机を照らす照明です。明るさの数字だけを見て選ぶと、手元が影になったり目が疲れたりします。見るべき数字を整理します。
見るべきは3つの数字
デスクライトの性能は、3つの数字で見当が付きます。
| 数字 | 意味 | 目安 |
|---|---|---|
| ルーメン(lm) | 光の総量 | 400〜800lm |
| ルクス(lx) | 机の面での明るさ | 500〜1000lx |
| 演色性(Ra) | 色の見え方の正確さ | Ra80以上、できればRa90以上 |
見落とされやすいのが演色性です。同じ明るさでも、光に含まれる色の成分が偏っていると物の色が正しく見えません。数値が低い光の下では、目が色を判別しようとして疲れます。
光の広がりも重要です。1点から強く照らすタイプは影が濃く出るので、書き物をすると手の影が邪魔になる。横長の面で光るタイプのほうが影が薄くなります。
色温度を変えられると使い分けができます。昼白色(5000K前後)は集中したいとき、電球色(3000K前後)は寝る前。夜に白い光を浴びると寝つきに影響することが知られています。
画面を見る作業では、机だけでなく周囲も明るくしたほうが目が楽です。暗い部屋で机だけ明るいと、明暗の差が大きくなって疲れます。
買う前に決めること
買う前に測っておくこと
- 置き場所:クランプ式は天板の厚みに制限がある。据え置き式は台座の面積
- 電源:10〜20W。USBのものもある
- アームの可動域:画面の上まで届くか
- 調光段階:無段階か、何段階か
時間で元を取れるか
便利な道具を買うかどうかで迷ったとき、今その作業に何分使っているかを先に数えると判断しやすくなります。感覚で「面倒だ」と思っている作業が、実は数分しかかかっていないこともあるからです。
目の疲れをごまかすのにに1回10分、週5回かかっているとします。
| 時間 | |
|---|---|
| 1週間 | 約50分 |
| 1年 | 約43時間 |
年間43時間です。この時間を取り戻すためにいくらまで払えるかを考えると、金額の判断がしやすくなる。時給2千円で働いている人なら、この時間には9万円分の価値があることになります。
ただし浮いた時間が本当に別のことに使われるかは別の問題です。家事が減っても、その時間で動画を見て終わることもある。そこまで含めて正直に考えたほうが、買ったあとの満足度は高くなります。
もう一つ数えておくといいのが、置き場所です。家賃を面積で割ると、1平方メートルあたりの月額が出ます。都市部の賃貸なら3千円から5千円ほど。大きな家電は、その場所の家賃をずっと払い続けることになります。
値段の差はどこに出るか
この種類の製品は、おおむね3千円から2万5千円の幅で売られています。同じ棚に並んでいても、値段の差には理由があります。
| 価格帯 | 中身の違い |
|---|---|
| 3千円前後 | 固定の明るさ・演色性の記載なし |
| 2万5千円前後 | 無段階調光・色温度可変・Ra95以上 |
安いほうが悪いというわけではありません。使う頻度が低いなら、下の価格帯で十分に足ります。毎日使うかどうかを先に決めると、どちらを選ぶべきかが見えてきます。
維持にかかる費用
消費電力を15Wとして、1日5.0時間使った場合の電気代を出しておきます。
| 電気代 | |
|---|---|
| 1時間あたり | 約0.5円 |
| 1日(5.0時間) | 約2円 |
| 1か月 | 約70円 |
電気料金を1kWhあたり31円として計算しています。契約している会社と時間帯で変わるので、目安として見てください。
消費電力が小さいので、電気代はほとんど問題になりません。
弱いところも書いておく
物が増えることは、それ自体が負担になります。置き場所を取り、掃除の手間が増え、使わなくなったときに捨てる面倒まで含めて買い物です。
「便利になるはず」で買ったものが押し入れに入る確率は、自分で思っているより高い。今その作業に何分かけているかを数えてから決めると、外しにくくなります。
処分にも費用がかかります。家電リサイクル法の対象になるものは引き取りに数千円、そうでないものも粗大ごみとして数百円から千円台。買うときの値段だけでなく、手放すときの値段も込みで考えると、「とりあえず安いものを」という選び方が必ずしも得ではないことが分かります。
壊れたときにどうするかも決めておいたほうがいい。修理に出すのか買い替えるのかで、選ぶべきメーカーが変わります。部品の供給年数を公開しているメーカーは、長く使う前提の人には安心材料になります。
明るすぎても疲れます。周囲との明暗差が大きいと目が調整を繰り返すので、部屋全体の照明と合わせて考える必要があります。
安い製品は演色性を公開していないことが多い。記載がないものは低いと考えたほうがいいので、長時間使うなら数字が出ている製品を選んだほうが安全です。
保証と処分まで見ておく
保証期間は製品によって1年から5年まで幅があります。モーターやバッテリーが入っているものは消耗するので、買う前に保証の年数と対象範囲を確認しておいたほうがいい。
通販で買う場合、返品条件も見ておく価値があります。開封後は返品不可という店が多いなかで、一定期間の返品を認めている店もあります。大きさや音は現物を見ないと分からないので、この差は小さくありません。
家電量販店が付ける長期保証(5年・10年)を使うかどうかも判断が要ります。料金は本体価格の5%前後が相場で、モーターやヒーターが入った機械には意味があることが多い。一方で、数年で買い替える前提のものに長期保証を付けるのは払いすぎです。自分がその製品を何年使うつもりかで決めるといいと思います。
初期不良の対応期間も見ておく価値があります。届いてすぐに動かして確かめる、という手間を惜しむと、交換できる期間を過ぎてしまうことがある。大きな家電ほど開封が面倒ですが、早めに動作を確認したほうが安全です。
机の下の配線が片づいていないなら、電源タップの記事もあわせてどうぞ。
読み終えたあとに
デスクライトは1万円前後前後の買い物になります。毎日使うものかどうかで、払う価値がまるで変わってきます。
使う頻度を先に数えてから決めると、押し入れ行きになりにくい。
※本記事はプロモーションを含みます

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