新型が出ると、旧型は一斉に値下がりします。中身がほとんど変わっていないなら、この差額はそのまま得になる。ただし変わっている部分もあるので、そこを見極める必要があります。
なぜ安くなるのか
在庫を抱えると、店にとって費用になります。
新型が出た時点で、旧型は「型落ち」になり早く現金に換える対象になる。
| 時期 | 旧型の価格 |
|---|---|
| 新型の発表前 | 定価 |
| 発表直後 | 1〜2割引 |
| 新型の発売後 | 2〜4割引 |
| 在庫僅少 | 3〜5割引 |
| 完売後 | 中古市場のみ |
最も下がるのは、新型が出て数か月経ったころです。ただしそのころには、選べる色やサイズが減っている。
安さと選択肢は、ここでも逆に動きます。
変わる部分・変わらない部分
毎年の更新で、何が変わるかは分野によって違います。
| 分野 | 毎年変わりやすい | 変わりにくい |
|---|---|---|
| 家電 | 省電力・接続機能 | 基本の性能 |
| 服 | 色・柄・シルエット | 素材・縫製 |
| 靴 | 色・素材 | 木型・履き心地 |
| 鞄 | 内装・金具 | 形・容量 |
| 時計 | 文字盤の意匠 | 機構 |
服の場合、シルエットが変わることがあります。細身から少しゆったりに、といった調整。
ただし1年程度なら、見た目で分かる差にはなりにくい。2〜3年空くと、輪郭に差が出てきます。
靴と鞄は、型が変わらなければ実質同じです。ここが最も型落ちを狙いやすい分野になります。
何年落ちまでなら問題ないか
| 分野 | 許容できる年数 | 理由 |
|---|---|---|
| 定番の服 | 2〜3年 | シルエットの変化が小さい |
| 流行の服 | 1年以内 | 翌年には古く見える |
| 革靴 | 制限なし | 型が変わらない |
| 鞄 | 制限なし | 同上 |
| 家電 | 1〜2年 | 接続の規格が変わる |
| 通信機器 | 1年以内 | 規格の更新が速い |
通信に関わる機器は、規格が変わると使えなくなることがある。そこだけは新しいほうが安全です。
服は定番かどうかで大きく変わります。白シャツ、紺のジャケット、革靴。こうした定番は、5年前のものでも問題ありません。
逆に、その年に流行った形のものは1年で古く見えることがあります。
何が変わったかを調べる
新旧の差を確認すれば、買っていいか判断できます。
調べ方
- メーカーの公式サイトで両方の仕様を比べる
- 品番の変更点を見る
- 変更点をまとめた記事を探す
- 店員に「何が変わったか」を聞く
店員に聞くのが最も早い。「新型で変わった点は何ですか」と聞けば、要点が返ってきます。
変更が小さければ、そのまま旧型を選べばいい。大きければ、差額に見合うかを考える。
「見た目が変わっただけ」という答えなら、型落ちを買う理由が明確になります。
買う場所
| 場所 | 品ぞろえ | 価格 |
|---|---|---|
| アウトレット店舗 | 前年物が中心 | 3〜7割引 |
| 通販の在庫処分 | 残り物 | 2〜5割引 |
| 量販店の棚 | 入れ替え時期のみ | 2〜4割引 |
| フリマ・中古 | 状態に幅 | 5割以上引き |
通販の在庫処分は、検索の仕方で見つかります。「型落ち」「旧モデル」「在庫限り」といった語で探す。
実店舗は、新型が入る直前が狙い目です。店側も棚を空けたい時期になります。
中古まで含めると選択肢は広がりますが、状態の確認が必要になります。
避けたほうがいい場面
型落ちが不利になる条件があります。
避けたほうがいい条件
- 消耗品や替え部品が終売になっている
- 修理の受付が終わっている
- 接続の規格が変わっている
- サポートの期間が終わっている
- サイズや色が1つしか残っていない
替え刃や替えブラシが手に入らないと、本体だけ安く買っても使い続けられません。
買う前に、消耗品の在庫を確認してください。これは見落としやすい部分です。
サイズが1つしか無い場合、それが自分に合っているかを慎重に見る必要があります。
差額をどう見るか
安いかどうかは、差額と機能差を並べて判断します。
計算のしかた
- 新型と旧型の価格差を出す
- 変わった機能を書き出す
- その機能を自分が使うかを考える
- 使わないなら差額はそのまま得
省電力になった、といった改善は使用年数で回収できることがあります。
1年で1,000円安くなるなら、5年で5,000円。差額が3,000円なら、新型のほうが安い計算になる。
使わない機能のための差額は、払う理由がありません。そこを分けて考えると判断できます。
服で型落ちを狙うときの注意
服は「古く見えるか」が最大の判断基準になります。
| 要素 | 古く見えやすい | 見えにくい |
|---|---|---|
| シルエット | 極端に細い・太い | 標準 |
| 丈 | 極端に短い・長い | 標準 |
| 色 | その年の流行色 | 定番色 |
| 装飾 | 大きなロゴ・刺繍 | 無地 |
| 素材 | 光沢の強いもの | マット |
定番色の無地は、何年経っても古く見えません。型落ちを狙うなら、ここに絞るのが安全です。
流行色は1〜2年で分かります。その年に多く見た色は、翌年には少なくなる。
迷ったら、紺・グレー・白・黒・ベージュ。この5色から選べば、年数の影響をほぼ受けません。
型落ちを待つ費用
待つこと自体にも見えない費用があります。
1つは、使えない期間です。半年待って3割安く買っても、その半年間は手元にない。
毎日使うものなら、早く買ったほうが1日あたりの費用は下がります。
もう1つは、探し続ける手間。毎週在庫を確認する時間を積み上げると、浮いた金額に見合わないことがあります。
今すぐ必要なものは定価で買い、急がないものだけ型落ちを待つ。この線引きが現実的です。
当てはまるほうだったなら、こちらです。
型落ちが向かない人
この買い方は、全員に向くわけではありません。
最新であることに価値を感じる人には向きません。型落ちだと分かっていると、満足度が下がります。
また、選択肢の少なさを許容できる必要があります。色もサイズも選べないことが普通です。
「これが欲しい」が明確な人ほど、型落ちでは満たされない。「この用途を満たせばいい」という人に向きます。
逆に、必要な機能がはっきりしていて見た目にこだわらないなら、最も効率のいい買い方です。
1割の性能差に3割の価格差を払うかどうか。その判断を自分でできるかが、向き不向きを分けます。
あわせて読みたい
- 時期から狙うなら服のセールの年間カレンダーもどうぞ。
- 買う場所を探すならアウトレットの使い方もどうぞ。
まとめ
最も下がるのは新型発売の数か月後。ただし選択肢は減ります。
革靴と鞄は型が変わらないので、年数の制限がありません。
通信に関わる機器だけは、規格の更新が速いので新しいほうが安全です。
定番色の無地に絞れば、服でも年数の影響をほぼ受けません。
※本記事はプロモーションを含みます









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