秋のキャンプの朝、テントを出て最初にお湯を沸かすのが、SOTOのレギュレーターストーブ Range(レンジ)ST-340です。このレビューの軸は、気温が下がったときの火力です。冷えこむ朝晩に中くらいの鍋で料理をするなら、僕はこのストーブをすすめます。決め手は、落ちにくい火力と大きな火口です。
この記事でわかることを、ひとまず4つ挙げます。
- 冷えた朝晩でも火力が落ちにくいわけ
- 直径66mmの火口と、中型の鍋との相性
- ST-310・トライトレイルとの使い分け
- 型番とボンベ、手入れで見ておくところ
僕のはシルバーです。
SOTO レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340 シルバー
参考価格 9,790円前後
外気温が下がる季節でも火力が落ちにくいCB缶ストーブで、中型クッカーを使う人向け。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
Range ST-340 シルバーの仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SOTO(新富士バーナー) |
| 商品名 | レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340 シルバー |
| 発熱量 | 3.3kW(2,800kcal/h) |
| 使用時のサイズ | 幅166×奥行142×高さ110mm(本体のみ) |
| 重量 | 360g(本体のみ) |
| 価格(税込) | 9,790円 |
4本のゴトクを開いて使うので、使うときは幅166×奥行142mmまで広がります。畳むと幅140×奥行70×高さ110mmになって、付属の収納ポーチに入ります。
気になるのは、ボンベが別売りで、使える燃料がSOTOの専用容器(レギュラーガスST-700・パワーガスST-760)に限られる点です。
バーナー、器具栓つまみ、ゴトクはステンレス。ボンベホルダーと点火スイッチは樹脂でできています。点火は圧電点火方式で、耐荷重は5kgあります。生産国は日本。
シルバーの販売ページは、こちらから開けます。
SOTO レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340 シルバー
参考価格 9,790円前後
外気温が下がる季節でも火力が落ちにくいCB缶ストーブで、中型クッカーを使う人向け。
冷えに強い火力と、大きな火口
ST-340のいいところは、寒い時間帯でも火が弱くなりにくいことと、鍋の底を広く温められることです。ここに点火のしやすさが加わります。
マイクロレギュレーターで火力をキープ
外の空気が冷えると火力が落ちやすいのが、カセットガスのボンベの弱点です。このストーブは、そこをマイクロレギュレーターで抑えています。気温5℃から25℃の範囲なら、火力を一定に保てる作りです。
もう1つの強みは、続けて使ったときの火力です。連続して燃やしていると、ボンベの中の圧力が下がって火力が落ちる「ドロップダウン」が起こります。その影響を受けにくいので、高い火力のまま長く燃やせるんです。
朝晩や、早春・晩秋のように冷える時期に強いストーブです。お湯を沸かしたあとに続けて料理を作る、という使い方にも向いています。
直径66mmの火口で鍋の底を広く
火口の直径は66mm。同じシリーズのレギュレーターストーブST-310と比べると、直径が21mm大きくなっています。
この大きさがあるので、直径11〜19cmの中型の調理器具と相性がいいんです。鍋の底を広い範囲で、ムラなく均等に温められます。ゴトクの直径は130mmです。
3.3kWの火力と点火アシストレバー
発熱量は3.3kW(2,800kcal/h)で、ST-310の2.9kWから上がっています。この数字は、気温25℃・無風の状態で、点火してから5分間の燃焼データをもとに出したものです。
使用時間は、パワーガスST-760またはレギュラーガスST-700を1本使って約1.4時間。こちらも気温25℃・無風で、点火後30分間の燃焼データから出した値です。
点火アシストレバーが標準で付いていて、点火の操作がスムーズにできます。器具栓つまみを左へ回すと約1.5〜2回転でガスが出はじめるので、点火スイッチを「カチッ」というまで押してください。つかないときは点火レバーを続けて数回押し、それでもだめならマッチやライターを使います。消火は、つまみを右へ回らなくなるまで回せば完了です。

冷える朝と夜に使ってみて
このストーブの出番は、朝の冷えこんだ時間と、日が落ちてからの夕飯どきです。どちらも、外の空気がひんやりしてくる時間帯にあたります。
朝はお湯、夜は鍋
朝はテントの外のテーブルにST-340を置いて、まずゴトクを開きます。4本をロックされるところまで広げて、ボンベを差しこんで回せば準備は完了。つまみを回してスイッチを押すと、すぐに火がつきます。
肌寒い朝でも、火が頼りなく揺れる感じはなく、ふだんどおりにお湯が沸いてくれました。コーヒーを淹れたあとは、その火でそのままスープを温めることもあります。火の強さは器具栓つまみで変えられるので、お湯は強めの火で、スープは弱めの火で、炎を見ながら合わせています。
夜は中くらいの鍋を出して、ラーメンや鍋料理を作るのが定番です。火口が大きいおかげか、鍋の真ん中だけが煮立つ感じは少なめです。具材を入れて火を弱めたり強めたりするのも、つまみで炎を見ながらできるので楽でした。
片づけとザックの中
食べ終わったら、ストーブが完全に冷めるのを待ちます。それからゴトクのロックを1本ずつ外して閉じ、収納ポーチへ。ボンベは外して別にしまっています。ポーチに入れておけば、ゴトクの先がほかの道具に当たるのも気になりません。
畳んだら、クッカーや食器と一緒にザックへ入れています。ただ、登山で荷物を軽くしたい日には、重さが少し気になりました。
もう1つ、セラミック付きの焼網や大きな鉄板のように、輻射熱の大きい調理器具は使えません。肉を焼くような料理がしたい日は、このストーブではやらないと決めています。ゴトクを1本ずつ畳む片づけも、慣れるまではちょっと手間に感じました。
ST-310とトライトレイル、どう使い分ける?
同じSOTOのレギュレーターストーブから、ST-310とトライトレイル ST-350の2つと並べてみます。どれも優劣ではなく、何を重く見るかで分かれます。
ST-310は税込7,480円。重さは330g、発熱量2.9kW(2,500kcal/h)、使用時間は約1.5時間、耐荷重はST-340と同じ5kgです。ST-340は、このST-310より火口の直径が21mm大きくなっています。鍋の大きさがそこまで要らない人はST-310、中型の鍋を広く温めたい人はST-340、という分け方です。
トライトレイル ST-350は税込9,900円です。重さは135gで、ゴトクはチタン。発熱量は2.6kW(2,200kcal/h)、使用時間は約1.5時間、耐荷重は2kg。持ち歩く重さを削りたいならトライトレイル、重めの鍋をのせて料理したいならST-340が合います。
キャンプの道具をこれから一式そろえるなら、キャンプ道具の定番リストも役に立ちます。
重さ360g・発熱量3.3kWのRange ST-340は、持ち歩く軽さより、鍋の底を広く温めることを取りたいときの1台です。
型番とボンベ、手入れのこと
この記事のストーブは、シルバーのST-340です。JANは4953571001128。公式のオンラインストアには、色違いの【限定】オールブラックエディション(アシストグリップブラックカラー付き・JAN 4953571002224)もあります。
ネットで探すと、別注の「RangeBRASS Ed.(ST-340BR)」、WILD-1別注カラーの「G-BLACK ST-W340GBK」、パワーガスが付いた2点セットも一緒に出てきます。どれもこの記事のシルバーとは別の商品なので、型番と色を確かめてから開いてください。
燃料は、SOTOのレギュラーガスST-700か、パワーガスST-760です。ボンベはガイド(凸部)に合わせて差しこみ、約60度回して取り付けます。外すときも約60度回すだけです。
取扱説明書の表紙には、保証書付きで生産物賠償責任保険付きとあります。使い方の注意は、次のとおりです。
- 屋外専用で、家の中・テントの中・車の中では使わない
- 炭の火起こしや、こんろを2台以上並べての使用はしない
- 石やブロック、板で全面を囲んで使わない
- 燃えやすいものから30cm以上離す
- 鍋などをのせたまま点火しない、燃焼中は持ち運ばない
手入れは、使ったあとに汚れを取って、乾いた布で水分を拭いてからしまいます。Oリングは使う頻度にかかわらず古くなっていく消耗品なので、使う前に点検してください。ガスをつなぐゴム部品も年月で劣化するため、銘板にある製造年月から10年を目安に買い替えを考えるよう書かれています。
使いこむと、燃える部分が熱で酸化して、炎が赤(オレンジ)っぽくなることも。吹きこぼれの塩分や、製造時の油でも同じ色になる場合がありますが、取扱説明書ではこれを異常ではないとしています。
Range ST-340のレビューまとめ
Range ST-340には、気温5℃から25℃の範囲で火力を一定に保つマイクロレギュレーターと、直径66mmの火口があります。朝晩の冷える時間に、中型のクッカーで料理をする場面に合うストーブです。
使うときに1つだけ覚えておくなら、遮熱板です。点火の前に、遮熱板をボンベホルダーの上まで回してから、ゴトクを開いてください。
SOTO レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340 シルバー
参考価格 9,790円前後
外気温が下がる季節でも火力が落ちにくいCB缶ストーブで、中型クッカーを使う人向け。
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