水気のある果実から、スパイスをまとったローズへ移る甘い香りです。出だしはペアーとベルガモット、ライチが軽くはじけ、中盤でローズに入れ替わり、最後はムスクとシダーウッドが下に残ります。春夏とデートで甘さを使いたい人に向く1本。
SHIRO PERFUMEのチェリッシュ マイ ラブ(CHERISH MY LOVE)は、50mLで11,203円のフルーティーフローラルです。職場では甘さが本人より先に気づかれます。香調と使い方は公式の案内から整理しました。
この記事でわかること
- 果実からローズへ段差なく入れ替わる理由
- 職場でも使うための、つける場所の下げ方
- 50mLと100mLの価格差と、どちらを選ぶか
- フレグランスシリーズとパフュームの違い
結論:果実とローズのつなぎ目が見えない甘さ
総合評価:3.0 / 5.0 ★★★★★
チェリッシュ マイ ラブを一言で言うなら、果実の甘さがそのままローズに入れ替わる香りです。ペアーとベルガモット、ライチがはじけたあと、中盤でスパイスをまとったローズが立ち上がる。ライチにバラに似た成分が含まれているので、果実と花のつなぎ目を感じません。
甘い方向であることは隠しようがなく、職場では甘さが本人より先に気づかれます。それでも腰まわりや足首まで下げれば自分だけが感じる程度に収まるので、つける場所を選べば通勤の日でも成立する。果実とローズという競合の多い領域なので、手持ちと重ならないかだけ先に確かめておきたいところです。
SHIRO チェリッシュ マイ ラブの基本情報
| ブランド | SHIRO PERFUME |
| 商品名 | チェリッシュ マイ ラブ(CHERISH MY LOVE) |
| 容量 / 価格 | 50mL:11,203円/100mL:16,005円 |
| 香調 | トップ:ペアー、ベルガモット、ライチ / ミドル:スパイスをまとったローズ / ラスト:ムスク、シダーウッド、アンバー |
| 系統 | フルーティーフローラル |
| 題材 | ときめきという心の状態 |
公式が掲げる題材:ときめきという心の状態
公式の説明は「思わず心ときめくような明るいフルーティーフローラルの香り」。何かにときめいている時や、大切な誰かを想う時の気持ちを包み込む香り、と書かれています。
抽象的な感情を題材にするのは、SHIRO PERFUMEらしいところです。場所でも季節でもなく心の状態を香りにしている。
香りの変化:はじける果実から、ローズを経て木とムスクへ
| 段階 | 原料 | 役割 |
|---|---|---|
| 最初 | ペアー、ベルガモット、ライチ | はじけるようなフレッシュさ |
| 中盤 | スパイスをまとったローズ | 洗練されたフローラル |
| 最後 | ムスク、シダーウッド、アンバー | 優雅なコントラスト |

トップ:ペアーとライチが軽くはじける
最初に立つのはペアーとベルガモット、そしてライチです。水気の多い果実がまとめて来るので、甘さはあっても重さがありません。ライチはわずかな酸を持つ果実で、そのぶん甘いだけの平坦な出だしにはならない。
ミドル:ライチからローズへ、段差のない入れ替わり
中盤で前に出てくるのはローズです。段差ができないのは、ライチの香りにバラに似た成分が含まれているから。果実の甘さの奥から、そのまま花が立ち上がってきます。スパイスをまとわせてあるので、甘さはここで止まる。果実とローズを直接つなぐと平板になるところを、この一手間で「洗練されたフローラル」に寄せています。
ラスト:ムスクとシダーウッドが甘さを支える
最後に残るのはムスクとシダーウッド、それにアンバーです。明るかった果実と花に対して、公式はここを「優雅なコントラスト」と呼びます。木とムスクが下に敷かれているので、果実と花が飛んだあとも、甘さが軽く消えてしまうことはありません。
使いどころ
| 場面 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 春夏 | ◎ | 果実の明るさが季節に合う |
| デート | ◎ | 近い距離で心地よく働く |
| 職場 | △ | 甘さが気づかれやすい |
| 冬の夜 | ○ | ムスクと木が支えるので成立する |
◎が並ぶのは、気温の高い季節と、相手との距離が近い場面です。春夏に向くのは果実の水気が体温で素直に立ち上がるからで、半袖の時期なら手首の1プッシュでも動くたびによく香ります。
職場の△は、甘さが本人より先に気づかれるという意味。それでも使いたい日は、上半身を避けて腰まわりに1プッシュ。足首や内ももまで下げると、自分だけが感じる程度に収まります。
冬の夜に○が付くのは、最後に残るムスクと木のおかげです。気温が低いと果実の立ち上がりは鈍いものの、下の木が香りを支えます。
量の目安
- 1プッシュ。果実と花は量が増えると重くなる
- 手首や腰まわりから始める
- 夕方以降に足すなら半分の量で
どうつけて、どれくらいもつか
公式は、肌から15センチほど離して1〜2プッシュと案内しています。
つける場所と出方
- 首すじ・耳の後ろ:最も届く。人に伝えたいとき
- 手首:動くたびに香る
- 足首・内もも:自分だけが感じる程度
- ウエストまわり:下から穏やかに立ち上がる
公式が「しっかり香らせたいなら上半身、穏やかに楽しみたいなら下半身」とはっきり書いているのは親切です。同じ1プッシュでも、場所を変えるだけで印象が変わります。
公式が公表している持続時間は、どの香りも約5〜6時間です。
朝につけて昼過ぎに薄くなる計算になります。夕方まで残したいなら、昼に一度足す前提で考えておくと外しません。
SHIRO PERFUMEというライン
SHIRO PERFUMEは、テーマやコンセプトを設けず、世界各地の調香師がそれぞれの世界観を自由に表現したラインです。だから香りの名前が抽象的で、何の匂いなのかは名前から読み取れません。フレグランスシリーズが「サボン」「キンモクセイ」と中身をそのまま名乗るのとは逆の作りになっています。
誰が作ったかを公開しているのも、このラインの特徴です。国籍や性別、着想の元まで書かれている香りがあり、香水を作品として扱う姿勢が見えます。
SHIROの香水には2つのラインがあります。値段が4倍近く違うので、先に整理しておいたほうがいい。
| ライン | 容量と価格 | 性格 |
|---|---|---|
| フレグランス | 40mL・4,180円 | サボンなど。日常に置く価格帯 |
| パフューム | 50mL・11,203円/100mL・16,005円 | 調香師の作家性を出したライン |
サボンやキンモクセイが4,180円で買えることを知っていると、1万円を超えるこちらは同じブランドとは思えないかもしれません。実際、容量も40mLと50mL以上で違い、狙っている場所が別です。
SHIROは1989年に北海道の砂川で始まった会社です。もともとは化粧品の受託製造をしていて、自社ブランドを立ち上げたのは2009年。ガゴメ昆布や酒かすなど、日本の素材を使うことで知られています。
SHIROの香水は、水の代わりに植物の抽出液を使っています。香りによって使う素材が違い、北海道愛別町のヨモギ、北海道江丹別町の白樺、徳島県の木頭ゆずが使い分けられている。香料以外の部分に産地を持たせているのは、この会社らしいところです。
惜しいところ
果実とローズという組み合わせは、香水として最も数の多い領域のひとつです。似た方向の香りをすでに持っているなら、違いを感じにくいかもしれません。
甘さの好みも分かれます。スパイスで止めているとはいえ、全体としては甘い方向です。
価格は1万円を超えます。
ひとつ注意があります。公式はアトマイザーへの詰め替えを「吐出不良の原因になる」として控えるよう案内しています。小分けして持ち歩く使い方は想定されていません。
裏返すと、向く人ははっきりします。甘い方向が平気で、手持ちに果実とローズの香りがない人。1万円という額も直営店で試してから決められるので先に払って外す買い方にはならず、家でつけて出るなら詰め替えができない点も引っかかりません。
どの容量を買うか
日本では公式オンラインと直営店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 11,203円 |
| 100mL | 16,005円 |
フレグランスシリーズの40mLが4,180円であることを考えると、この価格差は小さくありません。同じSHIROでも、別の買い物だと考えたほうがいい。
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 直営店・公式 | 定価 | 試してから買える。返金・交換の対象 |
| 取扱のある店舗 | 定価 | パフュームは置いていない店もある |
| 通販の転売品 | 上下する | 保管状態が読めない |
買う前に確かめる
1万円を超える買い物になります。店頭のテスターは紙に吹いたものが多く、肌の上でどう出るかまでは分かりません。
まとめ:甘さが平気なら春夏の一本になる
チェリッシュ マイ ラブは、はじける果実から段差なくローズへ入れ替わる香りです。ライチが果実と花の両方の顔を持つので、つなぎ目を感じません。
甘い方向が平気なら、春夏の一本として使えます。競合が多い領域なので、手持ちと重ならないかは先に確認しておくほうがいい。
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※本記事はプロモーションを含みます

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