唇の色が悪いと、顔全体が疲れて見えます。ただ色が付きすぎると一発で分かるので、男性の場合は選び方がかなりシビアです。この記事では、その線引きを整理します。
唇の色は思っている以上に印象を左右する
自分では気づきにくい部分です。
唇が白っぽい、あるいは紫がかっていると、顔色が悪く見えます。肌をどれだけ整えても、ここで台無しになる。
| 唇の状態 | 与える印象 |
|---|---|
| 血色がある | 健康的・清潔 |
| 白っぽい | 疲れて見える・不健康 |
| 紫がかっている | 冷えている印象 |
| 皮がむけている | 手入れをしていない印象 |
まず皮むけを解決するのが先です。荒れた唇に色を乗せても、ムラになって余計に目立ちます。
保湿を数日続けて、表面が滑らかになってから色を足す。この順番です。
色付きリップの種類
呼び方が複数あって紛らわしいので整理します。
| 種類 | 発色 | 落ちにくさ | 男性向き |
|---|---|---|---|
| 色付きリップクリーム | △ ごく薄い | △ | ◎ 最も自然 |
| ティントリップ | ◎ 唇を染める | ◎ 落ちにくい | ○ 色選び次第 |
| リップバーム(色付き) | △〜○ | △ | ◎ |
| 口紅 | ◎ しっかり色が乗る | ○ | × 明らかに分かる |
男性がまず選ぶなら「色付きリップクリーム」です。保湿しながら、わずかに血色を足せる。塗っている感がほぼ出ません。
ティントは色が長持ちしますが、色選びを間違えると明らかに口紅を塗った顔になります。慣れてから検討するもの、という位置づけです。
色の選び方
ここを外すと全部台無しになります。
| 色 | 仕上がり | 判断 |
|---|---|---|
| ベージュ・ヌード | 血色が少し戻る程度 | ◎ 最も自然 |
| コーラル・オレンジ | 健康的に見える | ◎ 男性でも浮きにくい |
| ピンク | 血色が良くなる | △ 薄いものなら |
| 赤・ローズ | 明らかに色が付く | × 日常では避ける |
基準は「元の唇より少しだけ濃い色」です。自分の唇の色を思い出して、そこから1段だけ健康的にする。
そしてツヤが強いものは避ける。テカりが出ると、それだけで塗っていることが分かります。マットか、ごく控えめなツヤを選んでください。
迷ったらコーラル系。オレンジ寄りの血色は男性の肌にもなじみやすく、健康的に見える方向に働きます。
塗り方で自然さが決まる
製品より塗り方の影響が大きい。
塗るときの3つ
- 直接塗らず、指に取ってから唇に置く
- 唇の中央から外へ、輪郭は塗らない
- ティッシュで軽く押さえて余分を取る
2つ目が核心にあたります。輪郭までしっかり塗ると、境目がくっきりして「塗っている」と分かります。
中央だけに置いて外側にぼかすと、自然に血色が良い唇に見える。
そして最後にティッシュオフ。これで色とツヤが1段落ちて、ちょうど良くなります。
荒れる原因と保湿の順番
色を足す前に、土台を整える話です。
| 荒れる原因 | 対処 |
|---|---|
| 舐める癖 | やめる。乾燥が加速する |
| 皮をむく | 絶対にやらない。傷になる |
| 紫外線 | UVカット表記のあるリップを使う |
| 口呼吸 | 鼻づまりを解消する |
| 合わない製品 | 香料や成分を疑う |
皮をむくのが最悪です。むいた場所が傷になって、治る過程でまた皮がむけるという循環に入ります。
荒れているときは色付きを休んで、保湿だけのリップに戻してください。数日で表面が落ち着きます。
落とし方
ティントは特に注意が必要です。
落とすときの3つ
- 色付きリップクリームは洗顔で落ちる
- ティントはクレンジングが必要。落ちにくく作られている
- こすらない。唇は皮膚が薄い
ティントを落とさずに寝ると、色素が残ります。毎日繰り返すと、唇の色が沈着することがある。
落とすときはクレンジングをなじませて、浮いたところを優しく拭き取る。こすると荒れの原因になります。
季節と場面で使い分ける
毎日同じ使い方をする必要はありません。
| 場面 | 使い方 |
|---|---|
| 普段 | 保湿だけのリップで十分 |
| 人と会う日 | 色付きを薄く |
| 写真を撮る日 | 色付き。撮影では唇の色が飛びやすい |
| 冬・乾燥する時期 | 保湿重視。色は控えめに |
| 屋外が長い日 | UVカット表記のあるもの |
写真では唇の色が実際より薄く写ります。撮影の予定がある日は、普段より少し色を足しておくとちょうど良くなります。
逆に日常は保湿だけで構いません。荒れていないだけで、印象はかなり違います。
唇の荒れを根本から減らす
色を足す前に、土台の話です。
| 対策 | 効き方 | 備考 |
|---|---|---|
| リップクリームをこまめに | ◎ 基本 | 1日数回。乾く前に塗る |
| 夜に厚めに塗って寝る | ◎ 回復が早い | ワセリンでも可 |
| UVカット表記のものを使う | ○ | 唇も日焼けする |
| 室内を加湿する | ○ | 湿度40〜60% |
| 水分を摂る | ○ | 全身の乾燥は唇にも出る |
夜のケアがいちばん違いを生みます。寝ている間は舐めることも擦ることもないので、塗ったものが長く留まります。
そして唇は日焼けします。紫外線で荒れて、色素が沈着することもある。屋外が長い日はUVカット表記のあるものを選んでください。
価格帯と選ぶ基準
リップは安価でも十分に機能します。
| 価格帯 | 違いが出るところ |
|---|---|
| 300〜600円 | 保湿は十分。色の種類が少ない |
| 800〜1,500円 | 色展開が増える。質感を選べる |
| 2,000円以上 | 保湿力・持ち・成分 |
まずは数百円のもので、色が合うかを確かめてください。色付きリップは色選びが本質なので、高いものを買っても合わなければ意味がありません。
そして香料が強いものは避ける。唇は口に近いので、香りが強いと食事のときに気になります。
無香料か、ごく控えめなものを選ぶほうが日常で使いやすい。
他のケアとの組み合わせ
唇だけ整えても、周辺が荒れていると印象が下がります。
| 部位 | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 口角 | 切れる・白くなる | リップを口角まで塗る |
| 唇の縁 | 境目が荒れる | 同上。輪郭まで保湿 |
| 口まわりの肌 | 髭剃りで荒れる | 剃ったあと保湿する |
| 歯 | 黄ばみが目立つ | 唇に色があるほど対比で目立つ |
口角の切れは見落とされがちですが、目立ちます。リップを塗るとき、唇の内側だけでなく口角まで含めて塗ってください。
そして最後の項目。唇に血色があるほど、歯の色との対比が出ます。気になるなら、そちらのケアも並行すると効果が上がります。
ここは覚悟しておきたい
やりすぎの線引きです。
| こういう場合 | 考え方 |
|---|---|
| 色が濃いと言われた | 1段薄い色に。ティッシュオフを足す |
| ツヤが気になる | マットタイプに変える |
| すぐ落ちる | ティントを検討。ただし色選びは慎重に |
| 必要性が分からない | 荒れていないなら保湿だけでいい |
最後の項目が実は正解のことも多い。唇が健康な状態なら、色を足す必要はありません。
色付きリップが効くのは、血色が悪くて疲れて見える人です。自分がそうかどうかは、鏡で唇だけを見れば分かります。
あわせて読みたい
- 保湿から入るなら、リップクリームの記事もどうぞ。
- 全体の順番は、メンズメイクの始め方の記事もどうぞ。
- 荒れているなら、唇の荒れ対策の記事もどうぞ。
血色そのものは、顔色の足し方の記事もあわせてどうぞ。
まとめ
唇の色が悪いと顔全体が疲れて見えます。ただ色が付きすぎると一発で分かるので、男性が選ぶなら色付きリップクリームが最も自然です。ティントは慣れてからでいい。
色はベージュかコーラル系で、元の唇より1段だけ濃い程度。ツヤが強いものは避けてください。そして荒れているときは色を休んで保湿に戻すこと。ムラになって余計に目立ちます。
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