薬を検討していると、副作用の話が必ず出てきます。ただ、書かれ方に幅があって判断しにくい。怖くなってやめる人もいれば、気にせず個人輸入に走る人もいます。どちらも情報の整理が足りていない状態です。何が言われているのかを、薬の種類ごとに分けます。
薬ごとに話が違う
AGAの治療では、性質の違う薬が使われます。進行を抑える方向のものと、髪を生やす方向のものです。
この2つは作用する場所も、言われている副作用も違います。ひとまとめに「AGAの薬は怖い」と語られていることが多いのですが、分けて見ないと判断できません。
さらに、飲むタイプと頭皮につけるタイプでも違います。全身に回るかどうかで、起きうることの範囲が変わるからです。
進行を抑える内服で言われること
男性ホルモンの働きに介入するので、性機能に関する項目が挙げられます。
| 言われている項目 | 説明のされ方 |
|---|---|
| 性欲の減退 | 頻度は低いとされる |
| 勃起機能の変化 | 同上 |
| 肝機能の数値 | 定期的な確認を勧められる |
| 気分の変化 | 報告があるとされる |
頻度は数パーセント未満と説明されることが多い。ただし数字は薬や調査によって幅があります。
重要なのは、これらが出た場合に中止や変更で対応できる範囲だという点です。我慢して続ける前提の話ではありません。
髪を生やす方向の薬で言われること
血管に作用する成分が使われます。頭皮につけるタイプが市販されている一方、飲むタイプは国内で薄毛の治療薬として承認されていません。
つけるタイプでは、頭皮のかゆみ・赤み・フケといった局所の反応が挙げられます。つける場所の問題なので、対応も局所で済むことが多い。
飲むタイプは全身に回ります。むくみ、動悸、体毛が濃くなる、といった項目が挙げられる。循環器に持病がある人は特に注意が要る範囲です。
個人輸入でこれを自己判断で使うのが、一番リスクの高い形になります。何かあったときに相談先がありません。
頻度の数字をどう読むか
「1%未満」と書かれていても、自分がそこに入る可能性はゼロではありません。
逆に、体験談で副作用の話が多く見えるのは、何もなかった人はわざわざ書かないからです。ネット上の見え方は、実際の頻度とずれます。
数字を見るときの注意
- 何人を対象にした調査か
- どのくらいの期間か
- 偽の薬を使った群と比べているか
- 日本国内のデータか
偽の薬を使った群でも、同じ症状が一定数出ます。そこと比べて差があるかどうかが判断の材料です。
言われている話と、確かめられている話を分ける
検索すると、添付文書に書かれている項目と、個人の書き込みが混ざって出てきます。
添付文書に載っているのは、調査の中で報告された事象です。薬が原因だと確定したものだけではありません。
一方、書き込みは因果関係の検証を経ていません。同じ時期に起きた別の出来事が混ざります。
読むときに分けたい3層
- 添付文書に頻度つきで載っているもの
- 報告はあるが頻度が確立していないもの
- 個人の書き込みで、確かめられていないもの
どの層の話をしているかを意識すると、必要以上に怖がることも、逆に軽く見ることも減ります。
気になる項目があれば、その名前のまま処方する側に聞くのが早い。調べた内容を持っていくのは、失礼にはなりません。
起きたときにどうするか
気になる症状が出たら、続けるか止めるかを自分で決める前に、処方した側に伝えるのが先です。
薬を替える、量を落とす、外用に切り替える、といった選択肢があります。選択肢があること自体を知らずに、黙ってやめてしまう人が多い。
オンラインで処方を受けている場合でも、相談の窓口はあります。自己判断で個人輸入に切り替えるより、まず処方元に戻すほうが安全です。
持病や常用薬がある場合
他の薬を飲んでいる人ほど、事前の確認が効いてきます。
必ず伝えたいこと
- 飲んでいる薬すべて
- 市販薬とサプリも含める
- 肝臓や腎臓に指摘を受けたことがあるか
- 血圧の薬を飲んでいるか
サプリは薬ではないと考えて伝え忘れる人がいます。成分によっては影響するので、名前を出しておいてください。
血圧の薬は特に確認が要ります。生やす方向の成分は血管に作用するからです。
お薬手帳があるなら、写真を撮って持っていくのが早い。口頭で思い出そうとすると漏れます。
個人輸入という選択肢を外す理由
同じ成分の薬が、海外から安く手に入ります。ここに手を出す人は一定数いる。
問題は中身が保証されないことです。含有量が表示と違う、別の成分が混ざる、といった事例が国から注意喚起されています。
| 項目 | 処方 | 個人輸入 |
|---|---|---|
| 中身の保証 | ある | ない |
| 副作用が出たとき | 相談先がある | 自分で判断するしかない |
| 健康被害の救済制度 | 対象になりうる | 対象外 |
| 飲み合わせの確認 | 事前にできる | できない |
救済制度の対象外になる点は、あまり知られていません。重い症状が出たときに差が出ます。
金額だけを見れば安く見えます。ただ、何かあったときに戻る場所がない状態で毎日飲み続けることになる。
続けるつもりの治療だからこそ、相談先を持っておくほうが結局は軽く済みます。
一番危ないのは自己判断で調整すること
副作用の話で最も避けたいのは、怖いから減らす、効かないから増やす、という自己調整です。
量を変えると、効果も副作用も想定から外れます。どちらの方向に外れているかが分からなくなる。
それから、この薬は女性や子どもが触れることを避けるよう案内されています。保管場所を分けておいてください。
献血にも制限がかかる期間があります。普段から献血をしている人は、処方を受ける時点で確認しておくといい。
この記事は一般に説明されている内容を整理したものです。自分に当てはまるかどうかは、持病や飲んでいる薬を含めて医師が判断する範囲になります。
あわせて読みたい
- 中止を考えているならAGA治療をやめたときの経過もどうぞ。
- 市販品との違いを知りたいなら育毛剤と発毛剤の違いもどうぞ。
まとめ
進行を抑える薬と生やす薬では、言われている副作用が違います。
頻度は数パーセント未満とされますが、調査によって幅があります。
つけるタイプは局所の反応、飲むタイプは全身に及ぶ項目が挙がります。
自己調整と個人輸入が最もリスクが高い。まず処方元に戻してください。
※本記事はプロモーションを含みます









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