タグに書かれている数字には、2種類あります。服そのものを測った数字と、着る人の体を想定した数字。この2つを混同すると、サイズ選びが毎回ぶれます。見分け方と使い方を整理します。
2種類の数字がある
| 種類 | 何を測ったか | 使い方 |
|---|---|---|
| 実寸(製品寸法) | 服そのもの | 手持ちの服と比べる |
| ヌード寸法(参考体型) | 着る人の体 | 自分の体と比べる |
「肩幅44センチ」が実寸なら、服の肩から肩までの長さです。ヌード寸法なら、その服が想定している人の肩幅。
この2つは数センチ違います。服にはゆとりが入っているからです。
商品ページに「製品寸法」「実寸」と書かれていれば前者、「参考サイズ」「適応サイズ」なら後者です。
どちらか分からない場合は、着丈が書かれているかで見分けられます。着丈は実寸にしかありません。
実寸で比べるのが最も確実
自分の体を測るより、手持ちの服を測るほうが正確です。
体は測る位置で数センチ変わりますが、服は平らに置けば誰が測っても同じになります。
手持ちを測る5か所
- 肩幅:縫い目から縫い目
- 身幅:脇の下から脇の下
- 着丈:襟の付け根から裾
- 袖丈:肩の縫い目から袖口
- (パンツ)ウエスト・股下・裾幅
この数字をメモに入れておけば、どの通販でも比較できます。
上着・シャツ・パンツで各1枚、計3枚あれば足ります。
SMLに基準はない
国内でも海外でも、統一された定義はありません。
| 表記の系統 | 傾向 |
|---|---|
| 国内ブランド | 日本人の平均に近い |
| 欧米 | 全体に大きい・袖が長い |
| アジア圏の通販 | 小さめのことが多い |
| 量販店 | 独自の基準 |
海外のMは、国内のLに近いことがあります。袖丈と着丈が特に長い。
同じブランドでも、品目によって基準が違うことがある。上着とシャツで同じMでも、想定が違う。
だから表記は参考程度にして、実寸を見る習慣をつけるのが確実です。
数字の表記の種類
| 表記 | 意味 | 使われる品目 |
|---|---|---|
| S・M・L | 相対的な大小 | トップス全般 |
| 46・48・50 | 欧州の体格の目安 | ジャケット・スーツ |
| A5・AB6・BB7 | 体型と身長の組み合わせ | スーツ |
| 首回り-裄丈 | 39-82など | ワイシャツ |
| ウエスト(インチ) | 30・32など | パンツ |
スーツの「A5」は、Aが体型、5が身長帯を表します。AがA型(標準)、ABがやや太め、BBが太め。
数字は身長で、5が165センチ前後、6が170センチ前後、7が175センチ前後の目安です。
パンツのインチ表記は、実際のウエストより2〜3センチ小さく作られていることがあります。
ゆとりの量を知る
実寸と自分の体の差が、ゆとりです。
| 部位 | 適正なゆとりの目安 |
|---|---|
| 胸囲 | 10〜16センチ |
| ウエスト(パンツ) | 2〜4センチ |
| 肩幅 | 0〜2センチ |
| 太もも | 6〜10センチ |
胸囲のゆとりが10センチ未満だと、腕を上げにくくなります。20センチを超えるとだぼつく。
肩幅のゆとりはほぼゼロです。ここが最も許容が狭い部位になります。
この数字を知っていると、ヌード寸法しか書かれていない商品でも判断できます。
洗濯後の変化を織り込む
| 素材 | 縮み | 対策 |
|---|---|---|
| 綿100パーセント | 1〜3パーセント | 1センチ余裕を見る |
| ウール | 縮みやすい | ドライか手洗い |
| ポリエステル | ほぼ変化なし | そのまま |
| 麻 | 縮む・シワ | 大きめを選ぶ |
| 混紡 | 素材の比率次第 | 表示を確認 |
着丈70センチの綿製品なら、洗濯後に1〜2センチ短くなります。
ぴったりを買うと、洗ったあとに短く感じる。余裕を見ておくほうが安全です。
乾燥機にかけると縮みが大きくなります。縮ませたくないものは自然乾燥にしてください。
店頭での確認手順
試着室で、立っているだけでは分かりません。
試着でやること
- 肩の縫い目の位置を鏡で見る
- 腕を前に出す
- 腕を上げる
- 座る
- 歩く
- 後ろ姿を確認する
座ったときに前が突っ張るなら、胴回りが足りません。
腕を前に出したときに背中が引っ張られるなら、肩か身幅が足りない。
後ろ姿は自分では見えないので、鏡を2枚使うか、写真を撮ってもらう。
この6つを毎回やれば、試着の精度が上がります。
表記が同じでも違う理由
同じブランド・同じMでも、年によって変わることがあります。
流行のシルエットに合わせて、少しずつ寸法を調整しているためです。
細身の流行では全体が細くなり、ゆったりの流行では逆になる。
だから「去年と同じサイズ」で買うと、感覚が違うことがあります。
同じ商品を買い足す場合でも、実寸を確認する価値はあります。
数字だけでは決まらない部分
実寸がそろっていても、着心地が違うことがあります。
袖の付け根の位置、脇の深さ、背中の切り替えの入り方。
こうした構造は寸法表に出ません。同じ肩幅でも、動きやすさが変わります。
生地の落ち方も影響します。硬い生地は体の線を拾わず、柔らかい生地は沿う。
数字で絞り込めるのは7割ほど。残りは着てみないと分かりません。
それでも7割絞り込めるなら、試着の回数も返品の回数も大きく減ります。
自分の数字を持っているかどうかで、買い物にかかる時間そのものが変わります。
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- 通販で買うなら通販でサイズを外さない方法もどうぞ。
- 体型で迷うなら体型別の服の選び方もどうぞ。
読み終えたあとに
実寸は服を測った数字、ヌード寸法は体を想定した数字です。
手持ちの服を3枚測って、自分の基準の数字を作ってください。
SMLに統一基準はありません。海外のMは国内のLに近いことがあります。
肩幅のゆとりはほぼゼロ。ここが最も許容が狭い部位です。
※本記事はプロモーションを含みます









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