頭皮ブラシは種類が多く、見た目も似ています。ところが、洗いながら使うものと乾いた頭皮に使うものでは狙いが違う。ここを混ぜて選ぶと、買ったのに使わない道具になります。
使う場面が2つある
1つは洗髪時。泡を頭皮に届けて、汚れを浮かせる目的です。
もう1つは乾いた状態。こちらは頭皮を動かして緩める目的になります。
| 洗髪時 | 乾いた頭皮 | |
|---|---|---|
| 狙い | 汚れを落とす | 皮膚を動かす |
| 突起 | 柔らかめ | 硬めでもよい |
| 動かし方 | 小刻みに | 大きくゆっくり |
| 時間 | 1〜2分 | 3〜5分 |
同じ道具で両方こなすものもありますが、どちらかに寄っているのが普通です。自分がどちらで使うかを先に決めてください。
もう1つ、髪をとかす目的のブラシがあります。これは頭皮ではなく髪が対象です。
頭皮ブラシと同じ棚に並んでいますが、狙いが違うので混同しないでください。
とかす目的のものは突起が細く長い。頭皮を動かす力は伝わりません。
洗髪時に使うもの
泡立てた状態で使います。乾いた頭皮に当てると摩擦が強すぎる。
突起はやわらかく、先が丸いものを選びます。硬いものは頭皮を傷つけます。
洗髪用を選ぶ基準
- 突起の先が丸い
- 指が入るくぼみがある
- 水切れがよい形
- 泡が抜ける隙間がある
水切れは意外に効きます。浴室に置きっぱなしにするので、乾きにくい形だと菌が増えます。
力を入れて動かす道具ではありません。頭皮に当てて小刻みに動かす程度で、指では届かない毛穴の周りに泡が入ります。
乾いた頭皮に使うもの
こちらはマッサージが目的です。皮膚ごと動かせるかどうかが選ぶ基準になります。
突起の間隔が広いほうが、皮膚をつかんで動かせます。細かく詰まっていると、表面を滑るだけになる。
髪が長い人は、突起が長いものでないと地肌に届きません。短髪なら短くても届きます。
木製のものは滑りがよく、シリコン製は引っかかりが強い。動かしたいならシリコン、撫でたいなら木製という分け方ができます。
電動を選ぶかどうか
手で持つタイプと電動があります。続けやすさで選ぶと、電動が有利な場面はある。
| 手動 | 電動 | |
|---|---|---|
| 腕の疲れ | 出る | 出ない |
| 強さ | 自分で調整 | 段階で選ぶ |
| 場所 | どこでも | 充電が要る |
| 浴室で使えるか | たいてい可 | 防水表示を確認 |
腕が疲れて続かない人には電動が向きます。3分やるのが苦にならなくなる。
ただ、強さの段階を上げれば効くわけではありません。皮膚が動く程度で十分です。
浴室で使うつもりなら、防水の表示を必ず確認してください。対応していないものを持ち込むと壊れます。
素材でどう変わるか
同じ形でも、素材が違えば使い心地は変わります。
| 素材 | 感触 | 向く使い方 |
|---|---|---|
| シリコン | 引っかかる | 皮膚を動かす |
| 樹脂 | 滑りと引っかかりの中間 | 洗髪時 |
| 木 | よく滑る | 撫でて整える |
| 金属 | 冷たい・重い | 乾いた頭皮 |
皮膚を動かしたいなら、滑らないほうが向きます。シリコンは引っかかるので、動かしやすい。
木製は滑るぶん、髪をとかす動きに向いています。頭皮を動かす目的だと物足りない。
金属のものは冷たさが気持ちよく、夏場に向きます。ただ重いので、腕が疲れやすい。
1本で全部をこなそうとすると、どれも中途半端になります。使う場面を決めてから選んでください。
手入れをしないと逆効果になる
浴室に置きっぱなしにする道具なので、手入れが要ります。
最低限やること
- 使ったら流して水気を切る
- 浴室の外に出して乾かす
- 月に一度は洗剤で洗う
- 突起の根元に溜まった汚れを落とす
- ひび割れたら替える
突起の根元は、皮脂と洗剤のかすが溜まります。そこが乾かないと菌が増える。
その状態のブラシで頭皮をこすると、整えるどころか環境を悪くします。
ひび割れた突起は、地肌を傷つけます。見た目で分かるので、時々確認してください。
安いものを定期的に替えるという考え方もあります。手入れが続かない自覚があるなら、そちらのほうが合理的です。
買っても使わなくなる理由
この手の道具は、引き出しで眠りがちです。理由はだいたい決まっています。
1つは置き場所。浴室の棚の奥に入れると、出すのが面倒になります。
もう1つは、使う時間が決まっていないこと。気が向いたらやる、では続きません。
洗髪用なら、シャンプーの隣に置く。乾いた頭皮用なら、洗面台の見える場所に置く。それだけで残ります。
使う場面を先に決めて、そこに置けるサイズと形のものを選ぶ。この順番で考えると、無駄になりません。
傷つけると逆効果になる
この道具で一番多い失敗が、強く使いすぎることです。
使いすぎのサイン
- 翌日に頭皮がヒリつく
- 赤みが残る
- 細かいフケが増えた
- ブラシに毛が絡む
頭皮に傷がつくと、そこから炎症が起きます。整えるつもりが、環境を悪くする。
毛が絡むのは、髪を巻き込んでいる証拠です。地肌に当ててから動かすと、髪ではなく皮膚に力が伝わります。
1日1回で十分です。気持ちがいいので何度もやりたくなりますが、摩擦の回数だけが増えます。
できものやかさぶたがある場所は避けてください。広げることになります。
あわせて読みたい
- 動かし方から知りたいなら頭皮マッサージのやり方もどうぞ。
- 実際の使用感を見るならスカルプブラシを使った検証もどうぞ。
まとめ
洗髪用と乾いた頭皮用では、狙いも突起の硬さも違います。
洗髪用は先が丸く水切れのよいもの。乾いた頭皮用は間隔が広いもの。
髪が長いなら突起の長いものでないと地肌に届きません。
強く使うと傷がつきます。1日1回、皮膚が動く程度で十分です。
※本記事はプロモーションを含みます









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