朝は整っていたのに、昼には崩れている。ここで崩れた上から塗り足すと、必ず厚くなって余計に目立ちます。この記事では、正しい直し方と最小限の持ち物を整理します。
重ねる前に「取る」
直し方の原則はこれだけです。
崩れているのは、皮脂とメイクが混ざった状態です。その上に足しても、混ざったものが厚くなるだけ。
正しい順番
- あぶらとり紙かティッシュで皮脂を押さえる
- ヨレている部分を指で軽くなじませる
- 必要な場所にだけ薄く足す
- パウダーで押さえる
1つ目を飛ばす人がほとんどです。取ってから足す。この順番だけで結果が変わります。
そして全部塗り直さない。崩れているのはTゾーンや口まわりなど一部なので、そこだけ直せば足ります。
持ち歩く最小構成
多く持つ必要はありません。
| 持ち物 | 優先度 | 用途 |
|---|---|---|
| あぶらとり紙 | ◎ 必須 | 皮脂を取る |
| プレストパウダー | ◎ 必須 | 押さえる・テカリを消す |
| 固形コンシーラー | ○ | 青髭・クマの直し |
| 綿棒 | ○ | 細部の修正 |
| ミスト | △ | 粉っぽさを消す |
あぶらとり紙とパウダーの2つで、大半の崩れは直せます。この2つなら胸ポケットにも入ります。
コンシーラーを持つなら固形タイプを。リキッドは鞄の中で漏れることがあります。
全部揃える必要はありません。自分がどこで崩れるかに合わせて選んでください。
あぶらとり紙の正しい使い方
使い方を誤ると逆効果になります。
使うときの3つ
- 押さえるだけ。こすらない
- 取りすぎない。1〜2枚で十分
- 取ったあとパウダーで押さえる
2つ目が重要です。皮脂を取りすぎると、肌が乾燥を感知してさらに皮脂を出します。
「昼にあぶらとり紙を何枚も使うのに、夕方もっとテカる」という人は、たいてい取りすぎています。
そして取ったあとは必ずパウダー。皮脂を取っただけだと、むき出しの状態になって次の皮脂がすぐ浮きます。
場所別の直し方
崩れる場所によって対処が違います。
| 場所 | 崩れ方 | 直し方 |
|---|---|---|
| Tゾーン | テカる | 押さえてパウダー |
| 小鼻 | 毛穴が目立つ | 軽く押さえる。塗り足さない |
| 口まわり | 食事で落ちる | コンシーラーを薄く足す |
| 目の下 | ヨレる | 綿棒でならす。足さない |
| フェイスライン | 色が落ちる | 指で境目をぼかす |
目の下は足さないほうがいい。ヨレたところに重ねると、溜まって一気に老けて見えます。
綿棒で軽くならして、粉っぽければ指で押さえる。それで十分です。
直す場所とタイミング
現実的な運用の話です。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 昼食後 | 口まわりを直す。最も崩れる |
| 午後の打ち合わせ前 | Tゾーンを押さえる |
| 夕方 | 全体を軽く押さえる |
| 写真を撮る前 | テカリを消す。写真は光を拾う |
1日1回、昼に直せば夕方まで持ちます。何度も直すと、そのたびに厚くなります。
直す場所はトイレの個室が落ち着きます。洗面台の鏡の前だと人目が気になるなら、個室で済ませてしまうのが早い。
所要は30秒程度。押さえて、パウダーを乗せる。それだけです。
そもそも崩れにくくする
直す回数を減らすほうが根本的です。
朝の段階でできる3つ
- 薄く塗る。厚いほど崩れる
- 皮脂を抑える下地を仕込む
- パウダーで押さえてから出る
1つ目が効きます。崩れる量は塗った量に比例します。
そして朝のパウダーを省かないこと。これがあるかないかで、昼の状態がまったく違います。
直しが必要ない日を増やすほうが、持ち物も手間も減ります。
季節ごとに直す頻度が変わる
夏と冬では崩れ方が別物です。
| 季節 | 崩れ方 | 直す回数の目安 |
|---|---|---|
| 夏 | 皮脂と汗。早い | 昼と夕方の2回 |
| 梅雨 | 湿気でヨレる | 昼に1回 |
| 秋 | 安定する | 昼に1回か不要 |
| 冬 | 乾燥で粉浮き | 不要なことが多い |
冬は直しがほぼ要りません。皮脂が減るので、朝の状態が長く持ちます。
むしろ冬は乾燥で粉が浮くほうが問題なので、直すというより保湿ミストで整える方向になります。
夏は逆に、直す前提で持ち物を用意しておくほうが安心です。
直せない場面での応急処置
道具がないときの対処です。
何も持っていないとき
- トイレットペーパーで皮脂を押さえる。こすらない
- 手のひらで顔全体を軽く押さえる。皮脂が移る
- 水で軽く濡らした指でヨレをならす
1つ目でも効果はあります。あぶらとり紙ほどではありませんが、何もしないよりは確実にましです。
ただしこすらないこと。紙質が粗いので、こするとメイクが取れてまだらになります。
押さえるだけ。それだけで数時間は稼げます。
持ち歩き方の工夫
かさばると持たなくなります。
| 方法 | 利点 | 欠点 |
|---|---|---|
| 小さいポーチにまとめる | 取り出しやすい | 鞄に入れる手間 |
| 胸ポケットに紙とパウダー | ◎ 最小構成 | 入るものが限られる |
| 会社のロッカーに置く | ◎ 持ち歩かない | 外出先では使えない |
| 車に常備する | ◎ | 車移動の人だけ |
職場に置いておくのが最も現実的です。毎日持ち歩く必要がなく、使いたいときに必ずある。
外出が多いなら、あぶらとり紙だけでも財布に入れておくと違います。
持ち物が増えるほど、「今日は持ってくるのを忘れた」が起きます。置き場所を固定するのが一番確実です。
直しすぎのサイン
頻度が高いなら、原因が別にあります。
こうなったら朝を見直す
- 1日に3回以上直している
- 直すたびに厚くなっていると感じる
- 夕方には朝と別人になっている
直す回数が多いのは、朝の量が多いサインです。厚く塗るほど崩れが早く、崩れ方も汚くなります。
翌日、量を半分にして試してみてください。カバー力は落ちますが、夕方の状態は確実に良くなります。
1日を通しての見え方で考えると、朝の完成度を少し落とすほうが得なことが多い。
場面別に直す優先順位
時間がないときに、どこから手をつけるかです。
| 残り時間 | やること |
|---|---|
| 10秒 | Tゾーンを押さえるだけ |
| 30秒 | 押さえてパウダー |
| 1分 | 押さえて、コンシーラーを足して、パウダー |
| 3分 | 全体を整え直す |
10秒あればテカリは消せます。顔の印象に最も影響するのはテカリなので、そこだけ対処すれば大半は解決します。
逆に時間があっても、全部やり直す必要はほとんどありません。崩れているのは一部だけです。
優先順位は、テカリ → 口まわり → 目元。この順番で見ていけば効率的です。
弱点と、その回避策
限界を書いておきます。
| こういう場合 | 考え方 |
|---|---|
| 何度も直したくなる | 朝の量が多い可能性 |
| 直すと厚くなる | 取る工程を飛ばしている |
| 直す場所がない | あぶらとり紙だけでも効果はある |
| 面倒でやめたい | 朝の工程を減らすほうが先 |
直しが面倒なら、朝のメイクを減らすのが正解です。コンシーラーとパウダーだけなら、崩れも最小限で済みます。
工程を増やすほど、維持のコストも増えます。自分が続けられる量を見つけることのほうが、テクニックより重要です。
そもそも崩れにくくするなら、夏に崩れる原因の記事もあわせてどうぞ。
まとめ
崩れた上から塗り足すと必ず厚くなります。まずあぶらとり紙で皮脂を取ってから、必要な場所にだけ薄く足す。この順番だけで結果が変わります。
持ち歩くのはあぶらとり紙とプレストパウダーの2つで足ります。所要は30秒。そして1日1回、昼に直せば夕方まで持ちます。何度も直すとそのたびに厚くなります。
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