同じMサイズでも、ブランドによって5センチ以上違うことがあります。だから表記のサイズだけで買うと、当たり外れが出る。外さない方法は決まっていて、自分の服を1枚測るところから始まります。
表記のサイズは当てにならない
S・M・Lという表記に、統一された基準はありません。
ブランドごとに、想定している体型が違います。同じMでも、細身の設計と、ゆったりした設計がある。
| 設計の傾向 | Mの肩幅の例 | 着たときの印象 |
|---|---|---|
| 細身 | 42〜43センチ | 体に沿う |
| 標準 | 44〜45センチ | 普通 |
| ゆったり | 46〜48センチ | 肩が落ちる |
この差は3〜6センチあります。肩幅で3センチずれると、見た目はかなり変わる。
だから見るべきは表記ではなく、商品ページに書かれている実寸です。
自分の基準を1枚作る
手持ちの中で、最もしっくり来る服を1枚選びます。
測る5か所
- 肩幅:肩の縫い目から縫い目まで
- 身幅:脇の下から脇の下まで
- 着丈:襟の付け根から裾まで
- 袖丈:肩の縫い目から袖口まで
- (パンツ)ウエスト・股下・裾幅
平らな床に置いて、シワを伸ばしてから測ります。持ち上げて測ると数字がずれる。
この5つを控えておけば、以後どの通販でも比較できます。スマートフォンのメモに入れておくと、店頭でも使えます。
上着・シャツ・パンツで1枚ずつ、計3枚あれば足ります。
商品ページの実寸をどう見るか
多くの通販は、商品を平置きで測った数字を載せています。
| 項目 | 比べ方 | 許容の目安 |
|---|---|---|
| 肩幅 | 手持ちと同じか | ±1センチ |
| 身幅 | 手持ちと同じか | ±2センチ |
| 着丈 | 好みで調整 | ±2センチ |
| 袖丈 | 手持ちと同じか | ±1.5センチ |
肩幅の許容が最も狭い。ここが2センチずれると、着たときに分かります。
身幅は多少広くても着られますが、狭いと動きにくくなります。
着丈は好みの範囲が広い。ここは数字より、自分がどう着たいかで決めていい部分です。
素材で伸び方が違う
同じ寸法でも、素材によって着心地が変わります。
| 素材 | 伸び | 洗濯後 |
|---|---|---|
| 綿100パーセント | 伸びない | 1〜3パーセント縮む |
| 綿+ポリウレタン | 伸びる | 形が戻りやすい |
| ウール | わずかに伸びる | 縮みやすい |
| ポリエステル | 伸びない | 変化が少ない |
| 麻 | 伸びない | 縮む・シワが入る |
綿100パーセントは、ぴったりを買うと洗濯後にきつくなります。1センチほど余裕を見ておくと安全です。
伸びる素材が入っているなら、ぴったりでも着られることが多い。
素材表示は必ず確認してください。同じ寸法でも、結論が変わります。
モデルの着用情報を使う
商品ページに、モデルの身長とサイズが書かれていることがあります。
自分との身長差を計算すると、着丈の見当がつきます。
身長が10センチ違えば、同じ服でも見え方が変わる。自分より高いモデルが着ていれば、自分にはより長く見えます。
読み取れること
- 着丈がどこに来るか
- 袖がどこまで来るか
- 全体のゆとり具合
- 体型が自分と近いか
体型が自分と大きく違う場合は、参考程度に留めてください。細身のモデルの写真は、実際より細く見えます。
レビューに身長と体重が書かれていれば、そちらのほうが参考になることがあります。
レビューの読み方
サイズに関するレビューは、書いた人の情報とセットで読みます。
使えるレビューの条件
- 身長と体重が書かれている
- 普段のサイズが書かれている
- どこが大きい・小さいか具体的
- 洗濯後の変化に触れている
「大きめでした」だけでは判断できません。その人の普段のサイズが分からないからです。
自分と体格が近い人のレビューを探す。身長±5センチ、体重±5キロが目安です。
評価の星より、本文の具体性を見てください。
返品条件を先に確認する
サイズが合わない可能性は残るので、逃げ道を用意しておきます。
| 条件 | 確認する点 |
|---|---|
| 返品期間 | 何日以内か |
| 送料 | 返送料は自己負担か |
| 条件 | タグを外したら不可か |
| 交換 | サイズ交換ができるか |
| 対象外 | セール品は不可か |
返送料が自己負担だと、往復で1,500円ほどかかることがあります。その分を織り込んで判断する。
サイズ交換ができる店なら、迷ったときに2サイズ買って片方返す、という手も使えます。
セール品が対象外の店は多い。安いものほど、外したときの損失が確定します。
初めてのブランドで試すとき
そのブランドのサイズ感が分からない場合の手順があります。
最初の1点で試す
- 安価な定番品(Tシャツなど)から買う
- 実寸を控えておく
- 着たあとに自分の基準と比べる
- 次からはその差を織り込む
1点買えば、そのブランドの傾向が分かります。「ここは全体に大きめ」と分かれば、次から調整できる。
いきなり高額なアウターを買うと、外したときの損失が大きい。
同じブランドで揃えていくほうが、サイズの失敗は減っていきます。
届いたらすぐやること
箱を開けたら、着る前に確認する順番があります。
確認の手順
- タグを外す前に袖を通す
- 鏡で前後を見る
- 腕を上げる・座る
- 実寸を測って商品ページと照合する
- 違えば期間内に連絡する
タグを外すと返品できなくなる店が多い。先に着てから判断してください。
実寸が商品ページと違う場合は、表記ミスとして対応してもらえることがあります。
写真を撮っておくと、やり取りが早く済みます。
数字を合わせても外れる場合
実寸が一致していても、しっくり来ないことがあります。
原因の1つは、体型と設計の相性です。肩幅と身幅が合っていても、袖の付け根の位置が合わなければ動きにくい。
もう1つは、着る人の姿勢です。猫背だと背中に生地が余り、前が上がって見えます。これは寸法では埋まりません。
それから、生地の落ち方。同じ寸法でも、硬い生地は体の線を拾わず箱のように見えます。
数字で絞れるのは7割くらいまで、と考えておくほうが現実的です。残りは実際に着てみないと分かりません。
だからこそ、返品条件を確認しておく意味がある。外れる前提で買うほうが、結果的に失敗が減ります。
あわせて読みたい
- 買うものから探すなら買ってよかったメンズアイテム大全もどうぞ。
- 買ったあとの手入れは服・靴のお手入れ完全ガイドもどうぞ。
最後に
S・M・Lに統一基準はありません。同じMで肩幅が3〜6センチ違います。
手持ちの服を3枚測って、自分の基準の数字を作ってください。
肩幅の許容は±1センチ。ここが最も狭い。
綿100パーセントは洗濯後に縮みます。1センチ余裕を見てください。
あわせて服のサイズ表記の読み方、SMLと実寸とヌード寸法の違いもどうぞ。
あわせて服の返品と交換はどこまでできるかもどうぞ。
※本記事はプロモーションを含みます









コメント