辛いスパイスが前に出る、甘くない薔薇です。出だしはピンクペッパーとクローブのはっきりした刺激、中盤はローズとアルデヒドで名前どおりのバラの実になり、3時間を過ぎるとシダーとムスクが肌に静かに残ります。薔薇の香水は甘いものだと思って避けてきた人に向く1本です。
ピンクペッパーは、香水で脇役として使われることが多い素材です。この1本はそれを主役に据えています。公式がジャズに喩えて説明している構成を見ていきます。
この記事でわかること
- ベ ローズ26がどんな香りか(スパイスと薔薇の関係)
- トップからラストまでの移り変わりと、余韻の長さ
- 合う場面と、職場や夏が△になる理由
- 容量ごとの価格と、期間限定の買い方
結論:甘くない薔薇を探しているなら答えになる
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
| 香りの良さ | ★★★★★ | 辛さが強いぶん薔薇が甘く沈まない |
| ユニセックス度 | ★★★★★ | 薔薇を中性的に使える構成 |
| 持続時間 | ★★★★★ | 後半は静かだが余韻は長い |
| 被りにくさ | ★★★★★ | 都市限定で持っている人が少ない |
薔薇の香水として探すと、期待とはずれます。主役はピンクペッパーで、そこにクローブの辛さが重なるため、甘さより刺激が先に立つ。それでも中盤にはグラース産のローズが顔を出し、名前どおりのバラの実に着地する。薔薇を甘くせずに使いたい人にとっては、この構成がそのまま答えになります。
難点は価格と入手のしにくさです。50mLで52,250円、しかもシティ エクスクルーシブの1本で、日本で買えるのは2026年9月30日までの期間限定。安い買い物ではないぶん、人と被る心配はまずありません。冒頭のクローブを受け入れられるかどうかだけは、店頭の10分で確かめておきたい。
ル ラボ ベ ローズ26の基本情報
| ブランド | ル ラボ |
| 商品名 | ベ ローズ26 |
| 容量・価格 | 15mL:22,990円/50mL:52,250円/100mL:76,560円 |
| 香調 | トップ:ピンクペッパー、クローブ / ミドル:ローズ アブソリュート(グラース産)、アルデヒド / ラスト:シダー、ムスク |
| 系統 | スパイシー・フローラル(薔薇を中性的に使う型) |
| 題材 | 名前のベ ローズはフランス語でバラの実。26は配合原料の数 |
| 取り扱い | シティ エクスクルーシブ(本来はシカゴの店舗のみ)。2026年9月30日まで日本の公式オンラインと直営店で期間・数量限定 |
香りの構成
ピンクペッパーはコショウ科ではなく、ウルシ科の木の実です。フランス語の名前はベ ローズ、訳せばバラの実。黒コショウより刺激が穏やかで、バラのような甘さと柑橘に近い明るさを併せ持ちます。その二面性を軸に何を組んだかが、この表です。
| 原料 | 役割 |
|---|---|
| ピンクペッパー | 主役。甘いスパイス |
| クローブ | 強いスパイス |
| アルデヒド | 清潔な輝き |
| シダー | 乾いた木 |
| ローズ アブソリュート(グラース産) | 花の華やかさ |
| ムスク | 肌に残す |
公式はこの構成をジャズに喩えています。辛みの強いスパイスがアップビートな面、穏やかな部分が心地よい面。ピンクペッパーにグラース産のローズを重ねることで、名前どおり「バラの実」の印象が立ち上がる。
名前の26は、配合されている原料の数です。サンタル33なら33種類。多いほど良いという意味ではなく、この香りを作るのに何を要したかという記録です。
香りの移り変わり
スパイスから花へ、花から木へ。時間で三段に移ります。
トップ:ピンクペッパーとクローブがはっきり辛い
最初に立つのはピンクペッパーとクローブの刺激です。黒コショウより穏やかとはいえ、この段階でははっきり辛い。同時に柑橘に近い明るさも瞬くので、重い辛さにはなりません。クローブの薬めいた気配も混ざるため、出だしだけで判断すると印象が偏る。
ミドル:ローズとアルデヒドで「バラの実」になる
1〜3時間はローズとアルデヒドの時間です。グラース産のローズ アブソリュートの華やかさに、アルデヒドの清潔な輝きが重なる。スパイスの向こうから花が顔を出して、名前の「バラの実」がここで腑に落ちます。甘さはあるのに甘ったるくならないのは、ピンクペッパーの辛さが下に残っているからです。
ラスト:シダーとムスクの長い余韻
3時間を過ぎるとシダーの乾いた木が土台になり、ムスクが肌に香りを残します。公式が「終わりのない余韻」と書くとおり、後半は静かに長い。秋冬の冷えた空気の中だと、この余韻がいちばん映えます。夜の外出に◎が付くのも、この長さがあってこそです。
向いている人
| こういう人 | 相性 |
|---|---|
| スパイスの効いた香りが好き | ◎ |
| 薔薇を中性的に使いたい | ◎ |
| 秋冬に使いたい | ◎ |
| 穏やかな香りが好み | △ |
| 職場で使いたい | △ |
薔薇が入っていますが、スパイスが強いので甘くなりません。
薔薇の香水を試したいが甘いのは避けたい、という人に向きます。
逆に、終始おだやかに香ってほしい人には不向きです。職場が中心なら、休日や夜の外出に回すのが現実的でしょう。
どんな場面でどう着るか
主戦場は秋冬の夜です。冷えた空気の中でスパイスの輪郭が立ち、レザーやウールの重さと釣り合います。日が落ちてからの外出でいちばん様になる1本。
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 夜の外出 | ◎ |
| 秋冬 | ◎ |
| 休日 | ○ |
| 職場 | △ |
| 夏 | △ |
夏と職場が△なのは、冒頭の刺激の強さが理由です。暑い時期にどうしても使うなら、量を控えめにして様子を見るのが安全策。服は濃い色、素材は重めを選ぶと香りの輪郭とそろいます。
合わせやすい服
- 濃い色
- レザー
- ウール
- きれいめの服
秋冬の夜に着る当てがあるなら、在庫と価格は早めに見ておきたい。なにしろ期間限定の1本です。
難点
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 冒頭の刺激が強い | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 期間限定 | 大 |
| アルデヒドが苦手な人がいる | 中 |
クローブは歯医者の薬を連想させることがあります。
この素材が苦手だと、最初の数十分がつらい。
50mLで52,250円という金額を考えると、冒頭の印象は確認しておきたい。
ただし辛さが前に出るのは冒頭だけで、1〜3時間はローズとアルデヒドの時間に変わります。最初の数十分を越えられるなら、その先は薔薇の香りとして楽しめる。価格と期間限定も動かせない条件ではありますが、裏を返せば、人と被らない香りを探している人には選ぶ理由になります。
買い方
シティ エクスクルーシブという都市限定の枠の1本で、本来はシカゴの店舗でしか買えない香りです。
ただし2026年9月30日までは期間・数量限定で、日本の公式オンラインと直営店でも取り扱いがあります。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 15mL | 22,990円 |
| 50mL | 52,250円 |
| 100mL | 76,560円 |
クラシックコレクションより2割ほど高い価格です。50mLで5万円台になります。
| 買い方 | 利点 | 注意 |
|---|---|---|
| 期間中に公式で買う | 定価で確実 | 期間が終わると買えない |
| 現地の店舗 | 定価 | 行く機会が要る |
| 通販の並行輸入 | いつでも買える | 価格が上がる・状態が読めない |
期間が終わると、次にいつ日本で買えるかは分かりません。気に入ったなら期間中に決めたほうが確実です。
冒頭のクローブが受け入れられるかが最大の判断点です。
店頭で最初の10分を確認するだけでも、合うかどうかはかなり分かります。
薔薇が入っていることは、説明を読まないと分かりません。
スパイスが前に出るので、薔薇の香水を探している人はこの1本を見落とします。
逆に、薔薇が苦手な人でもこれなら使えるということがあります。
薔薇の香水として探すと期待とずれるが、スパイスの効いた1本として見ると評価が変わる。どちらの目で見るかで、この香水の位置づけは大きく動く。
あわせて読みたい
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まとめ:薔薇の香水ではなく、スパイスの1本として選ぶ
ピンクペッパーはウルシ科の木の実で、スパイスでありながら花の甘さを持ちます。
クローブとローズを合わせ、公式はジャズに喩えて説明しています。
薔薇が入りますが、スパイスが強いので甘くなりません。
冒頭のクローブが受け入れられるかが最大の判断点です。
容量は15mL・50mL・100mLの3つで、それぞれ22,990円、52,250円、76,560円です。1mLあたりで見ると大きい容量ほど安く、秋冬の夜に絞って使うなら小さい容量から入る手もある。どれくらいの頻度で着るかから逆算すれば、金額の大きさに引きずられずに選べます。
日本で買えるのは2026年9月30日までで、それを過ぎると次にいつ扱われるかは分かりません。期間限定という条件は落ち着いて選びにくい半面、迷っている人には決める理由にもなります。スパイスの効いた1本として見れば、秋冬の夜に頼れる香りです。
※本記事はプロモーションを含みます









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