眉を整えても、薄い部分があると印象が締まらない。そこを埋めるのがアイブロウですが、男性の場合「描いた線」が見えた瞬間に不自然になります。この記事では、そうならない選び方と描き方を整理します。
ペンシルとパウダーの違い
まず形状を選ぶところから始まります。
| 形状 | 得意なこと | 難易度 |
|---|---|---|
| ペンシル | 毛のない部分に1本ずつ描き足す | △ 線が出やすい |
| パウダー | 全体をふんわり埋める | ◎ 失敗しにくい |
| リキッド | 細く精密に描ける | × 男性には不向きなことが多い |
| マスカラ型 | 毛の色を変える・整える | ◎ 手軽 |
男性が最初に買うならパウダーです。面で埋めるので線が出ず、「描いた感」が最も出にくい。
ペンシルは、眉尻など毛がほとんどない部分を1本ずつ足すときに使います。全体を描くものではありません。
色は髪より明るめを選ぶ
色選びで大半が決まります。
| 髪の色 | 選ぶ眉の色 |
|---|---|
| 黒 | ダークブラウン。真っ黒は避ける |
| こげ茶 | ブラウン |
| 明るい茶 | ライトブラウン |
| 白髪混じり | グレー系という選択もある |
黒髪でも眉に真っ黒を使うと、そこだけ浮きます。眉毛は髪より少し明るいほうが自然に見える。
そして迷ったら明るいほう。濃すぎると一発で「描いている」と分かりますが、薄いぶんには気づかれません。
肌が色白なら、より明るい色を。全体の印象が柔らかくなります。
描くのは「足りない場所」だけ
全体を描こうとするから不自然になります。
描くときの3原則
- 毛がある部分は触らない。地の毛を活かす
- 毛が薄い・ない部分にだけ足す
- 毛の生えている方向に沿って短く入れる
眉頭は描かないでください。ここを描くと最も不自然に見える場所です。自然な眉は、眉頭がいちばん薄い。
描き足すのはたいてい眉尻です。毛が少なくなって輪郭がぼやける場所なので、ここを少し足すだけで印象が締まります。
そして輪郭線を引かない。外枠をなぞると、確実に描いた眉になります。
ぼかす工程を省かない
描いたあとの一手間で自然さが決まります。
ぼかし方
- スクリューブラシで毛流れに沿って梳かす
- 描いた線の境目を消すイメージで
- 濃いと感じたら、綿棒で軽く押さえて色を取る
スクリューブラシは必須の道具です。描いた色を毛全体に散らして、線を面に変えてくれます。
多くのアイブロウ製品には反対側に付いています。付いていないなら別で買う価値があります。
梳かす方向は、毛が生えている向き。眉頭は上向き、中央から眉尻は外向きが基本です。
整えてから描く
描く前の下準備で、必要な作業量が変わります。
整える順番
- 眉の下と眉間のはみ出しを剃る。上は切りすぎない
- 長い毛をコームで押さえて、はみ出た分だけ切る
- そのうえで足りない部分を確認する
眉の上を剃りすぎないこと。ここを削ると不自然な形になりやすく、元に戻すのに数か月かかります。
そして切りすぎない。長さを揃えすぎると人工的に見えます。明らかに飛び出している毛だけを処理してください。
整えるだけで十分な人も多い。描く必要があるかは、整えてから判断すればいいです。
落とし方と持たせ方
眉は汗と皮脂で落ちやすい場所です。
| 場面 | 対処 |
|---|---|
| 汗をかく日 | 耐水性のあるタイプを選ぶ |
| 触る癖がある | 触らない。手で擦ると一発で消える |
| 夕方に薄くなる | 眉マスカラで固定する |
| 落とすとき | クレンジングで。こすらない |
眉を触る癖がある人は、何を使っても消えます。まず触らないことが最大の対策です。
耐水性の高いものは落ちにくいぶん、落とすときにクレンジングが必要になります。使い分けてください。
形状ごとの使い分け
1本ですべてをまかなう必要はありません。
| 形状 | 使う場面 | 初心者向き |
|---|---|---|
| パウダー | 全体をふんわり埋める | ◎ |
| ペンシル(芯が細い) | 眉尻を1本ずつ足す | ○ |
| ペンシル(芯が太い) | 広い面を埋める | △ 線が出やすい |
| 眉マスカラ | 毛の色を整える・固定する | ◎ |
眉マスカラは見落とされがちですが、効果が大きい。毛が黒くて重い印象になっている人は、色を明るくするだけで顔が柔らかく見えます。
描き足す必要がない人でも、眉マスカラだけは試す価値があります。毛流れが整うので、それだけで清潔感が出る。
顔の印象を決める3つの要素
描く前に、どう見せたいかを決めておくと迷いません。
| 要素 | 変えると | 注意 |
|---|---|---|
| 太さ | 太いと男性的・若い印象 | 細すぎると神経質に見える |
| 角度 | 直線的だと若い・角度があると大人びる | 急角度は不自然 |
| 濃さ | 濃いと目力が出る | 濃すぎると描いた感が出る |
男性の場合、太さは変えないほうが無難です。細くすると一気に不自然になり、元に戻すのに数か月かかります。
変えるなら濃さと毛流れ。この2つは失敗してもすぐ戻せます。
角度は骨格に依存するので、無理に変えると顔全体が違和感を持ちます。
価格帯と選ぶ基準
アイブロウは安価でも十分に機能します。
| 価格帯 | 違いが出るところ |
|---|---|
| 500〜1,000円 | 色数が限られる。機能は十分 |
| 1,500〜2,500円 | 色数が増える。落ちにくい |
| 3,000円以上 | 発色・持ち・使い心地 |
最初は1,000円以下で構いません。色が合うかどうかのほうが、価格より重要です。
むしろ最初から高いものを買うと、色が合わなかったときに使い続けてしまう。安いもので当たりを探すほうが合理的です。
スクリューブラシが付いているかは確認してください。これがないと、ぼかす工程で別の道具が要ります。
顔型に合わせた考え方
似合う眉は骨格でおおよそ決まります。
| 顔型 | 合いやすい眉 |
|---|---|
| 丸顔 | やや角度をつける。直線的だと丸さが強調される |
| 面長 | 水平に近く。角度をつけると縦が強調される |
| 四角い | 緩やかなカーブ。角ばった眉は硬い印象になる |
| 逆三角 | 太めで水平寄り。細いとシャープになりすぎる |
ただし無理に変えないでください。元の毛の生え方に逆らうと、描いた部分だけ浮いて不自然になります。
できるのは数ミリの調整までです。それ以上変えたいなら、自己流ではなく眉毛サロンで一度形を作ってもらうほうが確実です。
顔型の話は「迷ったときの方向性」として使ってください。絶対のルールではありません。
見送ったほうがいい場合
やりすぎの危険がある領域です。
| こういう場合 | 考え方 |
|---|---|
| 形を大きく変えたい | 整えるだけに留める。剃りすぎは戻らない |
| 左右が違う | 完全に揃わない。人の顔は非対称 |
| 描くと不自然 | 量が多い。半分にしてぼかす |
| 何もしないほうがいい? | 整えるだけでも印象は変わる |
左右の眉は完全には揃いません。揃えようとして削り続けると、どんどん細くなって不自然になります。
そして眉は整えるだけで十分な人が多い。描くのは、整えても足りないと感じたときで構いません。
あわせて読みたい
- 整え方から知りたいなら、眉毛の整え方の記事もどうぞ。
- 全体の順番は、メンズメイクの始め方の記事もどうぞ。
- 細部の身だしなみは、耳・襟足のケアの記事もどうぞ。
描く範囲が広いなら、薄い眉を描く記事もあわせてどうぞ。
まとめ
男性のアイブロウは、ペンシルよりパウダーから始めるほうが失敗しません。面で埋めるので線が出ず、描いた感が最も出にくいからです。色は髪より少し明るめを選んでください。
描くのは足りない場所だけ。眉頭は描かず、輪郭線も引かない。そして描いたあとスクリューブラシで梳かす工程を省かないこと。ここで線が面に変わります。
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