甘さのない、煙と革の香りです。出だしはナツメグとジンジャーの乾いた刺激、中盤からカシュメランの粉っぽい煙が中心に立ち、最後はベチバーとインセンスの土っぽさが長く残ります。革の香水は硬いと感じて避けてきた人に向く1本。
甘さのない、煙と革の香りです。革の香水は硬いと感じて避けてきた人、いませんか。結論から言うと、SHIRO PERFUMEのスモーク レザーが写しているのは革製品ではなく、革をなめしている最中の情景です。出だしはナツメグとジンジャーの乾いた刺激、中盤からカシュメランの粉っぽい煙。僕はこれを持っていませんが、SHIROで最も男性側に寄った秋冬の夜向きの1本です。
この記事でわかること
- 題材が革製品ではなく革をなめす工程だということ
- ナツメグからカシュメラン、ベチバーへと動く香りの流れ
- 秋冬の夜に向き、夏の日中には向かない理由
- 50mLで11,203円という値段と、4,180円のフレグランスシリーズとの差
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:スモーク レザーは革ではなく「なめす工程」を写した1本
総合評価:3.3 / 5.0 ★★★☆☆
公式の説明は「レザーを丁寧になめす情景をイメージした、スモーキーであたたかみのあるセクシーな香り」。
ここが肝心なところです。完成した革製品の匂いではなく、革を作っている最中を題材にしている。だから煙と熱が入ります。革の香水が硬くなりがちなところに、工程の温度が加わった形です。
さらに「視界に広がる煙立つ火山の力強さとたくましさを感じながら、革素材を丁寧になめしていく情景」とも表現されています。火山という言葉が出てくるあたりが、この香りの重心です。
SHIRO スモーク レザーの基本情報
| ブランド | SHIRO(1989年に北海道の砂川で始まった会社) |
| 商品名 | スモーク レザー(SMOKED LEATHER) |
| ライン | SHIRO PERFUME(調香師の作家性を出したライン) |
| 容量 / 価格 | 50mL:11,203円 / 100mL:16,005円 |
| 調香師 | スペイン人と日本人の男性2人 |
| 香調 | 最初:ナツメグ、ジンジャー / 中盤:カシュメラン / 最後:ベチバー、インセンス |
| 系統 | スモーキーなレザー(SHIROの中では男性側) |
| 題材 | 革をなめす工程。煙立つ火山の情景 |
| 持続時間 | 公表値で約5〜6時間 |
香りの構成:乾いたスパイスから、煙と土へ
| 段階 | 原料 | 役割 |
|---|---|---|
| 最初 | ナツメグ、ジンジャー | スパイスの刺激。乾いた入り口 |
| 中盤 | カシュメラン | スモーキーさ。この香りの中心 |
| 最後 | ベチバー、インセンス | 土と香煙。長く残る部分 |

カシュメランは合成香料で、ムスクとウッディの中間のような粉っぽく温かい質感を持ちます。煙を表現するときによく使われる素材で、天然の煙のような刺すきつさがありません。
ベチバーはイネ科の植物の根から採る原料です。土や煙のような匂いを持ち、香水では下支えとして重宝されます。ここにインセンスが重なることで生まれるのは、工房の中の空気のような密度です。
2人の男性調香師が組んだ香り
スペイン人と日本人の男性調香師が2人で手掛けたと明かされています。
誰が作ったかを公開しているのも、このラインの特徴です。国籍や性別、着想の元まで書かれている香りがあり、香水を作品として扱う姿勢が見えます。
革やスモーキーな方向は、伝統的に男性向けとされてきた領域です。そこを男性2人が組んだという事実は、この香りの狙いを説明しています。SHIRO PERFUMEの中では、はっきり男性側に寄った1本だといえます。
使える場面と、避けたほうがいい場面
| 場面 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 秋冬の夜 | ◎ | 樹脂と煙が気温の低い時期に整う |
| きちんとした席 | ○ | 重心が低く大人びて働く |
| 職場 | △ | 煙の要素は好みが割れます。量の管理が要る |
| 夏の日中 | × | 汗と混ざると重さだけが残る |
量の目安
- 1プッシュで足ります。煙系は増やすと飽和する
- 首すじより腰から下のほうが穏やかに出る
- 狭い室内に入る前は時間を置く
つけ方と持続時間
肌から15センチほど離して1〜2プッシュ、というのが目安です。
つける場所と出方
- 首すじ・耳の後ろ:最も届きます。人に伝えたいとき
- 手首:動くたびに香る
- 足首・内もも:自分だけが感じる程度
- ウエストまわり:下から穏やかに立ち上がる
しっかり香らせたいなら上半身、穏やかに楽しみたいなら下半身、という使い分けの案内があるのは親切です。同じ1プッシュでも、場所を変えるだけで印象が変わります。
公表されている持続時間は、どの香りも約5〜6時間です。
朝につけて昼過ぎに薄くなる計算になります。夕方まで残したいなら、昼に一度足す前提で考えておくと外しません。
SHIRO PERFUMEというライン
SHIRO PERFUMEは、テーマやコンセプトを設けず、世界各地の調香師がそれぞれの世界観を自由に表現したラインです。だから香りの名前が抽象的で、何の匂いなのかは名前から読み取れません。フレグランスシリーズが「サボン」「キンモクセイ」と中身をそのまま名乗るのとは逆の作りになっています。
SHIROの香水には2つのラインがあります。価格の位置がまるで違うので、先に整理しておきましょう。
| ライン | 容量と価格 | 性格 |
|---|---|---|
| フレグランス | 40mL・4,180円 | サボンなど。日常に置く価格帯 |
| パフューム | 50mL・11,203円/100mL・16,005円 | 調香師の作家性を出したライン |
サボンやキンモクセイが4,180円で買えることを知っていると、1万円を超えるこちらは同じブランドとは思えないかもしれません。実際、容量も40mLと50mL以上で違い、狙っている場所が別です。
SHIROは1989年に北海道の砂川で始まった会社です。もともとは化粧品の受託製造をしていて、自社ブランドを立ち上げたのは2009年。ガゴメ昆布や酒かすなど、日本の素材を使うことで知られています。
SHIROの香水が水の代わりに使っているのは、植物の抽出液です。香りによって使う素材が違い、北海道愛別町のヨモギ、北海道江丹別町の白樺、徳島県の木頭ゆずが使い分けられています。香料以外の部分に産地を持たせているのは、この会社らしいところです。
手放しには勧められない点
革と煙は好みがはっきり割れます。慣れていない人には薬品のように感じられるかもしれません。
季節も限られます。真夏に使うと汗と混ざって重さだけが前に出る形です。
価格も上がります。同じSHIROのフレグランスシリーズが4,180円で買えることを考えると、1万円を超えるこの香りに踏み切れるかは判断が必要です。
ひとつ注意があります。アトマイザーへの詰め替えは「吐出不良の原因になる」として控えるよう案内されています。小分けして持ち歩く使い方は想定されていません。
裏から読むと、向く人ははっきりします。秋冬の夜ときちんとした席に絞って使える人、香りを1本で1年通そうとしない人。この2つが当てはまるなら、好みの割れやすさはむしろ強みで、置いていない店もあるぶん人とも重なりにくいです。詰め替えができない点も、家に据えて出かける前に1プッシュ、と決めてしまえば困りません。
容量は50mLと100mLの2種類です
日本では公式オンラインと直営店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 11,203円 |
| 100mL | 16,005円 |
フレグランスシリーズの40mLは4,180円ですから、同じSHIROでも別の買い物だと考えてください。
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 直営店ほか | 定価 | 試してから買えます。返金・交換の対象 |
| 取扱のある店舗 | 定価 | パフュームは置いていない店もある |
| 通販の転売品 | 上下する | 保管状態が読めない |
買う前に:テスターは紙より肌で試す
1万円を超える買い物になります。店頭のテスターは紙に吹いたものが多く、肌の上でどう出るかまでは分かりません。
まとめ:煙と土に寄せた、SHIROで最も男性的な1本
スモーク レザーは、革ではなく革をなめす工程を写した香りです。カシュメランとベチバーが煙と土を作り、そこにナツメグとジンジャーが乾いた刺激を足しています。
SHIRO PERFUMEの中では最も男性的な方向です。秋冬の夜に絞って使うなら、1万円を超える価格に見合う個性があります。
この1本だけで決めずにブランドの中を見渡したいなら、SHIROの香水にメンズ向けの5本を並べました。4千円台から買える定番もそこに入っています。
迷ったら、まず直営店で試すのが確実です。返金・交換の対象になり、肌の上でどう出るかも確かめられます。1万円を超える買い物で、しかも詰め替えを想定していない香り。最初の1本は50mL、気に入ってから100mLに移るのが安全な順番です。
この記事のまとめ
- ✓ 題材は革製品ではなく革をなめす工程。だから煙と熱が入る
- ✓ カシュメランの煙とベチバーの土が芯。総合評価3.3
- ✓ 好みは割れるが、秋冬の夜に絞れる人には強く効く
- ✓ 50mLで11,203円。フレグランスシリーズとは別の買い物
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SHIRO香水の選び方では、系統ごとに整理しています。
SHIRO スモーク レザーに近い方向で探すなら
似た方向で探すなら、この3本が候補になります。同じ香りではないぶん、何が近くて何が違うのかを順に見ていきましょう。
| 銘柄と価格 | どう近くて、どう違うか |
|---|---|
| バイレード ブラック サフラン アブソリュ 36,520円〜 | ナツメグ・インセンスが重なります。ブラックカラントが入り、酸味のある果実が乗る |
| クリード ロイヤル ウード — | インセンスが重なります。グレープフルーツが入り、苦みのある柑橘が乗る |
| BDK Parfums グリ シャーネル — | ベチバーが重なります。ブラックティーが入り、紅茶の渋みが出る |
3本とも系統は近いものの、残り方は別ものです。長く使うなら、残り香が自分の生活に合うかで決めるほうが失敗しません。
※本記事はプロモーションを含みます

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