画面を増やすと作業が速くなるのは確かですが、大きければいいというものでもありません。机の奥行きと目の距離で、適した大きさは決まります。数字の意味が分かると、選ぶ範囲がかなり絞れます。
大きさは机の奥行きで決まる
画面が大きいほど、離して見る必要があります。
| 画面の大きさ | 必要な視距離 | 机の奥行き |
|---|---|---|
| 24インチ | 50〜70センチ | 60センチ以上 |
| 27インチ | 60〜80センチ | 70センチ以上 |
| 32インチ | 70〜100センチ | 80センチ以上 |
奥行き60センチの机に32インチを置くと、首を振らないと端が見えません。
近すぎると目も疲れます。机を測ってから選ぶのが順番として正しい。
手持ちの机で置けないなら、壁掛けかアームで奥に逃がすことになります。
解像度のほうが効く
同じ27インチでも、解像度で情報量が変わります。
| 解像度 | 27インチでの見え方 | 向く用途 |
|---|---|---|
| フルHD | 文字が大きい・粗い | 動画・軽い作業 |
| WQHD | ちょうどよい | 事務作業全般 |
| 4K | 細かい・拡大が要る | 写真・映像・多窓 |
27インチでフルHDだと、画素の粗さが目立ちます。文字の縁がぼやけて、長時間だと疲れる。
事務作業が中心ならWQHDが無難です。文字がなめらかで、表示できる量も増える。
4Kは情報量が多い反面、拡大表示にすると結局WQHDと同じ量しか映らないことがあります。
高さを合わせられるか
画面の高さが合っていないと、首に負担が出ます。
目の高さが画面の上端から3分の1あたりに来るのが目安です。見下ろす角度になる。
付属の台で高さを変えられない製品があります。その場合は台を足すか、アームを使うことになる。
本を積んで代用している人もいますが、安定しないので長期では勧められません。
高さ調整ができるかどうかは、解像度と同じくらい優先度の高い項目です。
パネルの種類
| 種類 | 色 | 視野角 | 反応 |
|---|---|---|---|
| IPS | 正確 | 広い | 中 |
| VA | 黒が濃い | 中 | 中 |
| TN | 浅い | 狭い | 速い |
事務作業と写真ならIPSです。横から見ても色が変わらないので、複数人で見るときにも向く。
映像を暗い部屋で見るならVA。黒の締まりが違います。
TNは反応が速いので動きの速い用途向けですが、色と視野角は劣ります。
接続端子を確認する
買ってからつながらない、という失敗が起きやすい部分です。
確認すること
- パソコン側にどの端子があるか
- モニター側の端子と一致するか
- 変換が要る場合、その解像度に対応しているか
- ケーブルが付属するか
端子が1本で映像・音・給電・データを兼ねられるものもあります。ノートパソコンなら、これ1本で済むことがある。
古い端子しかないパソコンだと、解像度に上限が出ることがあります。
変換器を使うと、対応できる解像度が下がることがある。そこも含めて確認が要ります。
目の疲れを減らす設定
買ったあと、設定を変えるだけで疲れ方が変わります。
最初にやる設定
- 明るさを部屋に合わせて下げる
- 青い光を抑える機能を入れる
- ちらつきを抑える設定があれば入れる
- 文字の大きさを調整する
工場出荷時の明るさは、店頭で目立つように高く設定されています。自宅では明るすぎることが多い。
白い紙を横に置いて、同じくらいの明るさに合わせる。これが目安になります。
画面が明るすぎると、それだけで数時間後の疲れが違います。
2台にするかどうか
画面を増やすか、1台を大きくするか。
| 2台 | 大きい1台 | |
|---|---|---|
| 切り替え | 首を振る | 視線移動のみ |
| 全画面表示 | それぞれ可能 | 分割が要る |
| 机の占有 | 広い | 中央のみ |
| 費用 | 2台分 | 1台分 |
資料を見ながら書く作業なら、2台のほうが分かりやすい。物理的に分かれているので、混ざりません。
1台で分割すると、境目がないので窓の管理に手間がかかることがあります。
ノートパソコンに1台足すのが、最も費用対効果が高い構成です。
画面の表面加工
光沢のあるものと、反射を抑えたものがあります。
| 加工 | 見え方 | 向く場所 |
|---|---|---|
| 光沢 | 色が鮮やか・映り込む | 暗い部屋・映像 |
| 非光沢 | 落ち着く・映り込まない | 明るい部屋・作業 |
窓が背後にある部屋で光沢を選ぶと、自分の顔が映ります。そのぶん目が疲れる。
事務作業が中心なら、反射を抑えたものが無難です。
写真や映像を扱うなら光沢のほうが色は鮮やかに見えますが、照明の位置を選ぶ必要があります。
部屋の明るさと窓の位置を先に確認してください。
買っても使わなくなる場合
設置場所が確保できていないと、置いたまま使われなくなります。
机の上に載せると、それだけで奥行きが埋まる。キーボードを置く場所が狭くなります。
配線も増えます。電源とケーブルで2本、机の裏に回す必要がある。
それから、ノートパソコンとの高さの差です。外付けだけを見るのか、両方見るのかで置き方が変わる。
両方使うなら、ノートパソコン側にも台が要ります。高さがそろっていないと、首が片側に傾いた状態が続きます。
買う前に、机の上に紙を置いて大きさを実感してみてください。想像より場所を取ります。
あわせて読みたい
- 高さと位置を自由にするならモニターアームの選び方もどうぞ。
- 本体側の高さを上げるならモニターライトの検証もどうぞ。
まとめ
机の奥行きから適した大きさが決まります。先に測ってください。
27インチならWQHD。フルHDだと文字の粗さが目立ちます。
高さ調整ができるかは解像度と同じくらい重要です。
工場出荷時の明るさは高すぎます。白い紙と同じくらいに下げてください。
※本記事はプロモーションを含みます









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