髪に良いとされるサプリは山ほどあります。飲むだけで済むなら楽なので、手を出したくなる。ただ、栄養の話には仕組みがあって、足りている人がさらに足しても増えません。どこまでが範囲なのかを整理します。
髪は何でできているか
髪の大部分はタンパク質です。そのタンパク質を作るために、いくつかの材料が要ります。
アミノ酸が土台になり、それをつなぐ過程でミネラルやビタミンが働く。どれか1つ欠けると、うまく組み上がらない。
つまり髪は、体の中で作られる部品の1つです。食べたものが直接髪になるわけではなく、一度分解されて組み直される。
この順番を知っておくと、「髪に良い食べ物」を単体で追いかける意味が薄いことが分かります。
足りないと影響が出る栄養素
不足したときに髪に出やすいものがいくつかあります。
| 栄養素 | 役割 | 多く含むもの |
|---|---|---|
| タンパク質 | 髪そのものの材料 | 肉・魚・卵・大豆 |
| 亜鉛 | タンパク質の合成に関わる | 牡蠣・赤身肉・ナッツ |
| 鉄 | 酸素を運ぶ | レバー・赤身肉・貝 |
| ビタミンB群 | 代謝を回す | 豚肉・卵・納豆 |
亜鉛は不足しやすいと言われます。汗で失われるうえ、日常の食事からも摂りにくい。
鉄は、貧血があると髪にも出ます。健康診断で指摘されたことがあるなら、そちらを先に整えるほうが早い。
ここで挙げたものは、足りていない場合に効く話です。足りている人が増やしても、余った分は排出されます。
足りているかをどう見るか
自分が不足しているかどうかは、感覚では分かりません。
不足を疑う手がかり
- 食事の回数が1日2回以下
- 主食に偏っている
- 健康診断で貧血を指摘された
- 激しい運動をしている
- 極端な食事制限をしている
極端な制限をしている人は、髪より先に体調に出ます。そちらを先に見てください。
はっきりさせたいなら血液検査です。推測で飲み続けるより、一度測ったほうが結局は早い。
健康診断の結果が手元にあるなら、そこに書かれている数値を見返すだけでも判断材料になります。
サプリを選ぶときの見方
たくさん入っているほど良い、とはなりません。
| 見るところ | なぜ効くか |
|---|---|
| 1日あたりの量 | 推奨量に対して足りているか |
| 何粒で満たすか | 飲む手間が続くか |
| 余計なものが入っていないか | 他で摂る分と重複しやすい |
| 上限を超えていないか | 摂りすぎに上限のある栄養素がある |
亜鉛のように、摂りすぎに上限がある栄養素があります。複数のサプリを重ねると、知らずに超えることがある。
選ぶときは、まず自分に足りていないものを1つに絞る。何種類も同時に始めると、何が効いたか分かりません。
形状も続けやすさに関わります。粒が大きいと飲みにくく、それだけでやめる人がいる。
1日3回に分けるものは、外出先で飲み忘れます。1日1回のほうが残りやすい。
含有量が多くても、飲まなければゼロです。続けられる形かどうかを、含有量と同じくらい見てください。
飲み方と期間
食後に飲むほうが吸収されやすいものが多い。空腹時に飲むと、胃に負担が出ることもあります。
亜鉛と鉄は、同時に摂ると吸収を邪魔し合うと言われます。時間をずらすほうが無難です。
期間としては、髪に出るまで最低3か月。作られた髪が伸びてくるまでの時間が要ります。
1か月で判断して次に移ると、何を試したのかも分からなくなる。1つを3か月、というくらいの区切りで見てください。
コーヒーや紅茶と一緒に飲むと、鉄の吸収が落ちると言われます。水で飲むのが無難です。
牛乳と一緒だと、影響を受ける栄養素があります。時間をずらしてください。
細かく気にしすぎると続きません。水で、食後に、1日1回。この形にしておけば大きく外しません。
食事で取れる量との比較
サプリの前に、食事でどれくらい取れるかを知っておくと判断できます。
| 栄養素 | 1日の目安 | 食品での例 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 体重1キロあたり1グラム前後 | 卵1個で約6グラム |
| 亜鉛 | 成人男性で11ミリグラム前後 | 牡蠣2〜3個で足りる |
| 鉄 | 成人男性で7.5ミリグラム前後 | 赤身肉100グラムで約2ミリグラム |
| ビタミンB6 | 1.4ミリグラム前後 | まぐろ・鶏肉に多い |
タンパク質は、意識しないと足りません。体重70キロなら70グラム。卵だけで取ろうとすると12個分です。
亜鉛は牡蠣が突出して多い。普段食べないなら、赤身肉やナッツで少しずつ足す形になります。
この表を見て「足りていそうだ」と思えるなら、サプリを足しても変わらない可能性が高い。
逆に、明らかに足りていない項目があるなら、そこだけを補うのが効率的です。
サプリでは届かないところ
栄養が足りていない状態を埋めることはできます。そこが本来の役割です。
ただ、進行する薄毛はホルモンの働きによるものと説明されています。栄養では、そこに介入できません。
だから食事を完璧にしても進行は続きます。土台を整えるのと、進行に手を打つのは別の話です。
それと、薬を飲んでいる人は飲み合わせを確認してください。サプリは薬ではないと考えて申告しない人がいますが、成分によっては影響します。
健康食品で効能を謳っているものには気をつけてください。「生える」と書けるのは、そもそも別の区分のものだけです。
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サプリでは届かない範囲があるなら
オンラインAGAクリニック「レバクリ」
この記事で書いたとおり、栄養は土台であって進行そのものを止める手段ではありません。進み方が気になる段階なら、医師に診てもらってから判断するほうが遠回りになりません。
診断と治療方針は医師が判断します。効果や費用は個人差があるため、内容は公式ページでご確認ください。
まとめ
髪はタンパク質。作る過程で亜鉛・鉄・ビタミンB群が関わります。
足りていない人には効きますが、足りている人が増やしても排出されます。
上限のある栄養素があるので、重ねて摂ると超えることがあります。
栄養では進行そのものには届きません。土台を整える役割です。
※本記事はプロモーションを含みます









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