初めての万年筆をカクノで始めて、困ることはあるのでしょうか。ボールペンしか持っていない人がカクノを手にしたら、最初にやるのは、キャップを外してカートリッジを差すことです。僕はグレーの細字を手帳用に使っていて、困った場面はほとんどありません。決め手は固めのステンレスのペン先でした。
この記事でわかることは4つあります。
- 六角形の軸と三角形のグリップの工夫
- 細字で手帳に書いたときの書き心地
- カクノに向かない書き方
- プレピー、プレジールとの違い
グレーの細字のカクノはこちらです。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
カクノ FKA-1SR-GYFの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | パイロット(PILOT) |
| 商品名・品番 | 万年筆 カクノ グレー FKA-1SR-GYF |
| ペン種・ペン先 | 細字(F)・ステンレス |
| 方式 | キャップ式・カートリッジ/コンバーター両用 |
| サイズ・重さ | 最大径φ16mm・全長131mm・11g |
| 価格(税込) | 1,100円(希望小売価格) |
カクノの発売は2013年10月20日です。軸とキャップは再生PC、首は再生ASでできていて、グリーン購入法の適合商品にもなっています。届くときは専用のPPケースに入っています。
グレーの細字1本の値段は、こちらで確かめてください。
カクノの形に入っている工夫
カクノは「子どもたちが気軽に使えるファースト万年筆」をコンセプトに作られました。はじめての万年筆が、愛着のあるペンになるように。そんな思いから生まれた1本です。一般的な万年筆は部品が約20点あるところを、カクノは6点まで減らしています。ステンレスのペン先以外は、すべて樹脂の部品です。
形には、「書くこと」へ自然と導く工夫がつまっています。カクノはグッドデザイン賞とキッズデザイン賞の両方を受けました。
カクノの軸は鉛筆と同じ六角形
ボディは鉛筆と同じ六角形です。握るところは、なだらかな三角形のグリップになっています。親指・人差し指・中指の3本が、自然に収まるように作られた形です。
万年筆だからといって特別な握り方をするのではなく、鉛筆を持つときと同じ3本の指で握る形です。
キャップにも工夫が入っています。机の上で転がらないための突起が付いていて、子どもの手でも開けやすいくぼみもあります。万が一飲み込んだときに窒息を防ぐ穴まで空けてあるのは、子どもが使う前提で作られたからです。重さは11g、全長は131mm。
カクノのペン先は固めのステンレス
ペン先はステンレス製で、強い筆圧でも使いやすい固めのペン先です。開発のときには、同じパイロットの3,000円の万年筆と同じペン先を使うことが条件になっていました。1,100円のカクノに、3,000円の万年筆と同じペン先が付いているということです。
ペン先の真ん中には、ハート形の穴と切れ込み(スリット)があります。これを鼻に見立てたのが「えがおのマーク」です。このマークを目印に持つと、ちょうどいい位置で書けるように作られています。ペン種はF(細字)です。
カクノはカートリッジでもコンバーターでも使える
インクの入れ方は、カートリッジとコンバーターの両方に対応しています。まずはキャップを開けて、カートリッジを差すところから。使い始めは、ここからです。
対応しているコンバーターは、CON-40とCON-70Nの2つです。始めはカートリッジで書いて、あとからコンバーターに替える。そういう使い方の幅があるのも、カクノのいいところです。
キャップには名入れもできます。印刷はパッド印刷で、名前を入れておけば、ほかのペンと混ざっても自分の1本だとすぐ分かります。

カクノで手帳を書いてきて
最初に気づいたのは、握った指の置き場所に迷わないことでした。三角形のグリップに指を乗せると、3本の指がそれぞれの面に落ち着きます。万年筆は持ち方が難しいと思っていたので、ここで肩の力が抜けました。
キャップを外してカートリッジを差したら、あとは書くだけ。手順の少なさも、最初の1本としてありがたかったところです。
朝、細字で予定を書き込む
僕がカクノを出すのは、朝にその日の予定を手帳へ書き込むときです。細字なので、手帳の小さなマスにも文字が収まります。週の予定を並べて書いても、線が太りすぎて読みにくくなることはありませんでした。
夜、読んだ本で気になった一文を手帳の余白に書き写すときも、このカクノです。細い線なので、余白が狭くても文字がつぶれずに読めます。
書き出す前に、えがおのマークが見える向きかどうかをちらっと確かめます。これがいつの間にか癖になりました。向きが合っていると、ペン先が紙の上でひっかからずに進んでくれます。
グレーの軸は、黒い手帳カバーとも合わせやすい色でした。ペンケースに入れても11gなので、重さが増えた感じはしませんでした。
筆圧を抜かずに書ける
ボールペンの癖で、つい強めに押して書いてしまいます。カクノはペン先が固めなので、その押し方のままでも書けました。力を抜かないとうまく書けない、という場面には今のところ当たっていません。
六角形の軸のおかげで、手帳の横に置いたペンが机から転がり落ちたこともありません。キャップの突起も、転がり止めの役目をしてくれています。書いて、置いて、また書く。その繰り返しが気楽にできる1本です。
カクノに向かない書き方はある?
あります。特に困ったのは、立ったままメモを取る場面でした。カクノは落込み嵌合式のキャップ式で、書くたびにキャップを外して、終わったらはめ直します。ノック式のボールペンのように、片手ではさっと書き始められません。
キャップを外したあと、その置き場所にも困りました。電話をしながら走り書きをしたいときは、結局ボールペンを使っています。カクノは、座って手帳を開いたときに出すペンだと割り切ったほうが付き合いやすいです。
もうひとつは軸の素材です。軸もキャップも樹脂なので、金属の軸のような重みはありません。11gの軽さがそのまま手に伝わります。持ったときの重みで書きたい人には、この軽さは合わないかもしれません。
細字のペン先も、太くはっきりした線を書きたい用途には合いません。宛名を大きく書くようなときは、僕は別のペンに持ち替えています。
プレピー、プレジールと比べると
カクノと並べて比べやすいのが、プラチナ万年筆のプレピーとプレジールです。どちらもペン先はカクノと同じステンレスです。違いはペン種と軸の素材、重さに出ます。
プレピー PSQ-400は、税込660円の万年筆です。ペン種は02(極細)で、ボディはPC樹脂。全長138mm、最大径13mm、標準重量は13gです。付属品に、軸の色に合わせたカートリッジインクがあります。
プレジール PGB-1000 ブラックは、税込1,980円です。ペン種は03(細)と05(中)があります。軸はアルミにアルマイト染色をした仕上げで、全長142.5mm、最大径15mm、標準重量は15.4g。付属品はブラックのカートリッジインクです。
ほかの万年筆も並べて見たい人は、メンズ向け万年筆のおすすめの記事にまとめています。
使い分けで言うと、もっと細い線で書きたいならプレピーの極細。金属の軸で少し重みのある1本がいいならプレジール。鉛筆と同じ六角形の軸と三角形のグリップで、持ち方に迷わず始めたいならカクノ、という分け方になります。
品番FKA-1SR-GYFで見ておくところ
カクノには、色や形の違うモデルがあります。透明やソフト4色(FKA-1SR-SP/SL/SV/SY)、カクノパパ・ママ・ボーイ・ガール・ベビーは、どれも別の品番です。グレーの細字がほしいなら、品番FKA-1SR-GYFとグレーの表記を合わせて見てください。JANコードは4902505470608です。
軸の太さの表記にも違いがあります。発売当時の案内では最大径15.2mm、現在のウェブカタログではφ16mmと書かれています。数字は違っても、どちらもカクノの表記です。
付属品は、ウェブカタログに記載がありません。カートリッジが入っているかどうかは、届く前に販売ページの表記で確かめておくと安心です。
1本目の万年筆としてのカクノ
カクノは、鉛筆と同じ六角形の軸と三角形のグリップで、持ち方に迷わず書き始められる万年筆です。ペン先は強い筆圧でも使いやすい固めのステンレス。軸は11gと軽く、手帳と一緒にペンケースへ入れておけます。
立ったままのメモでは、キャップの付け外しが手間でした。そのかわり、座って手帳を開く時間にはよく合う1本でした。始めはカートリッジで書き、あとからコンバーターに替える広げ方もできます。
注文する前に見てほしいのは、品番の末尾が「GYF」になっているかどうか。この1点だけ押さえれば、グレーの細字を取り違えずに選べます。
※本記事はプロモーションを含みます

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