着回せるワードローブの組み方|枚数より組み合わせの数

服が多いのに着るものがない、という状態には理由があります。組み合わせられないものが混ざっているからです。枚数を増やしても、組み合わせの数は増えません。掛け算で増える組み方を整理します。

目次

組み合わせは掛け算で増える

トップス3枚とボトムス3本なら、9通りです。

構成組み合わせの数
トップス3・ボトムス26通り
トップス4・ボトムス312通り
トップス5・ボトムス420通り
トップス10・ボトムス110通り

トップスだけ10枚あっても、ボトムスが1本なら10通りです。バランスが崩れると効率が落ちる。

トップスとボトムスの比率は、2対1から3対2くらいが目安。ここが偏ると、着回せなくなります。

「着るものがない」と感じるときは、たいていボトムスが足りていません。

全部が組み合わせられる条件

9通りが本当に9通りとして機能するには条件があります。

組み合わせが成立する条件

  • 色が基本の5色に収まっている
  • 同じ系統(きれいめかカジュアルか)でそろっている
  • 季節が同じ
  • 丈のバランスが取れる
  • 柄物が2点以上重ならない

1枚だけ系統が違う服があると、それは他と組み合わせられません。

9通りのはずが、実際は6通りになる。この目減りが「着るものがない」の正体です。

手持ちを並べて、他の何とも合わせられない服を探してみてください。

最小構成を作る

まずこの構成があれば、1週間分は回ります。

品目枚数
シャツ3白2・薄い青1
カットソー・ニット3紺・グレー・白
パンツ3濃紺・グレー・ベージュ
ジャケット1
2黒・濃い茶

この12点で、組み合わせは50通り以上できます。同じ格好が続くことはありません。

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着回しの土台になるメンズ定番

枚数を増やすより、この土台を整えるほうが着られる日が増えます。

ここから足すなら、既存と組み合わせられるものだけを選ぶ。

色の配分を決める

全部が基本色だと単調に見えるので、比率を決めます。

役割比率
基本色(無地)70パーセント紺・白・グレー
中間の色20パーセントベージュ・カーキ
個性のあるもの10パーセント柄・明るい色

10着なら、7着が基本色、2着が中間、1着が個性。

個性のあるものは、他の何とでも合う必要はありません。特定の組み合わせで使えば十分です。

ただしそこが増えると、着回せる数が減る。1割に抑えるのが目安です。

買い足すときの判断

買う前に答える3つ

  • 今持っている何と合わせるか(3つ以上挙がるか)
  • 同じ役割のものが既にないか
  • この1着で組み合わせが何通り増えるか

3つ以上と合わせられないものは、着回しの効率を下げます。

「これしか合わせられない」服が増えると、総数は増えても着る日は増えません。

ボトムスを1本足すと、トップスの数だけ組み合わせが増えます。トップスを1枚足すと、ボトムスの数だけ増える。

少ないほうを足すのが、効率としては正しい。

季節ごとの入れ替え

全季節を同時に持つと、クローゼットが機能しません。

入れ替えの方法

  • 今の季節のものだけを手前に置く
  • オフシーズンは別の場所にしまう
  • 通年使えるものは常に手前
  • 入れ替えのときに手放すものを決める

見えるところに20着あると、選ぶのに時間がかかります。10着なら、朝の判断が速い。

入れ替えのタイミングは、手持ちを見直す機会としても使えます。

しまうときに「これは着なかった」と気づいたものは、手放す候補になります。

通年使えるものを増やす

品目通年使えるか
白いシャツ使える
紺のパンツ使える
薄手のニット春秋冬
ジャケット春秋・冬は重ね着
厚手のコート冬のみ
半袖夏のみ

通年使えるものが多いほど、持つ枚数を減らせます。

季節限定のものは、着られる期間で費用を割ると割高になる。夏物は年に3か月しか着ません。

予算が限られているなら、通年使えるものから買うほうが効率的です。

1着で複数の役割を持たせる

着回しの効率が高い服には共通点があります。

役割が多い服の条件

  • 無地
  • 基本色
  • 中間的なシルエット
  • 季節をまたげる素材
  • 1枚でも重ねても使える

紺のジャケットは、シャツと合わせれば仕事、カットソーと合わせれば私服になります。

白いシャツも同様で、ネクタイの有無で場面が変わる。

こうした服を軸に据えると、少ない枚数で幅が出ます。

減らすことでも増える

着回せる数は、足すだけでなく減らしても増えることがあります。

他と合わせられない服が混ざっていると、選ぶときにそれが視界に入って判断が遅くなる。

取り出して、また戻す。この動作が毎朝発生します。

手放すと、残ったものが全部組み合わせられる状態になる。選択肢は減っても、実際に着られる組み合わせは増えます。

枚数を数えるより、「今日この中から選べるか」で判断するほうが実用的です。

20着あって迷うより、12着で全部組み合わせられるほうが、朝の時間が短くなります。

着回しは、増やす技術ではなく整える技術です。

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組み合わせを増やしても解決しないこと

掛け算で増やす考え方の効かない場面も書いておきます。

まず、組み合わせの数が増えても着る回数は増えません。週5日の通勤なら、どれだけ組み合わせが作れても使うのは週5通り。数を増やすこと自体を目的にすると、出番の来ない服が増えていきます。

次に、色をそろえるほど手持ちは似てきます。全部が組み合わせられる状態は、裏を返せばどれを着ても同じに見える状態。毎日ほぼ同じ格好でよければ強みですが、変化が欲しい人には物足りない。

それと、この考え方はサイズが合っている前提で成り立っています。肩やウエストが合っていない服は、何と合わせても合わないままです。組み合わせを考える前に、手持ちの寸法を先に見直すほうが早い。

おわりに

組み合わせは掛け算。トップスだけ増やしても効率は上がりません。

シャツ3・ニット3・パンツ3・ジャケット1・靴2の12点で50通り以上できます。

3つ以上と合わせられない服は、着回しの効率を下げます。

枚数を増やすより、合わせられないものを外すほうが着る日が増えます。

あわせて服を手放す基準もどうぞ。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

「かっこよくなりたい」を、ファッション・香水・美容・ガジェット・インテリア・仕事・健康まで丸ごと。大事にしているのは、実際に自分で買って使った"本音レビュー"——良い点も悪い点も包み隠さずお伝えします。テーマは「人生を豊かに生き抜く」。MEN'S EDIT を運営、YouTubeでも動画で発信中です。

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