冬になると目がしょぼしょぼする、夕方に見えづらくなる。暖房で空気が乾く時期に増える症状です。画面を見る時間が長い人ほど重なるので、両方の側から手を打つのが効率的です。
冬に増える理由は2つ重なる
原因が1つではないので、片方だけ対処しても効きが半分になります。
| 原因 | 起きていること | 対処の方向 |
|---|---|---|
| 空気の乾燥 | 目の表面の水分が奪われる | 湿度を上げる |
| 暖房の風 | 直接当たると急速に乾く | 風向きを変える |
| まばたきの減少 | 画面を見ると回数が減る | 意識的に休む |
| 室内にいる時間が長い | 乾いた空気に長時間さらされる | 換気と加湿 |
3つ目は季節と関係ありませんが、冬は屋内で過ごす時間が増えるぶん影響が大きくなります。
つまり冬は複数の原因が重なる時期、というのが正確な理解です。
部屋の側でできること
まず環境を変えるのが効きます。自分の努力より確実です。
環境側の対処
- 湿度を50%前後に保つ
- 暖房の風が顔に当たらない向きにする
- 画面の位置を目線より下げる
- 部屋の照明と画面の明るさを合わせる
3つ目は見落とされがちです。目線が上向きだと目が大きく開くので、乾く面積が増えます。
画面を少し下に置くだけで、まぶたが自然に下がって乾きにくくなります。
休ませ方に決まりがある
「時々休む」では続かないので、目安を決めておくほうがいい。
| 間隔 | やること | 効果 |
|---|---|---|
| 20分ごと | 20秒間、遠くを見る | 調節する筋肉を休ませる |
| 1時間ごと | 立ち上がって視線を外す | まばたきが戻る |
| 昼 | 窓の外を見る | 距離を変える |
| 就寝前 | 画面を早めに切る | 翌朝の状態が変わる |
一番上は覚えやすい目安です。秒数は短くていいので、頻度を優先してください。
意識的にまばたきをするのも効きます。画面に集中すると回数が半分近くまで減ります。
目薬を選ぶときの考え方
種類が多く、選び方が分かりにくい分野です。目的で分けると絞れます。
| 目的 | 選ぶ方向 | 注意 |
|---|---|---|
| 乾きを補う | 涙に近い成分のもの | 頻繁に使える |
| 疲れを取る | 栄養が入ったもの | 乾燥自体は改善しない |
| すっきりさせたい | 清涼感の強いもの | 乾燥時には刺激になる |
| 長時間の乾き | 粘度の高いもの | 一時的にかすむ |
乾燥が主な悩みなら、清涼感の強いものは避けたほうがいい。使った直後は気持ちいいのですが、乾燥自体は変わりません。
防腐剤が入っていないものは、回数を多く使う人に向いています。
用意しておくもの
環境を変えるのが一番効くので、そこから手を入れてください。
机の上に置ける小型の加湿器なら、部屋全体でなく自分の周りだけ湿度を上げられます。
眼鏡をかけると乾きにくくなります。風から目を守る役割があるので、普段は裸眼の人も試してみる価値があります。
コンタクトを使う人の注意
レンズを入れていると、冬の乾燥はより強く出ます。
| 種類 | 冬の乾きやすさ | 対処 |
|---|---|---|
| 一日使い捨て | 比較的楽 | 毎日新しいので汚れが少ない |
| 二週間・一か月 | 乾きやすい | 洗浄を丁寧に |
| ハードレンズ | 異物感が出やすい | 目薬の種類を選ぶ |
| 眼鏡に切り替える | 最も楽 | 乾燥がひどい日だけでも |
コンタクト用の目薬と普通の目薬は別物です。レンズを入れたまま使えないものがあるので確認してください。
乾燥がつらい日は眼鏡にする、という使い分けができるようにしておくと楽になります。
温めると楽になる場合
乾燥だけでなく、目の周りの血流も関係します。
| 方法 | 効き方 | 注意 |
|---|---|---|
| 蒸しタオル | 血流が上がる | 熱すぎないように |
| 市販の温めるもの | 手軽 | 毎日使うと費用がかかる |
| 入浴中に温める | ついでにできる | 湯船に浸かる習慣がいる |
| 目の周りを軽く押す | いつでもできる | 眼球は押さない |
一番上が費用もかからず確実です。濡らしたタオルを軽く温めて、数分当てるだけ。
冷やすほうが良い場合もあります。かゆみや充血があるときは温めないでください。
様子を見てはいけない場合
乾燥だと思っていたものが、別の原因のことがあります。
目やにが増える、白目が赤い状態が続く、見え方そのものが変わった場合は、乾燥では説明がつきません。
それと、目薬を一日に何度も使わないと過ごせない状態が続くなら、市販品で対処する範囲を超えています。
痛みを伴う場合も同じです。乾燥による不快感と痛みは別のものなので、そこは眼科で見てもらったほうが早く解決します。
それと、目の症状は体調とも連動します。睡眠が足りていない時期は乾きも強く出るので、対策をしても変わらないなら生活側を見直してください。
最後に、目の不調は我慢すると生活の質が確実に落ちます。見えづらい状態が続くと、集中力も判断力も落ちる。早めに手を打ったほうが、結果的に時間も費用も節約になります。
あわせて読みたい
- 部屋の湿度を上げるなら加湿器の記事もどうぞ。
- 作業環境から見直すならデスク環境の記事もどうぞ。
まとめ
冬は乾燥・暖房の風・画面の3つが重なります。片方だけ対処しても効きが半分です。
画面を目線より下に置くだけで、まぶたが下がって乾きにくくなります。
乾燥が悩みなら清涼感の強い目薬は避けてください。乾燥自体は変わりません。
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