クローゼットに着ない服が溜まっていく。捨てるには惜しいが、売るのは面倒。この面倒の中身を分解すると、実際に手間なのは写真と梱包だけです。そこを効率化すれば、回収率はかなり上がります。
売れるものと売れないもの
| 条件 | 売れやすさ | 回収率の目安 |
|---|---|---|
| ブランド品・タグ付き | 高い | 定価の4〜6割 |
| ブランド品・数回着用 | 高い | 定価の2〜4割 |
| 定番品・状態良好 | 中 | 定価の2〜3割 |
| 量販店の服 | 低い | 数百円 |
| 傷み・毛玉あり | 低い | 売れないことも |
量販店の服は、送料と手数料を引くと手元に残りません。1,000円で売れても、手数料100円+送料750円で150円。
つまり売る価値があるのは、2,000円以上で売れるものです。そこが1つの線になります。
それ以下は、まとめて買取に出すか、リサイクルに回すほうが時間の節約になります。
売る前の準備
状態を上げるだけで、価格が変わります。
出品前にやること
- 洗濯またはクリーニングに出す
- 毛玉を取る
- アイロンでシワを伸ばす
- ボタンのゆるみを直す
- 付属品を探す(保存袋・替えボタン)
毛玉が付いたままの写真は、それだけで敬遠されます。取るのに5分もかかりません。
付属品がそろっていると、価格を1〜2割上げられます。替えボタンや保存袋は探しておく価値がある。
クリーニング代がかかる場合は、その分を回収できる価格で売れるかを先に考えてください。
写真が価格を決める
同じ商品でも、写真で売れる速さが変わります。
撮る枚数と内容
- 全体(正面)
- 全体(背面)
- タグ(ブランド名とサイズ)
- 素材表示
- 傷や汚れがあればその部分
- 特徴的なディテール
背景は白か無地。床に直接置くより、白い布を敷くだけで印象が変わります。
自然光が最も色が正確に出ます。室内の照明だと黄色く写る。
傷は隠さず撮ってください。後から発覚すると評価に響き、返品の対象にもなります。
1枚目が検索結果に出るので、そこは全体が分かる写真にする。
値付けの手順
相場は調べられます。感覚で付ける必要はありません。
相場の調べ方
- 同じ商品名で検索する
- 売り切れたものだけに絞る
- 直近3か月の価格帯を見る
- 状態が近いものを選ぶ
- その中央値あたりに設定する
出品中の価格ではなく、売れた価格を見てください。出品中は「売れていない価格」です。
最初は相場の1割高で出して、2週間動かなければ下げる、という進め方が一般的です。
送料を自分が持つ設定のほうが売れやすい。その分を価格に乗せておきます。
説明文に書くこと
質問を減らすほど、やり取りの手間が減ります。
必ず書く項目
- ブランド名と商品名
- サイズ表記と実寸
- 素材
- 着用回数
- 購入時期
- 傷や汚れの有無
- 定価
- 発送の方法と目安
実寸は必ず書いてください。これが無いと質問が来ますし、返品の原因にもなります。
「数回着用」より「3回着用」のほうが信頼されます。曖昧な表現は、悪く受け取られる。
定価を書くと、割安感が伝わります。ただし正確な数字を書いてください。
発送を軽くする
面倒の大半は梱包と発送です。ここを型にすると楽になります。
| 方法 | 費用の目安 | 手間 |
|---|---|---|
| 匿名配送(コンビニ) | 750円前後 | 伝票の記入なし |
| 宅配便 | 800〜1,200円 | 集荷を頼める |
| 小型の定形外 | 300〜500円 | 追跡なし・薄物のみ |
梱包資材はまとめて買っておく。出品のたびに買いに行くと、それだけで面倒になります。
服は圧縮袋に入れると小さくなり、送料が下がることがあります。ただし過度に圧縮するとシワが付く。
発送の期限は守ってください。遅れると評価に響き、次から売れにくくなります。
手数料と手取りの計算
売れた金額がそのまま入るわけではありません。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 販売手数料 | 販売価格の10パーセント前後 |
| 送料 | 750〜1,000円(出品者負担の場合) |
| 振込手数料 | 200円前後(金額による) |
| 梱包資材 | 50〜100円 |
3,000円で売れた場合、手取りは2,000円前後になります。
1,500円で売ると、手取りは数百円。作業時間を考えると、割に合いません。
だから安いものはまとめて出すか、セット販売にして単価を上げる工夫が要ります。
同じブランドの複数点をまとめると、送料と手数料の負担が1回で済みます。
売れないときに見るところ
2週間動かなければ、原因は3つのどれかです。
順に確認する
- 価格が相場より高い
- 写真が暗い・少ない
- 説明文に実寸がない
- 検索されるキーワードが入っていない
- そもそも需要のない品目
商品名の表記ゆれに注意してください。カタカナと英字の両方を書いておくと、検索に引っかかります。
季節も影響します。コートを6月に出しても動きません。9月に出し直す。
3回下げても動かないなら、その品目に需要がない。買取に切り替えるほうが早いこともあります。
取引でのやり取り
定型で対応すれば、負担はほとんどありません。
使い回せる文面を作っておく
- 購入後のあいさつ
- 発送しましたの連絡
- 受け取り後のお礼
- 値下げ交渉への返答
値下げ交渉は来ます。受けるかどうかの基準を先に決めておくと迷いません。
「1割まで応じる」と決めておけば、その場で答えられます。
相手からの質問には、なるべく早く返す。反応が遅いと、他の出品者に流れます。
評価は相互なので、丁寧なやり取りが次の取引に効きます。
売る前に考えること
全部を売る必要はありません。
手間と回収額が見合わないものは、リサイクルに出すか、譲るほうが合理的です。
1点を売るのにかかる時間は、撮影10分、出品10分、梱包発送15分で計35分ほど。
手取り2,000円なら時給3,400円相当。手取り500円なら時給850円相当です。
この計算をすると、どこで線を引くかが決まります。
それから、売ることを前提に買うという考え方もあります。定番のブランド品は値崩れしにくく、数年着ても3割は回収できることがある。
その視点で買うと、実質の負担額が変わってきます。「買値」ではなく「買値マイナス売値」で考える習慣がつくと、少し良いものを選ぶ判断がしやすくなります。
あわせて読みたい
- 次に買うものを探すなら買ってよかったメンズアイテム大全もどうぞ。
- 売る前に状態を整えるなら服・靴のお手入れ完全ガイドもどうぞ。
最後にひとこと
手数料と送料を引くと、2,000円以上で売れるものだけが割に合います。
毛玉を取ってアイロンをかけるだけで、価格が変わります。
相場は「売り切れ」に絞って直近3か月を見てください。
実寸を書くと質問が減り、返品も防げます。
※本記事はプロモーションを含みます









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