カルダモンの刺激で立ち上がり、甘く着地するスパイシーウッディです。出だしはカルダモンとローズウッドの乾いた鋭さ、中盤はウードとサンダルウッドで重心が沈み、終盤はトンカビーンとバニラが肌に残る。夜と秋冬に用途を絞って、人と被らない一本を持ちたい人に向きます。
ヴィム・ヴェンダースの『パリ、テキサス』という映画があります。その登場人物ジェーンを引き合いに出して作られたのが、ペサドのブルー アイシャドウ(BLUE EYESHADOW)です。
この記事でわかること
- カルダモンからウード、バニラへ至る香りの流れ
- 名前の題材になった映画『パリ、テキサス』との関係
- 拡散と持続の実際、つける量と場所の目安
- 30mLと100mL、どちらを選ぶかの考え方
結論:ペサドで最も重心が低い、夜の一本
総合評価:4.3 / 5.0 ★★★★☆
カルダモンとローズウッドで立ち上がり、中盤のウードで重心が沈み、トンカビーンとバニラで甘く着地する。ペサドのなかでは最も重心の低い一本で、香調はスパイシーウッディ。派手に広がるタイプではなく、近い距離にいる人にだけ届く香り方をします。
使える場面は夜と秋冬に寄ります。日中や職場では持て余しやすいものの、そのぶん、ここぞという席ではっきり効く。1万3千円を超える買い物になるので、同じ香りのハンドクリームなどで方向を確かめてから本体に進むと失敗が小さい。
ペサド ブルー アイシャドウの基本情報
| ブランド | ペサド(韓国) |
| 商品名 | ブルー アイシャドウ(BLUE EYESHADOW) |
| 濃度 | オードパルファン |
| 容量 / 価格 | 30mL:13,420円 / 100mL:26,730円 |
| 香調 | スパイシーウッディ |
| 主要な調和 | カルダモン / サンダルウッド / アンバー |
| 持続 | 5〜7時間ほど |
| 題材 | 映画『パリ、テキサス』のジェーン・ヘンダーソン |
| シリーズ | 第3章 |
映画から来ている名前
公式は説明のなかで、ヴィム・ヴェンダース監督の『パリ、テキサス』に登場するジェーン・ヘンダーソンの名前を挙げています。
1984年のロードムービーで、カンヌのパルムドールを受賞した作品です。終盤、覗き部屋のガラス越しに交わされる長い対話が知られています。
公式の言葉では「私たちの時代の自由と不完全さ」。完璧でないことを肯定するという主題が、名前に込められています。
ノート構成
| 段階 | 原料 |
|---|---|
| 主要な調和 | カルダモン / サンダルウッド / アンバー |
| トップ | カルダモン / ローズウッド |
| ミドル | ウードウッド / サンダルウッド / ベチバー |
| ベース | アンバー / トンカビーン / バニラ |

主要な調和はカルダモン・サンダルウッド・アンバー。香調はスパイシーウッディで、ペサドのなかでは最も重心が低い一本です。
中盤にウードウッドが入ります。沈香のことで、香水では最も高価な素材のひとつ。そこにベチバーとサンダルウッドが重なり、最後はトンカビーンとバニラで甘く着地します。
チャプターという枠組み
香りをチャプターという単位でまとめているのが、このブランドの特徴です。第1章、第3章というように区切られていて、それぞれに物語が添えられている。1本ずつ売るのではなく、連作として設計されていることになります。香水を単品の商品ではなく作品集として見せる売り方は、欧州のニッチブランドが先に始めたものですが、韓国のブランドもこの形を取るようになりました。章ごとにディスカバリーセットが用意されているのも、その考え方に沿っています。
この香りは第3章に属します。
つけ方ともち
オードパルファンなので1〜2プッシュで足ります。持続は5〜7時間ほどとみておけば大きく外しません。
つける場所の目安
- 首すじ・耳の後ろ:最も届く
- 手首:動作のたびに香る
- 腰まわり:下から穏やかに立ち上がる
韓国のブランドは総じて拡散が穏やかに作られています。満員電車で持て余しにくい反面、すれ違いざまに気づかせる力は弱い。近い距離にいる人にだけ届く、と考えておくと期待を外しません。
つけ直すなら昼過ぎが目安です。ただし自分の鼻は最初の30分で慣れるので、「消えた」と感じても他人にはまだ届いていることがあります。足す前に袖などで一度確かめるほうが安全です。
ペサドは公式が英語で香りを説明していて、日本語の情報がほとんどありません。つまり他人のレビューを当てにできない。自分の鼻で判断するしかないぶん、試す手段を先に用意しておく意味が大きくなります。
どこで効くか
| 場面 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 秋冬の夜 | ◎ | ウードとバニラが整う |
| きちんとした席 | ◎ | 重心が低く大人びる |
| 職場 | △ | ウードは好みが割れる |
| 夏の日中 | △ | 汗と混ざると重い |
量の目安
- 1プッシュ。ウード系は増やすと飽和する
- 肌に直接。服につけると翌日まで残る
- 狭い室内に入る前は時間を置く
このブランドのこと
ペサドは韓国のフレグランスブランドです。日本にも公式のオンラインストアがあり、香水のほかハンドクリームやルームスプレー、ハンドウォッシュを展開しています。同じ香りを複数の形で出しているので、香水の前にハンドクリームで試すという入り方ができます。1万3千円の香水をいきなり買うより、3,520円のハンドクリームで方向を確かめるほうが安全です。
残念なところ
日本で試せる場所がほとんどありません。公式オンラインが主な窓口で、実物を嗅いでから買うという選択肢が事実上ない。
情報も少ない。公式の説明は英語のままで、日本語で香りを解説した情報が限られます。
知名度も高くありません。人に「ペサドの香り」と言って伝わる場面は、いまのところ少ない。香りで会話が生まれることを期待するなら、別のブランドのほうが向きます。
その代わり、被る心配はほぼありません。同じ香りの人と居合わせる確率は極めて低い。人と違うものを持ちたいなら、この点は利点になります。
ウードとバニラは好みがはっきり割れます。慣れていない人には重く感じられます。
使える場面も限られます。日中や職場には向かず、実質は夜の香りです。
裏を返せば、夜と秋冬に用途を絞れる人にとっては迷いのない一本です。重さも好みの割れ方も、その時間帯に限れば長所の側に回ります。日本語の情報が少ないぶん、他人の評価に流されずに選べる香りでもある。
大きさの決め方
日本では公式オンラインストアで買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 30mL | 13,420円 |
| 100mL | 26,730円 |
30mLと100mLで倍近い差があります。試すなら30mL、定番にするなら100mL。ハンドクリームやルームスプレーで同じ香りが出ているものもあり、そちらで試してから香水に進む買い方もできます。
買う前に確かめる
1万3千円を超える買い物になります。ペサドは日本で試せる店舗がほとんどなく、実物に触れずに買う人が大半です。少量から試す方法を持っておくと、失敗の幅が小さくなります。
まとめ:夜と秋冬に絞れば、はっきり効く一本
ブルー アイシャドウは、映画『パリ、テキサス』から名前を取った香りです。カルダモンで始まり、ウードを経てバニラで甘く着地します。
ペサドで最も重心が低い一本。夜と秋冬に絞って使うなら、はっきりした個性を持ちます。
オードパルファンで1〜2プッシュ、持続は5〜7時間が目安。拡散は穏やかで、届くのは近い距離にいる人まで。すれ違いざまに気づかせる力は弱いぶん、狭い室内でも持て余しません。
日本で試せる店舗はほとんどなく、価格も30mLで13,420円。いきなり本体に進むより、同じ香りのハンドクリームやルームスプレーで方向を確かめる手があります。知名度が低いぶん人と被らないので、自分の鼻で決められる人にはむしろ向いた一本でしょう。
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※本記事はプロモーションを含みます

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