メープルシロップとラム酒の甘さが渦を巻く、密度の高いオードパルファン。公式の説明では、そこへコーヒーレジノイドとソフトスエードが重なり、官能的なドライダウンへ流れていきます。狙いは夜の外出と秋冬で、甘さがはっきり出る方向。軽さを求める人より、重心の低い香りを面白がれる人に向いた一本です。
メープルシロップの甘さに、酔いという状態を重ねた名前です。ボーントゥスタンドアウトのDRUNK MAPLEを読み解きます。僕はこれを持っていないので、公表されている内容から読み取れることを整理します。
この記事でわかること
- DRUNK MAPLEの香りの正体(メープルシロップとラム酒の甘さ)
- 調香師アレックス・リーと、ボーントゥスタンドアウトという新興ブランドの背景
- つける量・持続時間と、向く場面/外したほうがいい場面
- 50mLで33,000円という価格と、入手のしにくさをどう考えるか
結論:DRUNK MAPLEは「夜のための甘さ」に振り切っている
一言でいえば、飲む前の高揚を甘さに置き換えた香り。公式が挙げる原料はメープルシロップ、ラム、ダバナ、ピンクペッパー、コーヒーレジノイド、スエード、サンダルウッド、バニラ、ベンゾイン。甘い素材の周りを、木と樹脂とコーヒーが囲む並びになっています。
向くのは夜の外出と、秋冬です。甘さがはっきり出るぶん好みは分かれますが、その分ハマる人には深く刺さる方向。調香師を公表し、ヴィーガン処方であることも明示しているので、挑発的な名前で身構えるほど中身は丁寧に見えてきます。
総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★★
ボーントゥスタンドアウト DRUNK MAPLEの基本情報
| ブランド | ボーントゥスタンドアウト(2019年・ソウル発/日本上陸は2023年7月) |
| 商品名 | DRUNK MAPLE(オードパルファン) |
| 調香師 | アレックス・リー |
| 容量 / 価格 | 50mL:33,000円 |
| 主な原料 | メープルシロップ、ピンクペッパージャングルエッセンス、ダバナエッセンス、ラムジャングルエッセンス、コーヒーレジノイド、スエード、サンダルウッド、オルカノックス、バニラ、ベンゾインレジノイド |
| つけ方の目安 | 1〜2プッシュ/持続6〜8時間 |
甘さと酔い
公式の説明はこうです。「外出前のプレドリンクのように欠かせない相棒のドランクメープル。最前線で興奮のトーンを奏でるジャングルエッセンスを添えたゴールデンラム酒と超やみつきのメープルシロップが魅惑的なシンフォニーの中で渦巻きます。温かみと洗練の感覚をもたらすコーヒーレジノイドとソフトスエードに、官能性溢れるドライダウン。香水の甘い罠を仕掛けて夜の魅力を満喫してください。 メイプルシロップ ピンクペッパージャングルエッセンス ダバナエッセンス ラムジャングルエッセンス コーヒーレジノイド スエード サンダルウッド オルカノックス バニラ ベンゾインレジノイド 調香師:アレックス・リー 内容量:50」
香りの説明に情景と感情を持ち込むのが、このブランドの書き方です。何の匂いかを列挙するのではなく、どういう状態かを先に示す。
誰が作ったか
公式が公開している調香師はアレックス・リーです。
このブランドは調香師の名前を全種類で公開しています。しかも起用しているのは欧州の第一線で仕事をしてきた人たちで、名前だけで売るブランドではないことが分かります。
挑発的な名前をどう受け取るか
名前を見て驚く人は多いはずです。汚れ、不潔、罪。どれも普通の香水ブランドが避ける言葉ばかりで、意図的にそうしています。言いにくいものに名前を付けるという姿勢が、このブランドの中心にある。香りそのものは丁寧に作られていて、名前の粗さと中身の精度が食い違っているのが面白いところです。
ヴィーガン処方であることも公表しています。動物由来の原料を使わず、動物実験も行わない。挑発的な見た目とは裏腹に、作り方は現代的です。ムスクやアンバーグリスといった動物由来の素材は、現在では合成で再現されるのが主流になっていて、そこを明示するブランドが増えています。
つけ方と持続
オードパルファンなので1〜2プッシュで足ります。持続は6〜8時間ほど。
つける場所の目安
- 首すじ・耳の後ろ:最も届く
- 手首:動作のたびに香る
- 腰まわり:下から穏やかに立ち上がる
このブランドは香りの密度が高い部類です。同じ1プッシュでも、一般的なオードパルファンより存在感が出ます。初めて使うときはいつもの半分から始めるほうが安全です。
つけ直すなら昼過ぎが目安です。ただし自分の鼻は最初の30分で慣れるので、「消えた」と感じても他人にはまだ届いていることがあります。足す前に袖などで一度確かめるほうが安全です。
このブランドは日本語のレビューがまだ少ない部類です。他人の評価を当てにできないぶん、自分の鼻で判断するしかありません。試す手段を先に用意しておく意味が、他のブランドより大きくなります。
使いどころ
| 場面 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 夜の外出 | ◎ | 密度が高く場面に合う |
| 秋冬 | ◎ | 重心の低さが整う |
| 職場 | △ | 存在感が出やすい。量の管理が要る |
| 夏の日中 | △ | 汗と混ざると重い |
作っているブランド
ボーントゥスタンドアウトは、2019年にソウルで始まったフレグランスブランドです。掲げているのは「社会の規範に抑え込まれた欲望を解放する」というコンセプトで、商品名もそれに沿って挑発的なものが多い。日本には2023年7月に上陸し、いくつかのセレクトショップと専門店が扱っています。
惜しいところ
試せる場所が限られます。日本での取扱は数店舗で、地方だと現物に触れる機会がほぼありません。
価格も高い。50mLで33,000円という設定は、欧州の老舗ニッチブランドと同じ帯です。
商品名も人を選びます。人に見せる場面や、贈り物にする場面では名前そのものが障壁になることがあります。
その代わり、被る心配はほぼありません。日本での流通量が限られているので、同じ香りの人と居合わせる確率は極めて低い。人と違うものを持ちたいなら利点になります。
ボトルも黒を基調にした重い作りで、棚に置くと存在感があります。香りだけでなく、モノとしての性格もはっきりしているブランドです。
甘さがはっきりある方向です。
容量の選び方
日本では正規取扱店のオンラインストアと、いくつかのセレクトショップで買えます。路面店は限られるので、実物を試せる場所は多くありません。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 33,000円 |
並行輸入や個人輸入の品も出回りますが、保管状態が読めません。香りは熱と光で変わるので、正規の流通で買うほうが確実です。
買う前に確かめる
3万円を超える買い物になります。しかも日本で試せる場所が限られていて、実物に触れずに買う人が多い。少量から試す方法を持っておくと、失敗の幅が小さくなります。
まとめ:名前で身構えるほど、中身は真面目
DRUNK MAPLEは、名前の粗さと中身の精度が食い違っている一本です。調香師名まで公開されていて、作り方は真面目です。
名前を受け入れられるかどうかが最大の分かれ目になります。そこを越えられるなら、他にない個性を持っています。
使うときのコツはひとつです。密度が高い部類なので、初めてならいつもの半分から。鼻は最初の30分で慣れるので、消えたと感じても足す前に袖で一度確かめてください。
価格は50mLで33,000円。試せる店が限られるぶん、少量から試す手を先に用意しておくほうが安全です。日本語のレビューがまだ少ない銘柄なので、最後は自分の鼻で決めることになります。
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※本記事はプロモーションを含みます

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