フルーツの明るさから入り、ジャスミンやアイリスの厚みを通って、最後はバニラの甘さに着地する。SHIRO PERFUMEのパリジェンヌ フェイヴァリットは、公式が自ら重厚感と呼ぶオリエンタルフローラルです。軽く漂わせる香りではなく、甘めの花と存在感を求める人に向いた一本。
ボリュームのある香りを求める人は一定数います。軽い香水が主流のいま、むしろ厚みが希少になっている。SHIRO PERFUMEのパリジェンヌ フェイヴァリット(PARISIENNE FAVOURITE)はその需要に応える一本です。公式の情報から読み解きます。
この記事でわかること
- パリジェンヌ フェイヴァリットの香りの正体(重厚感のあるオリエンタルフローラル)
- ジャスミン・アイリス・オレンジフラワーが重なる中盤の厚み
- 向く場面と向かない場面(夜と秋冬に寄る理由)
- 50mLと100mL、SHIROの2つのラインの価格差をどう考えるか
結論:パリジェンヌ フェイヴァリットは「厚み」で選ぶ一本
一言でいえば存在感で押す香り。公式は「シンプルな香りより、ボリューム感のある香りがお好きな方、甘めなフローラルがお好きな方にぴったり」と書いて、はじめから買う人を絞っている。軽く香らせたい使い方は、想定の外です。
厚みの中心は中盤にあります。ジャスミン、アイリス、オレンジフラワーが重なり、そこへバニラとドライアンバーが甘さと奥行きを足す。夜と秋冬に絞って使う覚悟があるなら、価格に見合う手応えが返ってくるはず。
総合評価:3.8 / 5.0 ★★★★★
SHIRO パリジェンヌ フェイヴァリットの基本情報
| ブランド | SHIRO(1989年に北海道の砂川で創業) |
| ライン | SHIRO PERFUME(調香師の作家性を出したライン) |
| 商品名 | パリジェンヌ フェイヴァリット(PARISIENNE FAVOURITE) |
| 容量と価格 | 50mL・11,203円/100mL・16,005円 |
| 香調 | ボリューム感のあるフルーツと花々に甘さが加わった重厚感のあるオリエンタルフローラル |
| 原料の並び | 最初:フレッシュな果実/中盤:ジャスミン、アイリス、オレンジフラワー/最後:バニラ、ドライアンバー |
| 調香師 | フランス人女性の調香師 |
| 持続時間 | 約5〜6時間(公式) |
| 買える場所 | 公式オンラインと直営店 |
ロゼワインを囲む場面から
公式は「フランス人女性の調香師が手掛けたもの」で、「お気に入りの服をまとった女性たちが集い、ロゼワインを」囲む場面から作られたと説明しています。
誰が作ったかを公開しているのも、このラインの特徴です。国籍や性別、着想の元まで書かれている香りがあり、香水を作品として扱う姿勢が見えます。
説明にある香調は「ボリューム感のあるフルーツと花々に甘さが加わった重厚感のあるオリエンタルフローラル」。重厚感という言葉を隠さずに使っているのが、この香りの立ち位置を示しています。
原料の並び
| 段階 | 原料 | 役割 |
|---|---|---|
| 最初 | フレッシュな果実 | 明るい入り口 |
| 中盤 | ジャスミン、アイリス、オレンジフラワー | 花の層。ここが厚い |
| 最後 | バニラ、ドライアンバー | 甘さと奥行き |

アイリスは根茎から採る原料で、数年寝かせてから抽出します。香水の素材としては最も高価な部類。粉っぽく乾いた質感を持ち、花の甘さに大人の落ち着きを足します。
オレンジフラワーは蜜のような濃厚さ、ジャスミンは厚み。この3つが重なる中盤が、この香りの山場になります。
ボリュームのある香りを選ぶ理由
公式は「シンプルな香りより、ボリューム感のある香りがお好きな方、甘めなフローラルがお好きな方にぴったり」と明記しています。買う人を絞る書き方です。
| 求めるもの | この香りの答え |
|---|---|
| 印象に残したい | ◎ 厚みがあるので記憶に残る |
| 場に溶け込みたい | × 存在感が強い |
| 1本で完結させたい | ◎ 単体で成立する |
| 軽く使いたい | × 設計が逆を向いている |
量の目安
- 1プッシュ以下でも足りる。厚い香りは飽和が早い
- 肌に直接。服につけると翌日まで残る
- 狭い室内に入る前は時間を置く
つけ方と持続
公式は、肌から15センチほど離して1〜2プッシュと案内しています。
つける場所と出方
- 首すじ・耳の後ろ:最も届く。人に伝えたいとき
- 手首:動くたびに香る
- 足首・内もも:自分だけが感じる程度
- ウエストまわり:下から穏やかに立ち上がる
公式が「しっかり香らせたいなら上半身、穏やかに楽しみたいなら下半身」とはっきり書いているのは親切です。同じ1プッシュでも、場所を変えるだけで印象が変わります。
公式が公表している持続時間は、どの香りも約5〜6時間です。
朝につけて昼過ぎに薄くなる計算になります。夕方まで残したいなら、昼に一度足す前提で考えておくと外しません。
SHIRO PERFUMEというライン
SHIRO PERFUMEは、テーマやコンセプトを設けず、世界各地の調香師がそれぞれの世界観を自由に表現したラインです。だから香りの名前が抽象的で、何の匂いなのかは名前から読み取れません。フレグランスシリーズが「サボン」「キンモクセイ」と中身をそのまま名乗るのとは逆の作りになっています。
SHIROの香水には2つのラインがあります。値段が4倍近く違うので、先に整理しておいたほうがいい。
| ライン | 容量と価格 | 性格 |
|---|---|---|
| フレグランス | 40mL・4,180円 | サボンなど。日常に置く価格帯 |
| パフューム | 50mL・11,203円/100mL・16,005円 | 調香師の作家性を出したライン |
サボンやキンモクセイが4,180円で買えることを知っていると、1万円を超えるこちらは同じブランドとは思えないかもしれません。実際、容量も40mLと50mL以上で違い、狙っている場所が別です。
SHIROは1989年に北海道の砂川で始まった会社です。もともとは化粧品の受託製造をしていて、自社ブランドを立ち上げたのは2009年。ガゴメ昆布や酒かすなど、日本の素材を使うことで知られています。
SHIROの香水は、水の代わりに植物の抽出液を使っています。香りによって使う素材が違い、北海道愛別町のヨモギ、北海道江丹別町の白樺、徳島県の木頭ゆずが使い分けられている。香料以外の部分に産地を持たせているのは、この会社らしいところです。
はっきり言って場面を選ぶ
職場や日中には向きません。実質は夜と秋冬の香りです。
甘さもはっきりあります。バニラが最後に立ち上がるので、甘い香りが苦手なら最初から選択肢に入りません。
価格は1万円を超えます。使える場面が限られる香りにこの金額を払うかどうかが、最大の判断になります。
ひとつ注意があります。公式はアトマイザーへの詰め替えを「吐出不良の原因になる」として控えるよう案内しています。小分けして持ち歩く使い方は想定されていません。
どの容量を買うか
日本では公式オンラインと直営店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 11,203円 |
| 100mL | 16,005円 |
フレグランスシリーズの40mLが4,180円であることを考えると、この価格差は小さくありません。同じSHIROでも、別の買い物だと考えたほうがいい。
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 直営店・公式 | 定価 | 試してから買える。返金・交換の対象 |
| 取扱のある店舗 | 定価 | パフュームは置いていない店もある |
| 通販の転売品 | 上下する | 保管状態が読めない |
買う前に確かめる
1万円を超える買い物になります。店頭のテスターは紙に吹いたものが多く、肌の上でどう出るかまでは分かりません。少量から試す方法を持っておくと、判断が早くなります。
まとめ:厚みを隠さない、夜と秋冬の一本
パリジェンヌ フェイヴァリットは、厚みを隠さない香りです。ジャスミン・アイリス・オレンジフラワーが重なり、最後にバニラで締めます。
軽い香りが主流のいま、この方向は希少です。夜と秋冬に絞って使う覚悟があるなら、存在感で選ぶ価値があります。
つけ方は、肌から15センチほど離して1〜2プッシュ。厚い香りは飽和が早いので、1プッシュ以下から始めても足ります。しっかり届かせたいなら首すじや耳の後ろ、穏やかに楽しむなら足首やウエストまわりと、公式は場所での調整も案内しています。
持続は約5〜6時間なので、夕方まで残したい日は昼に一度足す前提で。ただしアトマイザーへの詰め替えは公式が控えるよう案内しているため、小分けして持ち歩く使い方は選べません。1万円を超える買い物だけに、試してから買えて返金・交換の対象にもなる直営店や公式が、結局いちばん安全な入り口になります。
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※本記事はプロモーションを含みます

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