クローゼットに入っている服の半分は、この1年着ていないはずです。それでも手放せないのは、判断の基準がないからです。感覚で決めようとすると迷い続けます。機械的に判断できる基準を用意すると、一気に進みます。
基準を5つに絞る
| 基準 | 判断 | 例外 |
|---|---|---|
| 1年着ていない | 手放す | 礼服・特別な場面用 |
| サイズが合わない | 手放す | なし |
| 傷んでいて直さない | 手放す | なし |
| 同じものが3着以上 | 2着まで残す | 消耗品は除く |
| 着ると気分が上がらない | 手放す | なし |
1年着ていないものは、次の1年も着ません。統計というより、経験則として確度が高い基準です。
「痩せたら着る」は、期限を決めてください。半年で判断する、と決めれば動けます。
礼服や冠婚葬祭用は、年に数回でも必要です。ここだけは例外として扱う。
迷うものの扱い
5つの基準で判断がつかないものが残ります。
保留の方法
- 箱に入れて日付を書く
- 見えない場所に3か月置く
- その間に一度も出さなければ手放す
- 出したものは戻す
この方法なら、判断を先送りにしても前に進みます。
3か月あれば、季節が1つ変わります。着る機会があったかどうかが分かる。
箱を開けずに3か月経ったなら、それは無くても困らなかったということです。
手放せない理由を分解する
| 理由 | 実際のところ |
|---|---|
| 高かった | 払った金額は戻らない |
| まだ着られる | 着られることと着ることは別 |
| 思い出がある | 写真に撮れば残せる |
| いつか使う | 1年使わなければ次も使わない |
| もったいない | 場所を占有する費用がある |
高かったから手放せない、というのが最も多い理由です。ただし持ち続けても、その金額は戻りません。
むしろ状態が落ちて、売れる金額が下がっていきます。早く手放すほど回収額は大きい。
思い出のあるものは、写真を撮ってから手放す。記録は残せます。
場所にも費用がある
服を置くこと自体に、見えない費用があります。
家賃を面積で割ると、1平方メートルあたりの金額が出ます。クローゼットが1平方メートルなら、月に数千円。
そこに着ない服が半分入っているなら、その半分の家賃を払っていることになる。
この計算をすると、「置いておくほうが損」という判断がしやすくなります。
それから、探す時間も費用です。着る服を探すのに毎朝3分かかるなら、年間18時間になります。
手放し方を選ぶ
| 方法 | 回収額 | 手間 |
|---|---|---|
| フリマアプリ | 定価の2〜6割 | 大 |
| 買取店 | 定価の1〜3割 | 中 |
| 宅配買取 | 同上 | 小 |
| 店の下取り | 割引券 | 小 |
| リサイクル | 0 | 小 |
| ゴミとして処分 | 0 | 小 |
値が付かないものに時間をかけないでください。手放すこと自体が目的なら、早いほうがいい。
5,000円以上で売れそうなものだけフリマ、残りはまとめて処理する。この分け方が効率的です。
手放すタイミング
進めやすい時期
- 衣替えのとき
- 引っ越しのとき
- 新しく買ったとき(1着入れたら1着出す)
- 季節の終わり(着なかったものが分かる)
衣替えは、全部を一度手に取る機会です。そこで判断すると効率がいい。
季節の終わりは、「今シーズン着たか」が記憶に新しい。
新しく買ったときに1着出す決まりにすると、総数が増えません。
一気にやらない
全部を一日でやろうとすると、途中で判断が雑になります。
分けてやる方法
- 品目ごとにやる(今日はシャツだけ)
- 1回30分で区切る
- 週末に1品目ずつ
- 1か月で全部を1周する
シャツだけ、パンツだけ、と区切ると同じ種類を並べて比較できます。
同じようなものが3枚あることに気づきやすい。全部を混ぜて見ると、重複が分かりません。
疲れると「全部残す」か「全部捨てる」のどちらかに振れます。時間を区切ってください。
残すものの基準も持つ
捨てる基準だけだと、判断が後ろ向きになります。
残す基準
- 月に2回以上着ている
- 手持ちの3つ以上と組み合わせられる
- 着ると気分が上がる
- 代わりがない
- 状態が良い
「これは残す」と即答できるものから分けていくと、作業が速く進みます。
残すものを先に決めて、残った中から手放すものを選ぶ。この順番のほうが楽です。
全部を疑うより、確実に使うものを確保するほうが心理的な負担が小さい。
減らしすぎない
勢いで減らすと、着るものが足りなくなります。
最低限、1週間分は必要です。洗濯の周期を考えると、それ以下だと回りません。
| 洗濯の頻度 | 必要な枚数(トップス) |
|---|---|
| 毎日 | 4〜5枚 |
| 3日に1回 | 7〜8枚 |
| 週1回 | 10枚以上 |
自分の洗濯の周期から逆算すると、必要な枚数が出ます。
そこを下回ると、着るものがなくて慌てて買うことになります。
減らす目的は、少なくすることではなく全部が使える状態にすることです。
手放したあとにやること
空いた場所を、すぐ埋めないでください。
空きがあると、買い足したくなります。そこで元に戻ります。
1か月は空けたまま過ごしてみる。本当に足りないものが分かってから買う。
多くの場合、減らしても困らないことに気づきます。
それから、何を手放したかを記録しておくと同じものをまた買う失敗が減ります。
「このブランドのシャツは着なかった」という記録は、次の買い物で効きます。
手放す作業は、自分の好みを知る作業でもあります。何を残したかを見ると、傾向がはっきり出る。
その傾向に沿って買えば、着ない服は増えません。
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ここまでの整理
1年着ていない・サイズが合わない・傷んでいる・重複・気分が上がらない。この5つで判断できます。
迷うものは箱に入れて3か月。開けなければ手放していい。
高かったから手放せない、は成立しません。持っても金額は戻りません。
洗濯の周期から必要枚数を計算して、それ以下にはしないでください。
※本記事はプロモーションを含みます









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