最大20dB、平均23dB、25〜30dB。ライブ用の耳栓は、音を下げる量の書き方からしてメーカーごとに違います。たとえばオーディオテクニカのAT-ERP5は、欧州と北米の2つの規格で認定されたイヤープラグです。今回の5点は、どれも音楽のバランスを崩さずに音量を下げることをうたっています。
この記事でわかること
- 5点の音を下げる量と、数字の書き方の違い
- イヤーチップやケースなど付属品の違い
- 洗い方と保証で見ておく点
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
5点の違いを表で比べる

先に5点を1枚の表にしました。真ん中の列が音を下げる量の表記、右の列が箱に入っているものと本体のつくりです。
| 商品 | 音を下げる量 | 付属品・つくり |
|---|---|---|
| Etymotic ER20XS-SMF-C | 最大20dB | 3フランジのイヤーチップ(S・L)、フォームのイヤーチップ、ネックコード、収納ケース |
| radius DROP in Live EP-D20K | 平均23dB(ディープマウントイヤーピース装着時) | シリコンのイヤーピースXS・S・M・L、収納ケース、コネクターコード |
| オーディオテクニカ AT-ERP5 | SNR 21dB・NRR 14dB | イヤピースXS・S・M・L、ストラップホール付きキャリングケース |
| FitEar ライブ用イヤープラグ | メーカーの数値なし(販売店の表記で15dBほど) | スポンジのイヤーチップ、着脱できるケーブル、遮音量を上げるキャップ |
| qdc LINEAR MAGIC | 25〜30dB | トリプルフランジ、首掛け用の紛失防止ストラップ、カラビナ付き収納ケース |
| 注意 | FitEarは水で洗えない(qdcは水洗いできる)、qdcのメーカー保証は1ヶ月 | Etymoticは並行輸入品だと国内代理店のサポートを受けられない |
真ん中の列は、同じ物差しで測った数字ではありません。Etymoticは「最大」、radiusは付属のイヤーピースを着けたときの「平均」、qdcは25〜30dBという幅で書いています。
AT-ERP5に至っては、1つの製品にSNR 21dBとNRR 14dBの2つの数字が付いています。表し方が変わるだけで7dBの差が出るわけです。この5点は、数字の書き方が1つとして同じではありません。FitEarはメーカーのページに数値が無く、15dBほどというのは販売店の説明です。なので僕は、この列の数字が大きい順に決めるのはおすすめしません。
ライブ用耳栓のおすすめ5点

表と同じ順番で、1点ずつ紹介します。気になる1点から読んでもかまいません。
Etymoticは会話の明瞭さも保つ
Etymotic High-Fidelity Earplugsの1つであるER20XS-SMF-Cは、音楽の臨場感を損なわずに騒音を最大20dB下げるイヤープラグです。国内でのEtymoticの取扱は完実電気で、説明には、どんな騒音環境でも会話や音楽の明瞭さを保つことまで書かれています。会場で人と話す場面があるなら、この会話の明瞭さは見ておきたいところです。
型番の末尾SMF-Cは、Sサイズの3フランジ・イヤーチップが付いたクリアのモデルです。箱にはLサイズの3フランジ・イヤーチップとフォーム・イヤーチップも入っていて、耳の大きさや形に合わせて付け替えられます。イヤーチップが交換できる分、清潔に長く使えます。
ネックコードと収納ケースも付属。価格はオープン価格です。並行輸入品は、国内代理店の完実電気のサポートを受けられません。Lサイズの3フランジが付いた型はER20XS-CCC-Cという別の型番なので、注文するときは型番の中ほどにあるSMFとCCCで見分けてください。JANコードは2つの型番で共通の表記なので、番号だけでは区別できません。
Etymotic ER20XS-SMF-C クリア スタンダードフィット
参考価格 4,400円前後
音の輪郭を残したまま、ライブ全体の音量だけを均等に下げたい人向け。
メーカーはこの耳栓を、音楽好きだけでなく、騒音のある場所で働く人にも向けて作っています。
DROP in Liveは迫力重視
DROP in Liveは、radiusがライブ用イヤープラグとして出している、イヤーピース交換式の耳栓です。特別なチューニングでサウンドバランスを損なわず、大音量の迫力を楽しめるように作られています。ライブやイベントで、音をクリアに楽しみたいときのための1点です。
遮音性は、付属のディープマウントイヤーピースを着けたときで平均23dBです。そのイヤーピースはシリコン製で、XS・S・M・Lの4サイズが1セットずつ入っています。XSから用意されているので、耳の穴が小さめの人もサイズを選べます。本体の素材はABSで、イヤーピースだけを付け替える作りです。
付属品として、収納ケースとマグネット付きのコネクターコードも入っています。ライブ会場で外したあと、ケースにしまって持ち歩きたい人に合う組み合わせです。radiusの公式ストアは、楽天とYahoo!ショッピングにもあります。メーカーが出している税込価格は3,850円です。
色はクリア、ブラック、ブルーの3色があり、ここで紹介しているのはブラックのEP-D20Kになります。
AT-ERP5は2つの規格で認定
オーディオテクニカのAT-ERP5は、ライブやフェスのような大音量の場に合わせたイヤープラグです。2層のフィルタリングダンパーと音楽リスニング用のイヤピースで、音質を保ちながら適切な音量でライブの音を楽しめるようにしています。
メーカーによると、AT-ERP5は第三者機関のテストを経て、欧州(EN)と北米(ANSI)の2つの標準規格で認定されています。遮音の数字に裏付けがほしい人は、この認定を見てください。
形は耳にしっかりフィットするように作られていて、激しい動きの中でも安定した装着感をうたっています。フェスで跳んだり手を挙げたりする場面が多いなら、ここは見ておきたいところです。
重さは1個約1.2gで、素材はソフトシリコンです。イヤピースはXS・S・M・Lの4サイズが付いていて、キャリングケースにはストラップホールがあります。替えのイヤピースには、抗菌仕様のER-CKM55が別売りで用意されています。なくしたり傷んだりしても、イヤピースだけ買い足せばいいわけです。発売日は2026年3月13日です。
アクセサリー感覚で使えるデザインで、色はBKとGDの2色から選べて、JANコードも色ごとに分かれています。公式の税込価格は3,960円です。
製品ページでは、音楽のそばにいる人に向けた騒音対策として紹介されています。
FitEarはキャップで遮音を調整
FitEar(須山補聴器)のライブ用イヤープラグは、「音が大きすぎてちょっと耳がつらい」と感じたときに、さっと使えるように作られた耳栓です。ねらいは、耳への負担を和らげること。
内部の音響フィルターが、音楽のバランスを保ちながら音量をほどよく下げる仕組みです。ちょうどオーディオのボリュームを絞るようなイメージでしょう。
しかも、遮音の強さは自分で上げられます。付いているキャップを音響フィルターの穴に押し込むと、遮音量が上がります。イヤーチップは柔らかいスポンジの反発力で耳穴をふさぐタイプで、ケーブルは着脱式です。サイズが合わないときは無理に使わないよう、メーカーは注意を添えています。耳に違和感を覚えたら、すぐに使うのをやめるようにとも書かれています。騒音用の耳栓なので、ダイビングや潜水には使えません。本体を水で洗わないように、という注意もあります。
その場で遮音を強めたい人には、キャップの付いたこの1点が合います。
この耳栓は、FitEarが進めるSAFE LISTENINGという活動の一環として開発されました。
LINEAR MAGICは音質最優先
LINEAR MAGICは、ノイズ低減量を25〜30dBと出しているライブ用耳栓です。プロ向けのカスタムIEMを作ってきたqdcが、そのサウンド調整の技術を応用し、プロのフィードバックを受けながら新しく開発しました。
狙っているのは、音質を落とさずにフラットに音圧を下げることです。メーカーは音質最優先と書いていて、目的は完全に音を消すことではなく音圧を下げることだとはっきりさせています。音のバランスを変えずに、音圧だけを下げたい人に合う1点です。
本体は医療グレードのLSRで、中に独自のメモリーフォーム音響フィルターが入っています。形はトリプルフランジで、Etymoticの3フランジと同じく3段のつくりです。片側の大きさはW15mm×H20mmで、重さは片側1g。水洗いできるので、長く清潔に使えます。
首掛け用の紛失防止ストラップと、カラビナ付きの携帯用収納ケースも入っています。発売時に伝えられた希望小売価格は税込2,200円です。
日本ではアユートが代理店として扱っていて、発売は2026年9月18日と伝えられています。
会場に持っていく1つを決める
ライブに持っていく道具を揃えているなら、ライブ用双眼鏡のおすすめもあわせて読んでみてください。
5点を読んで迷ったら、もう一度最初の表に戻ってください。表の最後の行には、洗い方と保証、並行輸入品の注意も入れてあります。
見てほしいのは右の列です。自分の耳に合いそうなサイズのイヤーチップが入っているか、ケースとストラップ、コードのどれが付くか。この2つを見比べてから選んでください。
※本記事はプロモーションを含みます

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