ドクターマーチン ブーツ メンズ 最初の1足はこれで決まる

メンズのブーツ

最初の1足をどれか1足に絞るなら、僕は1461の3ホールを選びます。丈が出ないぶん春も秋も履けて、スラックスにもデニムにも収まる。ブーツらしい見た目の強さなら1460ですが、最初の1足に効いてくるのは見た目よりも出番の数です。

服に累計2,000万円ほど使ってきて、いちばん失敗を重ねたのが足元でした。かっこいいと思って買ったブーツが、その年に4回しか出番がなかったこともある。履かない靴は、値段がいくらであっても高い買い物になる。これは金を払って覚えました。

この記事では1460と1461に、紐そのものが合わなかったときの逃げ道としてブランドストーンを足した3足を、丈・季節・脱ぎ履きの3点で振り分けます。硬さや雨の弱さといった、買ってから知ると面倒な話も後半に置きました。

この記事を書いた人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。

洋服には累計で2,000万円ほど、いまも年間300万円くらい使っています。綺麗め・大人シンプルが軸ですが、着るものの幅は広いほうです。スーツは既製もオーダーも実際に買って比べましたし、「高いものが正解だった買い物」も「値段ほど差がなかった買い物」も、同じくらい経験してきました。

だからこのブログでは、値段ではなく、どこを見れば外さないかを書いています。手元にないものは「レビュー」とは書かず、条件で振り分ける形にしています。

YouTubeでは日常Vlogをメインに発信しています

目次

迷ったら1461。3ホールが最初の1足に向く

理由は3つあり、どれも「年に何回履くか」に直結します。丈が出ないので春と秋にも回せること。足首が隠れないのでパンツの裾を選ばないこと。そして紐が3段しかないので、人の家や店に上がるたびに面倒だと感じません。

ブーツを買ったのに履かなくなる人は、たいてい寒くない時期の出番を作れていません。8ホールを4月に履くと、見た目にも体感にも重い。ここで先に断っておくと、3ホールは公式の表記でも「ブーツ」ではなく短靴のシューズです。ブーツを探して来た人には拍子抜けかもしれませんが、その壁が最初から立たないぶん、出番の数では確実に勝ちます。

マーチンを最初に1足買う人の多くは、記号としての見た目と、毎日履ける道具の両方を欲しがっています。片方だけでいいなら迷いません。両方を1足で満たす確率がいちばん高いのが3ホールだ、というのが僕の結論です。丈が短いことは弱点ではなく、そのまま稼働日数に変わる。

モデル向いている人買う前に飲み込む点
Dr.Martens 1461 3ホールシューズ通年で履きたい・仕事や綺麗めの服にも寄せたい足首が固定されず、紐が甘いとかかとが浮く
Dr.Martens 1460 8ホールブーツ冬に厚手のパンツで履く・ブーツらしい丈が欲しい脱ぎ履きに時間がかかり、1461より重い
Blundstone ORIGINALS #510 サイドゴアブーツ紐が面倒・1日に何度も脱ぎ履きするフィットの微調整ができず、ゴムは履くほど伸びる
向き不向きだけを並べています。価格は各商品枠に出ている通販モールの実売で、時期や販売店で動きます
メンズのブーツ(1)

1460と1461を分けているのは丈だけではない

同じイエローステッチ、同じ形のソール、同じ革。箱から出して並べると兄弟にしか見えませんが、1週間履くと別の靴だと分かります。差が出るのは季節・脱ぎ履き・服との合わせやすさの3点です。あいだにサイズ合わせの話も挟みます。

履ける季節が4ヶ月ちがう

1460は足首まで覆うので、冬は明確に暖かく、ホールドも効きます。裏を返せば、気温が上がった時期には熱がこもる。1461は同じ革でも足首が開いているぶん、真夏を外せばだいたい履けます。年間の稼働日数で見ると、この差は小さくありません。

僕の場合、8ホールを履くのは11月から2月まで。3ホールは10月から5月まで出しっぱなしです。同じ2万円台の靴で、稼働が倍近く変わる。

この差は、買う前にはほとんど想像できないところでもあります。店で履き比べているときは、どちらも良い靴にしか見えない。差がつくのは買った翌年の4月と10月で、片方だけが玄関に出たままになります。

脱ぎ履きの回数がじわじわ効く

8段の紐は、通勤で1日2回ほどいて締めるだけなら耐えられます。問題は座敷の店、実家、友人宅、それから買い物ついでの試着。1日に3回も4回も脱ぐ日があると、8ホールは確実に億劫になります。8ホールを買った年、飲みに行く店を「靴を脱がない店」で選んでいる自分に気づいて、さすがに苦笑いしました。3ホールにはその気疲れがない。

ただし3ホールは、足首が固定されないぶん紐の締め方がそのまま履き心地になります。上の段が緩いまま歩くとかかとが浮いて、慣らし期間の靴擦れはたいていここから始まる。毎朝きちんと締められる人向け、という言い方が正確でしょう。

裏を返すと、締め方さえ覚えれば足に合わせ込めるということでもあります。甲の高さも幅も、段ごとにテンションを変えれば吸収できる。ここは紐靴の強みです。

Dr.Martens 1461 3ホールシューズ

Dr.Martens 1461 3ホールシューズ

参考価格 24,750円前後

最初の1足の本命。通年で履きたい人、仕事や綺麗めの服にも寄せたい人

試着で見るのは3点だけ

かかとが浮かないか。甲が押されすぎていないか。つま先に指1本ぶんの余りがあるか。この3つが揃っていれば、あとは履いているうちに革が動いて合ってきます。逆に、この3つのどれかが最初から破綻している靴は、慣らしても直りません。

厚手の靴下で合わせるのがおすすめです。マーチンは冬に厚い靴下で履くことが多く、薄い靴下で合わせたサイズだと真冬にきつくなる。逆に、大きめを買って靴下で埋める発想は失敗しやすい。中で足が前に滑って、つま先が当たります。

通販で買う場合は、返品や交換の条件を先に見ておくこと。サイズ違いを引いたときに戻せるかどうかで、買い物の難易度がまるで変わります。

服との合わせやすさ

丈が出ないので、スラックスの裾が自然に乗ります。テーパードのデニムでもワイドでも、裾が靴の上で止まってくれる。1460は丈が見えるぶん、細身のパンツ以外だと足元だけ重く見えることがあります。綺麗めに寄せたい人ほど、短靴のほうが扱いやすいはずです。

スラックスに1461、上は無地のニット。この組み合わせは仕事にも週末にも通ります。8ホールで同じことをやろうとすると、パンツのシルエットをかなり選ぶ。

もうひとつ、短靴は靴だけが浮きにくい。足元に重心が寄らないので、上に何を着ても釣り合いが取りやすくなります。服の系統を固定していない人ほど、この扱いやすさが効いてくるはずです。

それでも8ホールを選ぶ場面はある

ドクターマーチンと聞いて頭に浮かぶ形は、たいてい8ホールのほうでしょう。冬に厚手のパンツを合わせる前提なら、足首まで覆う防寒とホールド感は素直に効きます。記号としての強さは、短靴では出せません。

重さについては正直に書きます。1461より重いのは持った瞬間に分かりますし、履き慣らしの間はくるぶしの上が当たって痛い。この期間を越えるまでは、長く歩く日に下ろさないほうが賢明です。厚手の靴下で、最初の2週間は近所の買い物程度に留める。それだけで当たりの出方がかなり変わります。

合わせ方にもコツがあります。裾を靴に被せると丈が死ぬので、8ホールを買ったなら履き口が見える長さで穿くほうが素直。ロールアップでも、最初から短めのパンツでも構いません。丈を見せないなら、そもそも3ホールで足りるという話になります。

冬しか履かないと割り切れるなら、8ホールはむしろ買って後悔しない1足。年に4ヶ月しか出番がないことを最初から分かって買うのと、買ってから気づくのとでは、満足度がまるで違います。

Dr.Martens 1460 8ホールブーツ

Dr.Martens 1460 8ホールブーツ

参考価格 24,999円前後

冬に厚手のパンツで履く人、ブーツらしい見た目を求める人

紐そのものが面倒なら、サイドゴアに逃げていい

ここまで読んで「紐がある時点で自分には無理かもしれない」と思った人もいるはずです。その感覚は正しくて、無理に紐靴を選ぶ必要はありません。

ブランドストーンのORIGINALS #510は、マーチンの2足よりいくらか上ですが、同じ2万円台に収まります。サイドゴアなので着脱は一瞬、履き慣らしもほとんど要らない。マーチンの「重い・硬い・脱ぎ履きが手間」という難点が、そのまま裏返っている靴です。毎日どこかで靴を脱ぐ生活をしている人には、こちらのほうが確実に履く回数が増えます。

履き慣らしがほとんど要らないというのは、想像以上に大きい利点です。マーチンは最初の数週間が試練で、そこで挫折する人を何人も見てきました。買った日から普通に歩ける靴は、それだけで生活に入り込みます。

弱点も裏返しで出ます。紐がないのでフィットの微調整ができず、甲が高い人や幅広の人は当たる箇所を逃がせない。ゴム部分は履くほど伸びるので、数年経つと最初の締まりは残りません。そして、イエローステッチのような分かりやすい記号がない。ここが譲れないなら、素直にマーチンへ戻ってください。逆に、記号よりも「毎日ちゃんと履けること」を優先するなら、この靴が答えになります。

Blundstone ORIGINALS #510 サイドゴアブーツ

Blundstone ORIGINALS #510 サイドゴアブーツ

参考価格 28,600円前後

紐が面倒な人、毎日脱ぎ履きする人、マーチンの硬さが合わなかった人

向く人と向かない人を、はっきり分けておく

3足とも良い靴ですが、生活が合わないと履かなくなります。ここは遠慮せずに書きます。

1461が向くのは、通勤で履きたい人。オンとオフで靴を分けたくない人。パンツはスラックスもデニムも穿く人。向かないのは、毎朝ばたばたしていて紐を結び直す余裕がない人です。上の段が緩いまま歩けば、かかとが浮いて靴擦れになる。それが2回続くと、靴箱の奥に入ります。

1460が向くのは、冬のコーディネートの主役を足元に置きたい人。厚手のパンツやワイドのシルエットを穿く人。向かないのは、座敷の店や人の家に上がる機会が多い人、そして1日に1万歩以上歩く人です。重さは慣れますが、脱ぎ履きの回数は慣れません。

ブランドストーンが向くのは、着脱の速さを最優先する人。革靴の硬さで一度挫折した人。向かないのは、足の甲が高い人や幅が広い人、それから「マーチンらしい記号」を求めている人です。この靴を選んだ時点で、イエローステッチの見た目は諦めることになります。

買う前に飲み込んでおきたい弱いところ

3足に共通する話と、マーチン特有の話を分けて置いておきます。

買ってから知ると面倒なこと

  • 新品のレザーは硬く、足に馴染むまで数週間かかる(マーチン2足の話。ブランドストーンはこの慣らしがほぼ要らない)
  • 防水ではないので、雨が続くと縫い目から水が入る(3足に共通)
  • ソールは特別に滑りにくいわけではなく、濡れたタイルや駅の階段では気を使う(3足に共通)
  • 通販モールには正規品・並行輸入・中古が混ざる。出品者と状態の表記は必ず確認する(3足に共通)

雨については、僕は割り切って別の靴を用意しています。濡らすと革が硬くなり、乾く過程で型崩れも起きる。天気予報が怪しい日は、素直にスニーカーで出ます。身長を少しでも稼ぎたい日に何を履くかはダブルエイチの靴でも書いたので、そちらも合わせて読んでみてください。

滑りについても、期待しすぎないほうがいい。厚みのあるソールは見た目こそ頑丈ですが、濡れた路面のグリップは別の話です。雨上がりの駅の階段で一度ひやりとしてから、僕は雨の翌日も歩幅を狭くしています。

通販モールで買う場合、同じ型番でも正規取扱・並行輸入・中古が同じ検索結果に並びます。並行輸入が悪いという話ではなく、保証の窓口とサイズ表記の基準が変わるという話。数百円の差で迷うより、どこが売っているかを見たほうが結果的に安く付きます。

メンズのブーツ(2)

慣らしと手入れで、寿命は素直に変わる

最初の2週間は厚手の靴下を履いて、短時間だけ。当たる箇所が分かったら、そこだけクリームを多めに入れて革を柔らかくします。この工程を飛ばして初日から1日中歩くと、かかとが割れて、その傷が治る前に嫌になる。僕が1足目でやった失敗そのものです。

手入れそのものは難しくありません。汚れを落として、クリームを薄く入れて、乾いた布で拭く。頻度と手順は革靴の正しいお手入れ方法にまとめてあります。ソールが減ってきたら張り替えに出す前に自分で埋める手もあって、その方法はシューグーでのソール補修で扱いました。

3年履いて、ソールを1度直して、まだ現役。この使い方ができる靴は、実売2万円台のなかでは多くありません。

1足あたりの単価は、履いた日数で決まる

服にかなりの金額を使ってきた身として、いちばん信用している物差しがこれです。値札ではなく、値段を履いた日数で割る。2万円台の靴を年に80日履いて3年使えば、1日あたり100円ちょっと。同じ靴を年に10日しか履かなければ、1日あたり800円を超えます。

この計算をすると、最初の1足に3ホールを選ぶ理由がもう一段はっきりします。8ホールが劣っているのではなく、履ける日数の上限が構造的に違う。冬しか出番がない靴を1足目に置くと、単価は必ず高く付きます。

2足目を考える段階になったら話は逆で、そこからは主役を張れる1足を選んだほうが満足度が高い。1足目で稼働を取り、2足目で見た目を取る。この順番なら、どちらも無駄になりません。

足元をもう少し詰めるなら

結局、どれを買うか

年間を通して履きたい、仕事の服にも寄せたい。そう思っているなら1461。冬に厚手のパンツで、ブーツらしい丈を出したいなら1460。紐を締めること自体が生活に合わないなら、ブランドストーンへ。

3足とも実売は2万円台に収まります。数千円の幅はありますが、どれを選ぶかの決め手になるほどの差ではありません。効いてくるのは、あなたが1日に何回靴を脱ぐか、そしてその靴を何月から何月まで履くつもりか。この2つを先に決めてしまえば、答えは1つに絞れます。

ブーツという言葉で探しに来た人に短靴を薦める形になりましたが、僕が3年ぶんの出番で確かめた結論はこれです。丈は後から2足目で足せる。最初の1足は、履く日数が多いほうを取ってください。

足元で一緒に迷いやすいもの

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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