1日中パソコンを触るなら、マウスは最も長く握っている道具です。ところが付属品をそのまま使っている人が多い。手首や肩の不調がここから来ていることもあります。見るべき点は形と大きさで、性能表の数字ではありません。
持ち方は3種類ある
| 持ち方 | 手のひら | 向くマウス |
|---|---|---|
| かぶせ持ち | 全面が触れる | 大きく丸みのあるもの |
| つまみ持ち | 指先だけ | 小さく軽いもの |
| つかみ持ち | 手のひら後方と指先 | 中間の大きさ |
自分の持ち方は、今使っているマウスを握れば分かります。手のひら全体が乗っていればかぶせ持ちです。
持ち方に合わない大きさを使うと、無意識に力が入って疲れます。
小さいマウスをかぶせ持ちすると指が余り、大きいマウスをつまみ持ちすると動かしにくい。
大きさは手の長さで決まる
手首のしわから中指の先までを測ってください。
| 手の長さ | マウスの目安 |
|---|---|
| 17センチ未満 | 小さめ(10センチ前後) |
| 17〜19センチ | 標準(11〜12センチ) |
| 19センチ以上 | 大きめ(12.5センチ以上) |
この数字と持ち方の組み合わせで、候補はかなり絞られます。
実物を触れるなら、5分ほど動かしてみてください。握った瞬間ではなく、使っている間の感覚が判断材料です。
手首が痛い人の選択肢
通常のマウスは、前腕をひねった状態で使います。この姿勢が長時間続くと、手首の内側に負担が出る。
| 形 | 姿勢 | 慣れ |
|---|---|---|
| 通常 | 前腕をひねる | 不要 |
| 縦型 | 握手の形 | 1〜2週間 |
| トラックボール | 手首を動かさない | 2〜4週間 |
縦型は手のひらを内向きに立てるので、ひねりが減ります。痛みが出ている人が最初に試す価値がある形です。
トラックボールは、マウス自体を動かしません。机の面積も要らないので、狭い場所でも使えます。
どちらも慣れるまで作業が遅くなります。繁忙期に切り替えないでください。
重さと滑りやすさ
軽いほど疲れないとは限りません。
軽すぎると、細かい操作で行き過ぎることがある。重いと動かすのに力が要りますが、止めやすい。
100グラム前後が標準です。細かい作業が多いならやや重め、大きく動かすことが多いなら軽めが向きます。
滑りは、マウスパッドでかなり変わります。布は止まりやすく、樹脂は滑りやすい。
机に直接置いて使っている人は、パッドを1枚敷くだけで動きが安定します。
接続方式
| 方式 | 利点 | 注意 |
|---|---|---|
| 有線 | 電池が不要・遅れがない | 線が邪魔 |
| 受信機(USB) | 安定・電池が長持ち | 端子を1つ占有 |
| ブルートゥース | 端子が空く | 復帰が遅いことがある |
ブルートゥースは、スリープからの復帰に数秒かかるものがあります。頻繁に離席するなら、ここが煩わしい。
受信機のタイプは復帰が速く、安定しています。端子に余裕があるならこちら。
両方に対応していて切り替えられるものもあります。複数の機器で使うなら便利です。
ボタンとホイール
追加ボタンは、あると作業が速くなります。
よく割り当てられる機能
- 進む・戻る(閲覧が速くなる)
- コピーと貼り付け
- 画面の切り替え
- 音量
- よく使うアプリの起動
戻るボタンは、あるとないとで体感が変わります。1日に何十回も押す操作だからです。
ホイールは、段階的に回るものと滑らかに回るものがあります。長い文書を読むなら滑らかなほうが速い。
横に倒せるホイールは、表計算で横に長い表を見るときに効きます。
クリック音と静音タイプ
在宅で通話しながら作業するなら、クリック音がマイクに乗ります。
| 種類 | 音 | 感触 |
|---|---|---|
| 通常 | カチッと鳴る | 押した感覚が明確 |
| 静音 | ほとんど無音 | 感触がやや曖昧 |
静音タイプは押した感覚が薄いので、最初は空振りしたように感じることがあります。
1週間ほどで慣れますが、感触を重視する人には向きません。
会議が多い人、家族が近くにいる人には効きます。打鍵音より、クリック音のほうが耳に付きやすい。
ホイールの回る音も製品差があります。静音を選ぶなら、そちらも確認してください。
買い替えても直らないこと
マウスを替えても、姿勢が悪ければ不調は残ります。
机が高すぎると、肩が上がった状態で操作することになる。これはマウスの形では解決しません。
肘が90度前後になる高さが目安です。机を下げられないなら、椅子を上げて足台を使う。
マウスが体から遠いのも原因になります。キーボードが横に長いと、その分だけマウスが外に行く。
テンキーのないキーボードに替えると、マウスが10センチ以上体に近づきます。
痛みが続くなら、道具より配置を先に見直してください。そのうえで形を変えると、効果がはっきり出ます。
あわせて読みたい
- 手元の道具をそろえるならモニターライトの検証もどうぞ。
- 具体的な製品を見るならマウスの検証もどうぞ。
まとめ
かぶせ・つまみ・つかみの3つの持ち方で、向く大きさが変わります。
手首のしわから中指の先までを測ると、大きさの目安が出ます。
手首が痛いなら縦型かトラックボール。慣れに数週間かかります。
痛みが続くなら、机の高さとマウスの位置を先に見直してください。
※本記事はプロモーションを含みます









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