プラモデルのニッパーは、刃のつくりで何が変わるのでしょうか。この記事では、5本を刃のつくりで分けています。ゲートの切り口に絞って選ぶなら、軸になるのはゴッドハンドのアルティメットニッパー5.0です。片刃の入門タイプから細かいパーツ用の薄刃まで、5本の刃の違いを順に見ていきます。
この記事でわかること
- 切り口のなめらかさをねらう片刃ニッパー3本の違い
- 細かいパーツの切り出しに向くタミヤの薄刃2本の違い
- 片刃3本で切ってはいけないもの
- 片刃を買うときに見る1点
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
5本の刃と得意な作業を表で見る
名前だけ見ても、5本の違いはつかみにくいはずです。先に表で並べておきます。
メーカーの説明では、片刃の3本は切り口のきれいさ、タミヤの2本は細かいパーツの切り出しを得意にしています。表の右の列は、メーカーが挙げている得意な作業です。
| 商品 | 刃のつくり | メーカーが挙げる得意な作業 |
|---|---|---|
| ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0 | 片刃・全長約120mm | なめらかな切断面をめざしたゲートカット |
| aurochs 極薄刃ニッパー 片刃 | 極薄の片刃・クロムバナジウム鋼 | 片方から真っすぐ切るゲート切断 |
| ゴッドハンド 片刃ニッパーST | 刃の厚い片刃・ステンレス | 丈夫さとクリア素材への対応 |
| タミヤ 薄刃ニッパー No.35 | 薄刃 | マストのような細かい部品 |
| タミヤ 先細薄刃ニッパー No.123 | 先細薄刃・全長115mm | 部品とランナーの間が狭いパーツ |

片刃と薄刃はどう違う?
片刃は、刃の片方を「切刃」、もう片方を「まな板刃」にしたニッパーです。切れる刃が片側にしかないので、片刃と呼びます。この記事ではゴッドハンドの2本とaurochsの1本がこのつくりです。
片刃のねらいは、切断面のきれいさです。aurochsは、極薄の片刃が片方から真っすぐ切るので、白化が少ないとしています。白化は、プラスチックの断面が白くなってしまう現象のことです。ゴッドハンドの片刃ニッパーSTも、片刃でなめらかに切れるので、極小パーツやプラスチック片が飛びにくいと説明しています。
タミヤの2本は薄刃です。刃先を細く、薄く仕上げていて、部品とランナーのすき間が狭いところに刃を入れやすくしています。ねらいは切り口というより、細かいパーツの切り出しのほうです。
片刃は切断面のきれいさ、薄刃は刃先の細さ。2つのつくりは、ねらっているところが違います。
刃の素材も、商品ごとに分かれています。aurochsの極薄刃ニッパーはクロムバナジウム鋼、片刃ニッパーSTはサビにくいステンレスです。タミヤのNo.123は、全体の焼き入れに加えて刃の部分に高周波焼き入れをした特殊鋼を使っています。
切り口のなめらかさをねらう片刃3本
ここからは、片刃の3本を1本ずつ見ていきます。同じ片刃でも、刃の薄さは1本ずつ違うのがポイントです。極薄の2本と、刃に厚みを持たせた1本に分かれます。
ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0
ゲートカットに特化して、切り口のきれいさを追いかけたニッパーです。ナイフのように薄く鋭い切刃と片刃構造で、デザインナイフで削いだような滑らかな切断面を目指しています。白化を最小限に抑えるというのも、メーカーの説明です。
切るときの力も軽めに設計されています。メーカーの目安では、Φ3mmのプラスチックを切る力は2kg以下。一般的なニッパーは3.5〜10kgとしていて、その差を数字で出しています。
切刃は、刃物で知られる新潟県燕三条の職人が1本ずつ刃付けと刃研ぎをしたもの。全長は約120mm、重さは約60gで、オリジナルのニッパーキャップが付いてきます。
切断跡がきれいなので、塗装せずに完成させたい人にもすすめられているニッパーです。塗装する人も、パーツに刃を沿わせてゲートを残さず切っても跡がえぐれないので、ヤスリやナイフでの処理が最小限で済むとしています。細かいパーツがパチンと飛んでいきにくく、飛んでいったパーツを探す手間が減るのも、メーカーが挙げている長所です。
メーカー希望小売価格は5,940円です。付属のニッパーキャップも含めて、販売ページで中身を確かめてください。
aurochs 極薄刃ニッパー 片刃
極薄に仕上げた片刃の、プラモデル専用ニッパーです。薄く繊細に研ぎ出した刃先で、通常のニッパーよりきれいにゲートを切れるとしています。メーカーがすすめる使い方は、入門者の片刃デビュー用と、上級者のサブ用の2つです。片方から真っすぐ切るので白化が少なく、切ったあとのヤスリがけも減らせるとしています。
刃は、硬さと摩耗への強さ、サビにくさ、粘り強さを備えたクロムバナジウム鋼です。
手元の作りが細かいのも特徴です。刃が開きすぎてスプリングが外れるのを防ぐストッパーと、力がかかりすぎて刃が折れるのを防ぐストッパーの2つを積んでいます。スプリングで自動的に開くので、少ない力でスムーズに操作できるのが利点です。グリップは2層の特殊ゾルコーティングで、長時間の作業でも滑りにくく疲れにくいとしています。
色はグレー&ライムで、メーカー希望小売価格は3,840円です。同じ販売ページには、せなすけコラボカラーも載っています。
ゴッドハンド 片刃ニッパーST
アルティメットニッパーと同じ使い方ができる片刃ニッパーです。アルティメットニッパーやブレードワンニッパーより刃を厚くして、丈夫さを持たせています。片刃構造のニッパーに慣れていない人に向けた、片刃の入門タイプです。
素材はサビにくいステンレス。片刃でなめらかに切れるため、切ったときに極小パーツやプラスチック片が飛びにくいとしています。クリア素材にも対応しているので、透明パーツも同じ1本で切り出せます。
全長は140mm、重さは約70g。開閉ロック機能も付いています。切断能力はプラスチックのΦ3mm以下までです。
メーカー希望小売価格は3,080円。片刃の切り口を、厚めの刃で試せる1本です。

細かいパーツを狙えるタミヤの薄刃2本
タミヤの2本は、どちらも名前に「ゲートカット用」と入った薄刃です。違いは刃先の細さにあります。
タミヤ 薄刃ニッパー No.35
タミヤの精密ニッパーの刃先を、さらに細く、薄く、シャープにした1本です。艦船モデルのマストのような細かい部品や、ランナーとのすき間が狭いパーツのカットを得意にしています。
刃先は熟練工の手で丹念に仕上げたもの。グリップは握りやすい特殊ゾルコーティング仕上げで、ここはNo.123とも共通しています。
タミヤの価格表示は3,960円(本体価格3,600円)で、ゲートカット用の薄刃としてクラフトツールのNo.35にあたります。
タミヤ 先細薄刃ニッパー No.123
No.35の薄刃ニッパーより、さらに先細の形に仕上げた刃先が特徴です。部品とランナーの間が狭い場所や、細かなパーツの切り出しに力を発揮します。軽い力でカットできて部品を傷めないので、組み立て中のストレスも減らせるとしています。
刃は、全体の焼き入れに加えて、刃の部分に高周波焼き入れをした特殊鋼製。全長は115mmで、ブラックのグリップには滑りにくく手になじむ特殊ゾルコーティングがかかっています。
No.35もすき間の狭いパーツを得意にしていますが、先端をもう一段細くしたのがNo.123です。同じタミヤの薄刃でも、刃先の形はこの2本で違います。
タミヤの価格表示は3,960円(本体価格3,600円)です。No.35より先細にしたゲートカット用として、クラフトツールのNo.123にあたります。
片刃3本で切ってはいけないものは?
片刃の3本には、切ってよい素材とサイズにメーカーの注意書きがあります。ここは注文する前に目を通しておいてください。
アルティメットニッパー5.0は、切れ味を重視した繊細なニッパーです。使い方を誤ると、刃が欠けたり折れたりすることがあります。対応素材はPS・PP・ABS・PEのプラスチックだけです。
片刃ニッパーSTも、対応素材は同じ4種類のプラスチックだけで、金属は切れません。切断能力はΦ3mm以下です。
aurochsの極薄刃ニッパーは、刃先を繊細に削り込んでいるため、無理な力が加わると刃折れしやすいとしています。刃折れ防止のストッパーを積んだモデルでも、ここは変わりません。作業は軽めのカットで。金属や木などプラスチック以外のもの、3mm以上のプラスチックは切らないよう書かれています。
金属のパーツは、片刃の3本とも切らないでください。片刃ニッパーSTとaurochsの2本は、太さ3mmを超えるプラスチックも対象外です。
最後に見るのは右手用か左手用か
片刃を買うときは、販売ページで右手用か左手用かを見てください。
アルティメットニッパー5.0は、ゴッドハンド公式の楽天市場店の販売ページ名に「右手用」と入っています。aurochsの極薄刃ニッパーは、同じ販売ページに左手用も載っています。左手でニッパーを持つ人は、ここだけ確かめてから注文してください。
※本記事はプロモーションを含みます

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