそろえたい → TAKEO KIKUCHI
- 光沢のある定番の柄がほしい → MACKINTOSH LONDON
おすすめのスーツブランド5選
ここからは1着ずつ、生地と仕立ての特徴を見ていきます。体型に合わせた着方が気になる方は、体型に合うスーツの着方も合わせて読んでみてください。
SHIPS 御幸毛織 FOUR SEASONS ソリッド スーツ
SHIPSのこのスーツは、生地の話から始めたほうが早い1着です。日本の服地メーカー、御幸毛織と一緒に作ったオリジナル生地を使っています。
原料はSuper130’sの高密度ウール100%です。上質な原料をぎっしり敷き詰めて織ることで、丈夫で仕立て映えするハリコシと、しなやかさを両立させています。スーツの生地で迷うのは、しなやかさを取るか、丈夫さを取るかというところですよね。その両方を1枚に持たせたのが、この御幸毛織の服地です。
ねらった風合いは、英国生地の仕立て映えと耐久性に、イタリア生地のような高級感を足したもの。英国かイタリアか、どちらの生地にするかで迷っている方には、ちょうど間を取った選び方になります。
裏地はキュプラ100%で、価格は94,600円(税込)です。名前にはFOUR SEASONSと付いています。ブランドの名前だけでなく、生地がどこで生まれたかまで気にしたい方に合うスーツです。
仕事で毎日のように着る1着を、丈夫な生地で選びたいと考えているなら、候補の最初に入れておいて損はありません。
TOMORROWLANDのBRITISH TEX DORMEUIL 2Bスーツ
暑い季節に着るスーツを探しているなら、トゥモローランドのこの1着を見てください。
生地は、DORMEUIL社とトゥモローランドが一緒に開発した専用素材のBRITISH TEXです。ドライタッチで通気性があり、暑い季節や温暖な気候で着ることを考えた服地として作られました。軽いのに、手触りに独特の感じがあるのも特徴です。
表地はウール100%です。ウール繊維がもともと持っている弾力を生かしたナチュラルストレッチが入っています。夏用のスーツは、軽いぶん頼りなく見えないかが気になりますよね。この服地は、仕立て映えのよさと耐久性まで考えて設計されています。
デザインは2ボタン、ノッチドラペル、サイドベンツの基本形です。ゴージラインとラペルをやや低めにして、今っぽい表情に寄せています。シルエットは程よくシェイプの効いた8DROP。パンツはノープリーツで、ほどよくテーパードが効いています。職人のアイロンワークでクセ取りまでしてある、手のかかった1着です。
価格は143,000円です。秋のうちに選んでおけば、来年の夏に向けて丈直しまで済ませておけます。夏場のスーツが重くてつらい、という方は候補に入れてみてください。
TOMORROWLAND ウール シングルブレステッド 2Bスーツ BRITISH TEX DORMEUIL
参考価格 143,000円前後
英国生地のしっかりした張りで、きちんと感を出したい人に。
Paul Smith SOHO テクスチャードチェック シングル2Bスーツ
紺やグレーの無地では少し物足りない、という方に見てほしいのがポール・スミスのこのスーツです。
柄は、複雑な柄感で見せるチェックです。バスケット織りのような表面感をもたせた生地で、奥行きのある表情に仕上げています。無地にはない柄の深みが、このスーツのいちばんの見どころです。
ジャケットの内側には、シックな色の裏地を付けています。落ち着きを感じさせる、上品なアクセントです。
モデルはSOHO。体に程よくフィットするシルエットで、仕事の装いに品と華やかさを足してくれます。チェックのスーツを仕事に着ていいのか迷うところですが、このモデルはもともとビジネスの装いに合わせる前提で作られています。
表地は毛97%とポリウレタン3%で、ポリウレタンが入っているのは5着の中でこのスーツだけです。裏地はキュプラ、ベトナム製。価格は88,000円(税込)でした。
無地のスーツはもう持っていて、2着目か3着目に柄ものを足したい。そんな方の候補になる1着です。柄ものを1着持っておけば、紺やグレーのスーツが続く週にも見た目に変化をつけられます。
Paul Smith “SOHO” テクスチャードチェック シングル2Bスーツ
参考価格 88,000円前後
無地の紺やグレーでは物足りず、柄で自分らしさを出したい人に。
TAKEO KIKUCHI シャイニーヘリンボンの3ピーススーツ
初めてのスーツを1着だけ買うなら、タケオキクチの3ピースから入るのも手です。ファーストスーツにぴったりの3ピースとして作られました。価格は59,400円。
柄は、定番のヘリンボーンに光沢加工をかけたものです。ヘリンボンがシャドーのように見えるので、ぱっと見は無地のスーツに近い印象です。無地を探している方でも選びやすい柄だと思います。
型はブリティッシュモデルです。いちばんの特徴は、男らしく盛り上がった肩。英国らしい威厳と品のある見た目を狙っています。ジャケットは2つボタン、ノッチドラペルの総裏仕様。パンツはすっきり見えるノータックです。
袖口にもひと工夫あります。縫い代を多めに残して、釦ホールに見立てた千鳥掛けにしているので、袖は袖口側から直せます。肩の形にこだわったスーツなので、肩でお直しをしなくて済むようにした作りです。もちろん、そのままでも着られます。
表地は毛とポリエステルを50%ずつ使っています。光沢加工とあわせて、上品な生地の見え方に力を入れた素材です。
社会人になって最初の1着を、上下だけでなく3ピースでそろえたい方に向いています。
MACKINTOSH LONDON NEW BRIDGE シャークスキンスーツ
マッキントッシュ ロンドンのNEW BRIDGEは、ブランドを代表するモデルです。このブランドのスーツを初めて選ぶなら、まずここから見ておくと迷いません。
生地は、Super110’s(18.25μm)の原毛を繊細に織ったものです。品質と耐久性のバランスが取れた原毛です。柄はシャークスキン。斜めに細かなジグザグが入っていて、サメの肌のように見えることからこの名前が付きました。
シャークスキンは、オーソドックスなスーツの代表的な素材です。滑らかで、適度な光沢とドレープ性が持ち味。光沢と聞くとギラつきが気になるかもしれませんが、ここでの光沢はあくまで適度なものです。定番の柄で1着そろえておきたい方に合います。
肩は、軽い芯材とパッドを使ったナチュラルショルダーです。柔らかな印象の肩に、スマートなテイパードシルエットのトラウザーズを合わせています。軽快さとエレガンスの両方を持たせた、今のテイラリングらしい1着です。
着用の推奨シーズンはオールシーズン。表地は羊毛100%で、裏地にはキュプラを使っています。5着の中で日本製はこのスーツだけ。価格は92,400円です。
季節を選ばずに着られる定番を、日本製で1着持っておきたい方には、このスーツをすすめます。
MACKINTOSH LONDON NEW BRIDGE Super110’s シャークスキンスーツ
参考価格 92,400円前後
商談や会議で、落ち着いた光沢のある定番の一着を選びたい人に。
ブランドごとにもっと見る
- SHIPSのスーツSHIPSのスーツをさらに詳しく紹介しています
- トゥモローランドのスーツトゥモローランドのスーツをさらに詳しく紹介しています
裾や袖のお直しは要る?

買う前にひとつだけ見てほしいのが、届いたその日に着られるかどうかです。
表の注記に書いたとおり、SHIPSとトゥモローランドは、裾を直してから着る前提で売られています。SHIPSはそれに加えて、袖のボタン付けも必要です。
入社式や面接のように、着る日が先に決まっている方もいますよね。そういうときは、お直しに出す時間まで見込んで注文してください。ポール・スミスは、裾上げなどのお直しを一部の店舗で有料で受けています。近くに店舗があるかも、合わせて見ておくと安心です。反対に、タケオキクチはそのままでも着られると書かれています。着る日から逆算して、お直しが要るかを確かめておいてください。買う前に見るのは、この1点だけで大丈夫です。
※本記事はプロモーションを含みます

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