夕方になると自分の頭のニオイが気になる。枕が臭う。帽子を取ったときに感じる。
この悩みで多い対処は洗浄力の強いシャンプーに替えることですが、それで悪化するケースがあります。原因が洗浄不足とは限らないからです。
この記事でわかること
- 頭皮が臭う3つの原因
- 乾かし方が与えている影響
- シャンプーを替えるべき場合とそうでない場合
- フケや痒みを伴うときの線引き
頭は皮脂が多く、乾きにくい
頭皮は顔より皮脂腺が多い場所です。そのうえ髪で覆われているので、湿度が高い状態が続きやすい。
皮脂が多い、湿度が高い、菌が増えやすい。ニオイが出る条件がそろっています。
原因は3つに分かれる
| 原因 | 見分け方 | 打ち手 |
| 皮脂の酸化 | 夕方に強くなる。脂っぽい | 洗浄と洗い方を見直す |
| 乾かし不足 | 朝から臭う。夜に自然乾燥している | 乾かす。シャンプーの問題ではない |
| 洗いすぎによる過剰分泌 | 洗った翌日ほど臭う | 洗浄力を落とす |
2つ目が見落とされがちです。濡れたまま寝ると、頭皮は数時間ずっと湿った状態になります。そこは菌にとって最適な環境です。
この場合、どれだけ良いシャンプーを使っても意味がありません。洗った後の処理の問題だからです。
乾かし方を変える
ドライヤーは髪を乾かす道具だと思われていますが、ニオイ対策としては頭皮を乾かす道具です。
| やり方 | 結果 |
| 自然乾燥 | 数時間湿ったまま。菌が増える条件がそろう |
| 毛先から乾かす | 根元が最後まで濡れている。効率が悪い |
| 根元から乾かす | 頭皮が先に乾く。ここが正解 |
| 生乾きで寝る | 枕にも移る。翌朝から臭う |
短髪なら数分で終わります。面倒さより効果が上回る数少ない習慣なので、ここを飛ばしているなら真っ先に直したいところです。
シャンプーを替えるべき場合
乾かしても改善しないなら、次にシャンプーを見ます。ただし「強くする」のではなく「合うものに替える」という発想です。
| いまの状態 | 替える方向 |
| 整髪料を毎日使う | 洗浄力は必要。二度洗いでもいい |
| 洗った翌日ほど臭う | 洗浄力を落とす。アミノ酸系へ |
| 痒みも出ている | 硫酸系を避ける。刺激を減らす |
| フケも出ている | 種類による。下で説明 |
全成分の2番目を見れば洗浄剤の型が分かります。ラウレス硫酸Naなら硫酸系、ラウロイル〜Naならアミノ酸系。「〜硫酸」の4文字を探すだけで判断できます。
洗い方も見直す
シャンプーを替える前に、洗い方で変わることもあります。
予洗いを1分。これだけで汚れの大半は落ちるので、シャンプーの量も減らせます。
洗うのは髪ではなく頭皮。指の腹で動かすように洗って、爪は立てない。傷が付くとそこで炎症が起きます。
すすぎは洗う時間の倍。すすぎ残しがいちばんのトラブル源なので、ここを短縮しないことです。
フケや痒みを伴う場合
ニオイと一緒にフケや痒みが出ているなら、化粧品の範囲を超えている可能性があります。
| 状態 | 向かう先 |
| ニオイだけ | 乾かし方と洗い方で対応できる |
| 細かい乾いたフケ | 乾燥側。洗浄力を落として保湿 |
| 湿った大きなフケ | 皮膚科。菌が関わっている可能性 |
| 赤み・強い痒みが続く | 皮膚科。市販品で粘る場面ではない |
湿ったフケが出る状態は、市販のシャンプーで何とかしようとするより受診したほうが早く済むことが多い。専用の外用薬が必要な場合があります。
自分では気づけないので基準を作る
頭のニオイは、本人がいちばん分かりません。常に嗅いでいるので、慣れてしまうからです。
目安になるのは枕カバーです。朝起きて枕に顔を近づけてみる。そこに何か感じるなら、前の晩の状態がそのまま出ていることになります。
もうひとつは帽子の内側。長時間かぶったあとの内側は、頭皮の状態をそのまま写しています。
この2つを定期的に確かめると、ケアを変えたときに効いたかどうかを自分で判定できます。感覚に頼らずに済むぶん、判断がぶれません。
| 確かめる場所 | 分かること |
| 枕カバー | 夜の乾かし方が足りているか |
| 帽子の内側 | 日中の皮脂の量 |
| ドライヤー後の指 | 洗い残しがあるか |
| 家族に聞く | 確実だが聞きにくい。上の3つで代替できる |
物足りなく感じる点
頭皮のニオイは、完全にゼロにはなりません。皮脂が出ている以上、時間が経てば酸化します。
目指すのは、他人が気づく水準まで行かせないこと。朝洗って夜に少し感じる程度なら、それは正常の範囲だと思います。
それと、加齢で皮脂の質が変わることもあります。同じケアで対応できなくなったと感じるなら、洗浄剤の型を変えてみる価値はあります。
市販品を選ぶときに見る2か所
シャンプーの棚は言葉が多くて選びにくい枠です。見るところを2つに絞ると早くなります。
ひとつは全成分の2番目。ここで洗浄剤の型が分かります。もうひとつはパッケージの区分表記。医薬部外品なら有効成分の欄があります。
「スカルプ」「薬用」「メンズ」といった言葉は、中身を保証していません。スカルプは頭皮向けという意味の一般名詞ですし、メンズは対象の話であって処方の話ではない。
| パッケージの言葉 | 中身が分かるか |
| スカルプ | 分からない。頭皮向けという一般名詞 |
| メンズ | 分からない。対象の話 |
| 薬用 | 分かる。医薬部外品という意味 |
| ノンシリコン | 分かるが、良し悪しの話ではない |
乾かすのが先
頭皮のニオイは、シャンプーを替える前に乾かし方を見る。自然乾燥をやめるだけで変わることが多い枠です。
そのうえで洗浄剤の型を確かめる。成分の読み方は基本ガイドにまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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