メイクを始めた人が最初につまずくのが、ここです。洗顔料だけでは落ちません。落としきれないと肌が荒れて、隠す量がどんどん増えるという悪循環に入ります。この記事では、正しい落とし方を整理します。
なぜ洗顔料では落ちないのか
仕組みの話をすると納得できます。
メイク製品の多くは油性で、水と混ざりません。洗顔料は水性の汚れを落とすもので、油性の膜には歯が立たない。
| 汚れの種類 | 落とすもの |
|---|---|
| 汗・ほこり | 洗顔料で足りる |
| 皮脂 | 洗顔料で落ちる |
| 日焼け止め | クレンジングが要る |
| BB・ファンデ・コンシーラー | クレンジングが必須 |
| ウォータープルーフ製品 | 専用の落とし方が要る |
日焼け止めだけの日でもクレンジングが要ります。ここを見落としている人が非常に多い。
落ちきらないと毛穴に残り、酸化して肌に負担をかけます。その結果ニキビや黒ずみが増える。
クレンジングの種類
形状で洗浄力と使い勝手が変わります。
| 種類 | 洗浄力 | 肌への負担 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| オイル | ◎ 強い | △ | しっかりメイクの人 |
| バーム | ◎ | ○ | 汎用。人気が高い |
| ジェル | ○ | ◎ | 軽いメイクの人 |
| ミルク | △ | ◎ 最も優しい | 薄づき・敏感肌 |
| シート | ○ | × こする | 緊急用のみ |
メイクの濃さに合わせて選ぶのが原則です。薄いメイクに強いオイルを使うと、必要な皮脂まで奪って乾燥します。
日焼け止めとパウダー程度ならジェルかミルク。BBやファンデを使うならバームかオイル。
シートタイプは日常使いしないでください。こする動作が肌への負担になります。疲れて帰った日の緊急手段としてだけ持つ、が正解です。
落とす手順
順番を守れば、こすらずに落ちます。
落とす手順
- 手を洗う。汚れた手で顔を触らない
- 乾いた手と顔にクレンジングを乗せる(オイル・バームの場合)
- 顔全体に広げて、30秒ほどなじませる
- ぬるま湯で乳化させる。白く濁ったら流す
- そのあと洗顔料で洗う
4つ目の「乳化」を知らない人が多い。少量の水を足して白く濁らせると、油が水と混ざって一気に落ちやすくなります。
これを飛ばしていきなり流すと、油分が残ってヌルつきます。
そしてこすらない。時間をかけてなじませれば、力を入れる必要はありません。
お湯の温度と洗いすぎ
落とす工程で肌を傷めるのが最悪です。
| 項目 | 適正 | やりすぎると |
|---|---|---|
| お湯の温度 | 32〜35度のぬるま湯 | 熱いと皮脂を奪いすぎる |
| すすぎ回数 | 20回程度 | 少ないと残る |
| 時間 | クレンジングは30秒〜1分 | 長いと負担 |
| 力 | こすらない | 摩擦で色素沈着 |
熱いお湯は必要な皮脂まで奪います。その結果、乾燥を感知した肌が皮脂を増やす。テカリ対策のつもりが逆効果になります。
すすぎは意外と足りていない人が多い。特に髪の生え際とフェイスラインは残りやすいので、意識して流してください。
落としたあとが本番
ここを省くと、翌日のメイクの乗りが変わります。
落としたあとの3つ
- すぐ保湿する。時間を置くほど乾く
- 化粧水だけで終わらない。乳液かクリームでフタをする
- こすらずに、押さえるようにタオルで水気を取る
脂性肌ほど保湿を省きがちですが、逆効果です。乾燥した肌は皮脂を増やすので、翌日のテカリが悪化します。
そして落とした直後の肌は無防備です。5分以内に保湿するのが理想。洗面所に化粧水を置いておくと習慣になります。
毎日続けるための工夫
面倒だからやめる、が最も多い脱落理由です。
続けるための3つ
- 洗面所にクレンジングを置く。取り出す手間をなくす
- 湿らせた手でも使えるタイプを選ぶ。風呂で完結する
- 疲れた日用にシートを常備する。ゼロよりまし
2つ目が現実的です。濡れた手でも使えるバームやジェルなら、風呂に入りながら落とせます。
工程が増えると必ず続きません。自分の生活動線に合う形を選んでください。
肌質別に選ぶ
同じメイクでも、肌質で合うタイプが変わります。
| 肌質 | 向くタイプ | 避けたほうがいいもの |
|---|---|---|
| 脂性肌 | オイル・ジェル | ミルクは物足りないことも |
| 乾燥肌 | バーム・ミルク | 強いオイルは奪いすぎる |
| 混合肌 | バーム・ジェル | — |
| 敏感肌 | ミルク・低刺激 | エタノール高配合 |
| ニキビがある | ノンコメドジェニック表記 | 重いオイル |
洗浄力が強ければ良いわけではありません。必要な皮脂まで奪うと、乾燥した肌がさらに皮脂を出します。
落とせる範囲でいちばん穏やかなものを選ぶ、というのが基本的な考え方です。
W洗顔は必要か
議論が分かれる部分なので、整理します。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| オイル・バームを使った | ◎ 洗顔も必要。ぬめりが残る |
| W洗顔不要と明記 | ○ 表示に従う |
| 肌が乾燥しがち | △ 洗顔を省く選択もある |
| 脂性肌 | ◎ 洗顔まで行う |
「W洗顔不要」と書かれていないなら、洗顔まで行うのが基本です。クレンジング剤そのものが肌に残ると、それが刺激になります。
ただし洗いすぎも問題です。洗顔は泡で包んで30秒以内。ゴシゴシ洗う必要はありません。
価格帯と選ぶ基準
毎日使う消耗品なので、続けられる価格が重要です。
| 価格帯 | 違いが出るところ |
|---|---|
| 800〜1,500円 | 洗浄力は十分。使用感は普通 |
| 2,000〜3,500円 | 保湿成分入り。つっぱりにくい |
| 4,000円以上 | 感触・香り・付加成分 |
クレンジングは高いものを買う優先度が低い部分です。落とすための道具なので、落ちて、肌が荒れなければ十分。
予算をかけるなら、そのあとの保湿に回すほうが効きます。
ただし安すぎて洗浄力が強すぎるものには注意。使ったあとに強くつっぱるなら、合っていません。
毛穴の黒ずみとの関係
落とし方と毛穴は直結しています。
落としきれなかったメイクは毛穴に残り、皮脂と混ざって酸化します。それが黒ずみとして見えるようになる。
| 状態 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 小鼻が黒い | 角栓の酸化 | 落とし方を見直す・酵素洗顔 |
| 毛穴が開いて見える | 皮脂と汚れ | クレンジングを丁寧に |
| ザラつく | 角質と汚れ | 週1の角質ケア |
ただし黒ずみは1日で消えません。毎日きちんと落とすことを数週間続けて、少しずつ変わるものです。
無理に押し出したり、こすったりすると毛穴が広がって逆効果になります。
無条件には勧められない理由
限界と注意点を書いておきます。
| こういう場合 | 考え方 |
|---|---|
| 肌が荒れた | 洗浄力が強すぎる可能性。穏やかなものに |
| ヌルつきが残る | 乳化ができていない。手順を見直す |
| 面倒でやめたい | メイクもやめる。落とせないなら始めない |
| 洗顔だけで済ませたい | 済まない。毛穴に残る |
3つ目が正直な答えです。落とす工程を省くくらいなら、メイク自体をやらないほうが肌にとっては良い。
メイクと落とすことはセットです。始めるときに、クレンジングも一緒に買ってください。
あわせて読みたい
- 始め方の全体は、メンズメイクの始め方の記事もどうぞ。
- 実際の製品なら、クレンジングオイルの記事もどうぞ。
- 落とす対象については、BBクリームの記事もどうぞ。
まとめ
メイク製品の多くは油性なので、水性の汚れを落とす洗顔料では落ちません。日焼け止めだけの日でもクレンジングが要ります。ここを見落とす人が非常に多い。
メイクの濃さに合わせて種類を選び、乳化の工程を飛ばさないこと。そして落としたあと5分以内に保湿する。脂性肌ほどここを省きがちですが、乾燥は皮脂を増やします。
※本記事はプロモーションを含みます









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