香水売り場にはメンズとレディースの棚がありますが、近年はどちらでもないと書かれたものが増えています。そもそもこの区分に意味があるのか、男性が使うとどうなるのかを整理します。
男女の区分は文化的なもの
香料そのものに性別はありません。分けているのは、その時代の慣習です。
一般にメンズとされてきたのは、樹木・香辛料・革・柑橘のように輪郭のはっきりしたもの。
レディースとされてきたのは、花・果実・甘さのように丸みのあるものでした。
ただしこの分け方は地域と時代で変わります。海外では男性が花の香りを使うことも珍しくありません。
つまり「男性が使ってはいけない香り」は、実質的に存在しません。
ユニセックスと書かれるもの
| よく使われる系統 | 特徴 | 男性が使ったとき |
|---|---|---|
| シトラス | 軽く透明 | 違和感が出にくい |
| ウッディ | 落ち着いた | 元々メンズ寄り |
| ムスク | 肌に近い | 誰でも使える |
| 石鹸系 | 清潔感 | 最も安全 |
| グリーン | 草木 | 中性的 |
石鹸系とムスクは、性別を感じさせない代表格です。迷ったらここから入ると外しません。
逆に、はっきり甘い花の香りは性別の印象が付きやすい部類になります。
とはいえ量を抑えれば成立するので、使えないという話ではありません。
レディースを男性が使うとき
選択肢が一気に広がるので、試す価値はあります。
成功しやすい条件
- 量を通常の半分にする
- 甘さが強すぎないものを選ぶ
- 肌ではなく服の内側につける
- 夜や休日から試す
- 石鹸系・ムスク系から入る
レディースは全体に濃度が高めに作られていることがあります。同じ量をつけると強く出る。
半分の量から始めて、周りの反応を見る。この順序なら失敗が小さい。
男性が甘い香りをつけると意外性が出るので、うまくいくと印象に残ります。
体臭との相性で決まる
性別より、自分の体臭との相性のほうが影響が大きい。
皮脂が多い人が甘い香りをつけると、混ざって重くなることがあります。
同じ香水でも、体臭の少ない人がつければ設計どおりの香り方をする。
だから「メンズだから合う」とは限りません。レディースのほうが合う人もいます。
棚の表示ではなく、自分の腕で試して判断する。それが唯一の基準になります。
ユニセックスと書かれていても、合うかどうかは肌の上でしか分かりません。少量から試せる方法を持っておくと、区分に振り回されずに選べます。
場面で使い分ける
| 場面 | 向く香り |
|---|---|
| 仕事 | 石鹸系・柑橘(性別を感じさせない) |
| 休日 | 何でも |
| 夜・食事 | 甘さのあるものも可 |
| 初対面 | 無難な系統 |
| 親しい相手 | 好きなものでよい |
仕事の場は、余計な印象を持たれないほうが有利です。性別の印象が薄いものが向く。
逆に休日や夜は、好みを優先していい。そこで評価される場面ではありません。
使い分けを前提にすると、レディース枠のものも選択肢に入ってきます。
パートナーと共有する
ユニセックスなら、1本を2人で使えます。
同じ香りをまとうことになるので、好みが合えば経済的でもある。
ただし肌の上で変化するので、同じ香水でも2人で違う香りになります。
共有するなら、置き場所と量の管理は決めておいたほうがいい。どちらかが多く使うと不公平になります。
贈り物としてユニセックスを選ぶのも、相手の好みが読めないときの安全策になります。
香りの名前に惑わされない
商品名や説明文には、性別を連想させる言葉が使われます。
「フォーメン」「プールオム」と付いていても、中身が男性専用に作られているわけではありません。
逆に、名前に何も付いていないものがユニセックスとして設計されているとも限らない。
表示より確かな判断材料
- 成分表ではなく実際に嗅ぐ
- 系統(石鹸系・柑橘・樹木など)で見る
- 自分の腕で30分置いて確かめる
- 周りに聞く
売り場の区分は、店側の陳列の都合であることもあります。
同じ香水が、国によって別の棚に置かれていることすらある。
名前と棚は参考程度にして、香りそのもので判断してください。
贈り物として選ぶとき
相手の好みが分からないときに、性別を問わないものは安全です。
贈るときに選びやすい条件
- 石鹸系かムスク系
- 濃度が低め(オードトワレ)
- 容量は30〜50ミリ
- 癖の強い香料が入っていない
- 瓶の意匠が主張しすぎない
濃度が低いほうが失敗しにくい。合わなかったときに、つける量で調整できます。
100ミリを贈ると、合わなかったときに相手が困ります。30ミリ前後が親切です。
同居している相手なら、2人で使える点も利点になります。
区分にとらわれすぎない
メンズと書かれたものだけを見ていると、選択肢の半分以上を見ずに終わります。
実際、名香とされるもののうち性別の指定がないものはかなりあります。
とはいえ、まったく気にしなくていいわけでもない。日本では香りの性別の印象がまだ残っています。
職場のように印象が評価に関わる場では、無難な範囲に収めるほうが実利があります。
つまり「使ってはいけない」ではなく「場面を選べば何でも使える」というのが実態に近い。
棚の表示は参考程度にして、自分の腕で試してから決めてください。そこでしか分からないことのほうが多い。
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- 系統から選ぶならセンスのいい人が使う香水ブランドもどうぞ。
- 贈るなら香水をプレゼントに選ぶもどうぞ。
- 同じブランドの並行輸入の香水は本物かもどうぞ。
締めくくりに
香料に性別はありません。区分は文化的なものです。
石鹸系とムスクは性別を感じさせません。迷ったらここから。
レディースを使うなら量を半分に。濃度が高めのことがあります。
仕事は無難な系統、休日は好みで。場面で分ければ何でも使えます。
※本記事はプロモーションを含みます









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