薔薇の香水にシソを入れる。この組み合わせを思いつくブランドは多くありません。デザイナーの人生に着想を得たという成り立ちも含めて見ていきます。
シャルロット・ペリアンという人物
公式は、この香りがモダニストデザイナーのシャルロット・ペリアンの生涯と作品に着想を得ていると説明しています。
この人物について
- 20世紀フランスの家具デザイナー
- ル・コルビュジエの事務所で働いた
- 1940年に来日し、日本の工芸を研究した
- 竹や和紙を使った家具を作った
- 日本と西洋を行き来した経歴を持つ
日本に滞在した経歴があるからこそ、この香りにシソが入っていると考えると腑に落ちます。
イソップは1987年、オーストラリアのメルボルンで始まったブランドです。植物由来の成分と、簡素な茶色の遮光ボトル。スキンケアから始まり、フレグランスは後から加わりました。
ノート構成
| 段階 | 香調 |
|---|---|
| トップノート | ローズ・ピンクペッパー・シソ |
| ミドルノート | ローズ・グアヤクウッド・ジャスミン |
| ベースノート | ベチバー・パチュリ・ミルラ |
公式は主要香調をローズ・シソ・グアヤクウッドとしています。
薔薇がトップとミドルの両方にあり、全体を貫いている構成です。
そこにシソとピンクペッパーが冒頭で刺激を足します。
シソという素材
日本では薬味として馴染みのある植物です。
香水での使われ方
- 青く鋭い香り
- ミントに近い清涼感がある
- 少量で全体を引き締める
- 西洋の香水では珍しい
- 日本人には食べ物の記憶と結びつく
香水にシソが入るのは珍しく、日本人が嗅ぐと「知っている香り」だと分かります。
薔薇の甘さにシソの青さを足すと、古典的な薔薇から距離が取れます。
つけてからの変化
時間の変化
- 最初:薔薇とシソの青く鋭い立ち上がり
- 1〜3時間:薔薇とジャスミンの花が中心に
- 3時間以降:ベチバーとパチュリの土と木
花で始まって、土に着地します。
後半にパチュリとミルラが来るので、甘いだけの薔薇にはなりません。
男性がつけられるか
| 構成 | 印象 |
|---|---|
| 薔薇+甘い素材 | 女性向けに寄る |
| 薔薇+スパイス | 中性的 |
| 薔薇+土と木 | この1本。中性的 |
| 薔薇+シソ | さらに珍しい方向 |
ベチバーとパチュリが後半を占めるので、男性がつけても違和感は出にくい。
公式も「先駆者も、現代主義者も、放浪者も」と書いていて、性別で分けていません。
場面と服装
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 春秋 | ◎ |
| 夜の外出 | ◎ |
| 職場 | ○ |
| 日常 | ◎ |
| 真夏 | △ |
合わせやすい服
- きれいめの服
- 落ち着いた色
- シンプルな服装
- デニムとも合う
つけ方の目安
公式は、手首と首すじにつけることを案内しています。
つける場所と出方
- 首すじ:最も強い。体温が高い
- 手首:動くたびに香る
- 胸元:服に阻まれて穏やか
- 腰まわり:下から立ち上がる。最も控えめ
同じ1プッシュでも、場所を変えるだけで印象が変わります。
職場で使いたいなら腰から下、はっきり届けたいなら首すじ。この使い分けで足ります。
短所まで読んだうえで納得できるなら、こちらです。
難点
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 薔薇が苦手だと使えない | 大 |
| シソの青さが好みを分ける | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 50mLのみの展開 | 小 |
シソは日本人にとって食べ物の記憶が強い素材です。
「薬味の匂い」と感じる人もいます。
そこを面白いと取るか、違和感と取るかで評価が分かれます。
50mLで23,870円。100mLの展開はありません。
ブランドとしての立ち位置
イソップは香水専門のブランドではありません。
| 分野 | 始まり |
|---|---|
| スキンケア | 1987年。ブランドの出発点 |
| ハンド&ボディ | 店舗の洗面台で有名になった |
| フレグランス | 後から加わった |
| ホームケア | ルームスプレーなど |
店舗のハンドウォッシュで名前を知った人が多いはずです。
だから香水も、香水好きよりブランドのファンが手に取ることが多い。
その前提で作られているので、香水として尖りすぎない設計になっています。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
どの大きさを買うか
この香りは50mLのみで23,870円です。
1プッシュを約0.1mLとすると500回分。毎日2プッシュ使って8か月ほどになります。
開封後1〜3年で香りは変わり始めるので、この容量はちょうど使い切れる量です。
大容量の展開がないぶん、買うか買わないかの判断だけで済みます。
買える場所
日本では公式オンラインと直営店で買えます。一部の百貨店にも入っています。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 23,870円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 直営店・公式 | 定価 | 試してから買える。相談もできる |
| 百貨店の取扱店 | 定価 | 店舗が限られる |
| 通販の並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
イソップの直営店は、スタッフに相談しやすい作りになっています。
香りの相談をしてから決められるのは、このブランドの利点です。
通販の並行輸入は、輸送と保管の条件が読めません。定価より極端に安いものは理由を確認してください。
シソが入った薔薇という珍しい構成です。
説明を読むだけでは想像がつかないので、必ず店頭で試してください。
実際の価格と在庫は、扱っている店によって変わります。同じものでも取扱の有無が分かれるので、まとめて確認しておくと早い。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
あわせて読みたい
- 定番を見るならイソップ タシットのレビューもどうぞ。
まとめ
日本に滞在した経歴を持つデザイナーの生涯に着想を得た香りです。
薔薇にシソを合わせるという、西洋の香水では珍しい構成です。
後半のベチバーとパチュリで、甘いだけの薔薇になりません。
シソは日本人には食べ物の記憶が強い素材です。そこで好みが分かれます。
※本記事はプロモーションを含みます









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