画面を支える台を、アームに替える人が増えています。見た目のためだと思われがちですが、実際に効くのは机の奥行きと、高さの自由度です。ただし取り付けられない机もあるので、そこから確認します。
何が変わるか
| 項目 | 付属の台 | アーム |
|---|---|---|
| 机の占有 | 土台が場所を取る | ほぼ取らない |
| 高さ | 製品による | 自由 |
| 奥行き | 固定 | 前後に動かせる |
| 角度 | 限られる | 自由 |
| 掃除 | 持ち上げる必要 | 動かせる |
土台が消えるので、画面の下に物を置けるようになります。書類やキーボードを収められる。
前後に動かせるのも大きい。作業内容によって視距離を変えられます。
掃除のときに画面を持ち上げなくていいのも、地味に効きます。
取り付けられる机かを確認する
アームは机を挟むか、穴に通して固定します。机の条件が合わないと使えません。
確認する項目
- 天板の厚み(1〜8センチが一般的な範囲)
- 奥に挟める余裕が5センチほどあるか
- 天板の裏に補強や引き出しがないか
- 壁にぴったり付けていないか
- 天板の耐荷重
壁に付けている机だと、クランプを挟む隙間がありません。5センチほど前に出す必要があります。
引き出しがある机は、その位置を避けて取り付けることになる。画面が中央からずれることがあります。
ガラス天板や薄い板は、挟むと割れることがあります。耐荷重を確認してください。
画面側の規格を確認する
背面のねじ穴の位置に規格があります。
| 規格 | 穴の間隔 | 対応する画面 |
|---|---|---|
| 75ミリ | 75×75 | 小型 |
| 100ミリ | 100×100 | 一般的 |
| 200ミリ以上 | 大型 | 大画面 |
ほとんどのモニターは100ミリに対応しています。ただし穴がない製品もある。
その場合は、挟んで固定する変換用の板を使います。見た目は劣りますが取り付けられます。
買う前に、背面に穴があるかを実際に見て確認してください。
耐荷重に余裕を持つ
画面の重さが、アームの上限に近いと動きが悪くなります。
27インチで5〜7キロ、32インチで7〜10キロが目安。アームの上限がこれをぎりぎり超える程度だと、高さを変えるたびに調整が要ります。
上限に2キロ以上の余裕があるものを選ぶと、軽く触るだけで動くようになります。
ガス圧式は、この余裕がないと勝手に上がったり下がったりします。
重い画面には、それに見合ったアームが要る。ここを削ると使い勝手が落ちます。
配線が整理できる
アームの多くは、腕の内側にケーブルを通せます。
電源と映像の2本が隠れるので、机の後ろがすっきりします。
ただし通す作業は取り付け時にやる必要がある。後から通すのは面倒です。
ケーブルの長さにも余裕が要ります。アームで動かす分だけ、たわみが必要になる。
短いケーブルだと、動かしたときに抜けます。取り付け前に長さを確認してください。
2画面にするときの注意
1本のアームで2画面を支えるものもあります。
ただし合計の重さが上限を超えやすい。2台で12キロを超えるなら、1台ずつ別のアームにするほうが安定します。
机の幅も要ります。27インチ2台なら、幅120センチ以上が目安。
クランプを2か所に付ける場合、天板のどこに付けられるかを先に測ってください。
縦に並べる使い方もあります。机の幅が足りないときの選択肢になります。
取り付けは1人でできるか
画面を持ち上げてねじ止めする作業があります。
軽い画面なら1人でできますが、7キロを超えると片手で支えながらの作業は難しい。
1人でやるときの工夫
- 先にアームを机に固定する
- 画面側の金具を先に取り付ける
- 机の上に画面を寝かせて作業する
- クッションを敷いて画面を保護する
画面側の金具を先に付けておけば、最後は差し込んでねじを1本締めるだけになります。
無理に1人でやると画面を落とします。重いものは人を呼んでください。
ガス圧式と機械式
高さを保つ仕組みに2種類あります。
| 方式 | 調整 | 動かしやすさ |
|---|---|---|
| ガス圧 | つまみで調整 | 片手で動く |
| 機械式(ばね) | ねじで調整 | やや力が要る |
頻繁に高さを変えるならガス圧です。座る姿勢と立つ姿勢で切り替える人には効きます。
一度決めたら動かさないなら、機械式でも困りません。価格が抑えられます。
ガス圧は経年で保持力が落ちることがあります。数年で調整が必要になる場合がある。
どちらも耐荷重に余裕があれば快適に動きます。
アームにしても解決しないこと
机の広さそのものは増えません。
土台の分だけ空きますが、画面の下に物を置けば結局は埋まります。
それから、机が浅ければアームでも限界があります。奥に下げられる距離は、机の奥行き以上にはならない。
壁際に机を置いているなら、アームで後ろに逃がす余地がありません。
机が狭いことが根本の問題なら、机を替えるほうが確実です。
アームが効くのは「机はあるが土台が邪魔」「高さが合わない」という状況です。そこを見極めてから買うほうが失敗しません。
あわせて読みたい
- 画面から選ぶならデスクモニターの選び方もどうぞ。
- 配線を整えるなら作業用マウスの検証もどうぞ。
まとめ
土台が消えて画面の下が空き、前後の位置も変えられます。
天板の厚みと、奥に5センチの余裕があるかを先に確認してください。
耐荷重は画面の重さより2キロ以上の余裕を持たせてください。
机が狭いことが根本の問題なら、机を替えるほうが確実です。
※本記事はプロモーションを含みます









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