AGA治療の副作用を把握すれば、受診の場で迷わず伝えられる

男性の横顔

「副作用が心配で踏み出せない」——AGA治療を検索すると、まずそこで手が止まりますよね。結論から言うと、報告されている内容は薬の種類ごとに、あらかじめ決まっています。僕も断片的な情報だけを読んでは、自分に関係あるのか分からずに終わっていました。飲む薬と塗る薬それぞれの副作用と、受診の場で医師に伝えるべきことが、この記事でわかります。

この記事でわかること

  • 薬の種類ごとに報告されている副作用の違い
  • 受診の場で医師に伝えるべきこと
  • 市販の育毛剤と処方薬の違い
  • 薬とは別に頭皮を整える方法

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

AGA治療の副作用は、薬ごとに報告されている内容が決まっている

先に結論を書きます。AGA治療の副作用は、漠然とした不安として広がっているものではなく、薬の種類ごとに、報告されている内容があらかじめ決まっています。飲む薬と塗る薬では話がまったく違うし、同じ塗る薬でも成分が違えば注意する点が変わる。だから「AGA治療は副作用が怖い」という一括りの心配は、薬の種類まで分解した時点でかなり具体的な質問に変わります。

そして、その報告内容は医師と薬剤師が把握しているものです。読者側がやるべきことは、副作用を自力で判定することではなく、判定してもらうための材料を持って受診すること。飲んでいる薬、持病と健診での指摘、抜け方と始まった時期、市販品の使用歴。この4つを整理して持っていけば、診察室での会話は驚くほど短く済みます。逆に、何も準備せずに行くと、その場で思い出しながら話すことになる。

もうひとつ押さえておきたいのが、薬の区分です。AGAの文脈で出てくるものは、医師が処方する医療用医薬品、薬局・通販で薬剤師の情報提供を受けて買う第1類医薬品、そしてドラッグストアで普通に買える医薬部外品の育毛剤に分かれます。区分が違えば、期待できる効能の範囲も、買い方も、注意の重さも違う。この線引きが頭に入っていないと、市販の育毛トニックと処方薬を同じ土俵で比べてしまいます。

この記事では、まず報告されている副作用を薬の種類別に見て、次に受診の場で伝えること、最後に市販品でできる範囲を扱います。市販品の話を後半に固めたのは意図的です。処方薬の副作用が気になっている人に、その流れのまま市販品を勧めるのは順番として違うと思うので。

メンズの髪と頭皮(1)

飲む薬について報告されていること

内服で使われる薬としては、フィナステリドやデュタステリドといった成分の名前を目にすることが多いはずです。これらは医師の処方が必要な医療用医薬品で、市販では買えません。個人の判断で入手して使うものではない、という前提がまずあります。

副作用として何が報告されているかは、それぞれの添付文書に記載があります。性機能に関する症状や、肝機能の検査値の変化などが挙げられているのが一般的で、詳しい内容と頻度は処方する医師と薬剤師から説明を受けることになります。ここで大事なのは、記載があること=自分に起きること、ではないという点。添付文書は報告された事象を網羅する文書なので、読むと不安が膨らみやすい。読み方の相場観を持つには、やはり専門家の説明を挟んだほうがいい。

僕がここで書けるのは、事前に自分で用意できることだけです。まず、現在飲んでいる薬とサプリメントを全部書き出しておく。次に、健康診断で肝機能の項目に指摘を受けたことがあるかを確認しておく。3つ目に、パートナーの妊娠を考えている時期かどうか。この種の薬には、扱いに関する注意が定められているものがあり、家族計画は診察で必ず出てくる話題です。

内服のミノキシジルについて触れておくと、外用と違って国内では医療用・一般用のどちらとしても承認されていません。日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版は、推奨度Dとして「ミノキシジルの内服を行うべきではない」と明記しています。理由として挙げられているのは、胸痛や心拍数の増加、動悸、むくみ、体重増加といった心血管系の有害事象。個人輸入で入手して飲む例が問題視されている領域でもあります。ネット上に情報は多く出回っていますが、判断材料としては医師の説明に勝るものはないと思っています。

もうひとつ、治療を始めた直後に抜け毛が一時的に増えたという報告があります。「初期脱毛」と呼ばれるもので、心当たりのある人も少なくありません。続けるべきか止めるべきかを自己流で判断する場所ではないので、いつから、どのくらい増えたのかを記録して、処方した医師に伝えてください。この現象そのものはAGAの初期脱毛の記事で詳しく扱っています。

治療を始めるかどうかも含めて、決めるのは診察室です。

塗る薬について報告されていること

外用のミノキシジルは、日本では第1類医薬品として市販されています。処方薬ではないぶん手に取りやすい一方で、薬剤師からの情報提供を受けて購入する医薬品であることは変わりません。通販でも、質問への回答を返して薬剤師の確認を通らないと注文が確定しない仕組みになっています。

外用薬で注意する内容は、飲む薬とは方向が違います。塗った場所に起きることが中心で、頭皮のかゆみや発疹、かぶれといった皮膚の症状が使用上の注意として挙げられている。皮膚が弱い自覚がある人、整髪料でかぶれた経験がある人は、その履歴を受診時に伝える対象になります。

もうひとつ、使える人の条件が決まっているのも外用薬の特徴です。たとえば大正製薬のリアップX5チャージは、成人男性(20歳以上)が対象とされていて、20歳未満は使えません。効能として書かれているのは壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防で、この範囲の外にある脱毛症の人は「使用してはいけない人」として添付文書に挙げられています。具体的には円形脱毛症や甲状腺疾患による脱毛、原因のわからない脱毛症の人。自分の抜け方がどれに当たるのかを自己判断するのは難しいので、ここは受診して確かめる領域です。

つまり、塗る薬を考えている人ほど先に診てもらう理由があるのです。買えるかどうかと、自分に合っているかどうかは別問題なので。

受診の場で伝えること

診察室で聞かれる内容は、だいたい決まっています。事前に整理しておけば、思い出す時間を使わずに済む。僕が実際にメモに書き出した項目を表にしておきます。

伝える項目 なぜ聞かれるか 準備の仕方
現在飲んでいる薬とサプリ 飲み合わせと肝臓への負担を見るため お薬手帳を持参するか写真を撮っておく
持病と健診での指摘 使える薬の範囲が変わるため 直近の健診結果を用意する
抜け方と始まった時期 脱毛の種類を切り分けるため 気づいた時期と部位をメモしておく
項目は診療機関によって増えることがあり、ここに書いたものが全部ではない

これに加えて、生え際なのか頭頂部なのか、抜け方の写真を残しておくと話が早い。自分の頭を毎日見ていると変化に鈍くなるので、記録という意味でも役に立ちます。

伝え忘れやすいのが、市販品の使用歴です。育毛トニックや育毛剤を使っている場合、それも申告の対象になります。区分としては医薬部外品でも、頭皮に何を塗っているかは診察の材料になる。「市販のものだから関係ない」と省略しないほうがいい。

不安そのものを伝えるのも、立派な情報です。副作用が心配で踏み切れない、とそのまま伝えれば、医師はそれを前提に説明してくれます。黙っていると伝わらない。ここは遠慮する場面ではないと思う。

薬を使う前に、市販の医薬部外品でできる範囲

ここから市販品の話に移ります。受診を先延ばしにするための代替として書くのではなく、区分ごとに何ができるのかを知るための整理として読んでください。

ドラッグストアの棚で一番手に取りやすいのが、医薬部外品の育毛トニックです。花王のサクセス 薬用育毛トニック 無香料は代表的な1本で、内容量180gの医薬部外品。有効成分としてt-フラバノン(トランス-3,4′-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン)、ニコチン酸アミド、ピロクトン オラミンが配合されています。期待できるのは育毛や脱毛の予防、ふけ・かゆみを防ぐといった働きです。処方薬や第1類医薬品と同じ扱いにはできません。

使い勝手の面で先に言っておくと、炭酸ガス噴射のスプレー式です。頭皮全体にぱっと広げるには快適ですが、生え際など狙った一点に置くのは苦手です。分け目の筋に沿わせたい、気になる範囲だけに留めたい、という使い方を想定しているなら別の剤形を探したほうが早い。

購入時の注意がもうひとつあります。同じ「サクセス 薬用育毛トニック」という名前で、エクストラクールやボリュームケアなど別処方の製品が並んでいます。無香料の180gを選ぶつもりなら、JANコード4901301308900を確認してから買ってください。通販だと3本セットや別処方が検索上位に混ざるので、単品かどうかも合わせて見ておくと確実です。

費用を抑えて、頭皮のケアだけ先に始めておきたい。受診の予定はあるが、それまでの間に手を動かしておきたい。そういう位置づけなら、この価格帯の1本は選択肢として現実的だと思います。

花王 サクセス 薬用育毛トニック 無香料 180g

花王 サクセス 薬用育毛トニック 無香料 180g

参考価格 1,258円前後

予算重視です。処方薬の副作用が怖くて、まず市販の医薬部外品から様子を見たい読者に当てる枠

市販の育毛剤と処方薬は何が違うのか

医薬部外品の育毛剤と、医師が処方する薬。この2つの違いは、値段や成分の話より前に、期待できる効能の範囲が違うという点にあります。

医薬部外品の育毛剤が承認されている効能は、育毛、発毛促進、脱毛の予防、ふけ・かゆみを防ぐといった範囲です。つまり、AGAという診断がついた状態に対する治療として位置づけられるものではない、ということ。ここを混ぜて考えると、市販品に過大な期待をするか、逆に「どうせ意味がない」と切り捨てるかのどちらかに振れます。

市販の育毛剤で手堅い1本を決めたいなら、資生堂の薬用アデノゲンEXが候補に入ります。販売名はS-AXエッセンスEX、内容量150mLの医薬部外品で、区分としては発毛促進・育毛剤にあたります。有効成分はアデノシンを筆頭に7種類。ほかにβ-グリチルレチン酸、パントテニールエチルエーテル、l-メントール、クジン抽出液、酢酸DL-α-トコフェロール、ニンジンエキスが配合されています。使い方は朝晩2回、頭皮に適量。育毛剤としては上のほうの価格帯にあり、育毛トニックの感覚で買うと金額に驚くはずです。

負担として効いてくるのは、その価格が使用ペースと掛け算になること。朝晩2回が前提なので消耗は早く、続けるほど月あたりの出費が積み上がります。処方薬の代わりとして期待するものではありません。

それを分かったうえで、市販の枠の中で一番手堅いものを1本置いておきたい。受診はこれからだが、洗面台に何も無い状態は落ち着かない。そういう読者には合う1本です。

資生堂 薬用アデノゲンEX 150mL(S-AXエッセンスEX)

資生堂 薬用アデノゲンEX 150mL(S-AXエッセンスEX)

参考価格 5,610円前後

本命です。受診はこれからだが、市販で一番手堅い医薬部外品の育毛剤を1本決めたい読者に当てる枠

市販の発毛剤にも添付文書が付いてくる

第1類医薬品にまで踏み込む場合の話をします。ここは市販品と言っても、扱いが一段変わります。

大正製薬のリアップX5チャージは第1類医薬品で、内容量60mL。有効成分は8種類あります。ミノキシジル5.0gに加えて、ピリドキシン塩酸塩0.05g、トコフェロール酢酸エステル0.08g、l-メントール0.3g、ジフェンヒドラミン塩酸塩0.1g、グリチルレチン酸0.1g、ヒノキチオール0.05g、パンテノール1.0g(いずれも100mL中)。この8つがすべて有効成分として添付文書の成分・分量欄に載っています。用法は1日2回、1回1mLです。60mLを1日2mL使う計算なので、1本でおよそ1か月ぶんという見当になります。

第1類医薬品なので、通販でも薬剤師からの情報提供を受け、質問に回答してからでないと注文が確定しません。カートに入れて即決済、という買い方はできない。この手間は面倒に見えますが、使用してはいけない人に当たっていないかを確認する工程そのものです。前の節に書いたとおり、壮年性脱毛症以外の脱毛症の人や、原因のわからない脱毛症の人は使用してはいけない人として挙げられている。自分がその条件に当たらないかを確かめる機会でもあります。

価格は市販の育毛剤よりさらに上で、1本1か月ぶんという消耗ペースを考えると継続の負担は小さくありません。20歳未満は使えないという条件もある。手軽さで選ぶ製品ではないというのが正直なところです。

添付文書を自分で読み、使用上の注意と使ってはいけない人の条件を確認したうえで、市販の発毛剤から始めたい。そう考えている人向けの選択肢として置いておきます。受診の代わりになるものではないので、抜け方の原因に心当たりが無い人は、購入より先に診てもらってください。

大正製薬 リアップX5チャージ 60mL(第1類医薬品)

大正製薬 リアップX5チャージ 60mL(第1類医薬品)

参考価格 6,600円前後

長く使う上位です。受診はまだでも、添付文書で副作用を自分で読んだうえで市販の発毛剤から始めたい読者に当てる枠

メンズの髪と頭皮(2)

頭皮のコンディションは、薬とは別の枠で整える

副作用の話と並行して考えておきたいのが、日々の頭皮の状態です。薬の話とは切り分けたほうがいい領域で、シャンプーや整髪料の選び方はここに入ります。

なぜ分けるかというと、外用薬で報告されている注意の多くが皮膚の症状に関わるからです。もともと頭皮が荒れやすい、整髪料が合わずにかゆくなる、といった土台があると、何が原因で起きた症状なのかが判断しにくくなる。受診前に土台を整えておくと、後から症状が出たときの切り分けが楽になります。

僕自身は頭皮のベタつきに悩んできた側で、シャンプーは何本も乗り換えました。落ち着いたのは無印良品の薬用スカルプシャンプーで、そのときの検証は無印の薬用スカルプシャンプーの記事にまとめてあります。コンディショナー側の使い分けは薬用スカルプコンディショナーの記事のほうに。

整髪料も見直しの対象です。頭皮に付きやすい塗り方をしていると、洗い残しがそのまま刺激になる。髪質と製品の相性を含めた話はメンズヘアケアの完全ガイドに書きました。薬を検討する前段として、ここを整えておく価値はあると思っています。

次にやること

副作用を調べる目的は、怖がるためではなく、診察室で自分の状況を正確に伝えるためです。飲む薬と塗る薬では報告されている内容が違い、市販の医薬部外品と第1類医薬品では買い方も注意の重さも違う。この区分が頭に入っていれば、聞くべきことは絞れます。

準備するのは、お薬手帳、健診結果、抜け方の記録、そして市販品の使用歴。この4つを持って受診すれば、あとは医師と薬剤師の説明を聞いて決めるだけになります。市販品を先に触っておきたい場合も、区分ごとにできる範囲は決まっているので、その線を越えた期待をしないこと。

洗面台に置くものと、診察室で決めることは別の話です。分けて考えたほうが、結局は早く進みます。

髪と頭皮で、先に読んでおくと迷わないもの

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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