服に残った脇のニオイは洗っても落ちない|蓄積を戻す洗い方

洗濯したのに、着て少し経つとニオう。これは体のほうではなく、服に残った汚れが原因です。普通の洗濯では落ちない種類の蓄積なので、落とし方を知らないと延々と繰り返します。

目次

なぜ洗っても残るのか

汗に含まれる皮脂は水に溶けません。だから水温の低い洗濯では、繊維の奥に残ります。

それが酸化して蓄積し、着て体温が上がったときに再びニオうという流れです。

段階起きていること
汗をかく皮脂が繊維に入る
洗濯する表面は落ちるが奥は残る
繰り返す蓄積していく
着て温まる蓄積した分がニオう

洗った直後はニオわないのに、着ると出てくるのはこのためです。洗えていないのではなく、落とし方が合っていません。

温度を上げると落ちる

皮脂は温度が上がると溶けます。これが最も効く方法です。

水温皮脂の落ち方注意
水(20度前後)ほとんど落ちない日常の洗濯
30度少し落ちる
40〜50度よく落ちる素材の表示を確認
60度以上落ちるが傷む綿以外は避ける

40度前後のお湯に浸けてから洗うだけで、かなり改善します。

ただし素材によっては縮みや色落ちが起きます。洗濯表示で上限温度を確認してから行ってください。

浸け置きの手順

洗濯機に入れる前のひと手間で結果が変わります。

手順

  • 洗面器に40度程度のお湯を張る
  • 酸素系の漂白剤を溶かす
  • 脇の部分が浸かるように30分〜1時間置く
  • そのあと普通に洗濯する

2つ目は塩素系ではなく酸素系を使ってください。塩素系は色柄物を脱色します。

浸けすぎると生地が傷むので、一晩放置するようなことは避けてください。1時間程度で十分です。

日常の洗濯で予防する

蓄積してから落とすより、溜めないほうが楽です。

溜めないための習慣

  • 着たその日に洗う。時間が経つほど落ちにくい
  • 洗濯物を溜め込まない。濡れたまま置かない
  • 洗剤を規定量入れる。少ないと落ちない
  • 詰め込みすぎない。水が回らない

3つ目は節約のつもりで減らす人が多いのですが、落ちない汚れが残るので結果的に損をします。

4つ目も見落とされます。洗濯機に詰め込むと水と洗剤が行き渡らず、洗えていない部分が出ます。

それでも落ちない場合

蓄積が長期にわたると、家庭では戻せないことがあります。

探すなら

酸素系漂白剤と部分洗い用洗剤

部分洗い用の洗剤を脇に直接塗ってから洗濯するという方法もあります。浸け置きより手軽です。

何度やっても落ちないなら、その服は買い替え時かもしれません。繊維そのものが変質していることがあります。

黄ばみへの対処は別

ニオイと黄ばみは原因が重なりますが、対処が少し違います。

症状主な原因効く対処
ニオイだけ皮脂の蓄積お湯と酸素系漂白剤
黄ばみだけ皮脂の酸化同上。時間はかかる
白い粉が残る制汗剤の成分ぬるま湯でもみ洗い
生地が硬い成分と皮脂の固着浸け置きを繰り返す

3行目は制汗剤が原因です。汗ではないので、漂白剤ではなくもみ洗いのほうが落ちます。

制汗剤を塗ってすぐ服を着ると、成分が繊維に移りやすい。乾いてから着るだけでも減ります。

素材ごとの残りやすさ

同じように着ても、生地でニオイの残り方が違います。

素材ニオイの残りやすさ理由
ポリエステル高い皮脂が繊維に入り込む
綿中くらい吸うが落としやすい
ウール低い天然の性質
混紡素材による比率で変わる

化学繊維は速乾で快適な反面、ニオイが残りやすい。夏に使うなら、こまめな洗濯が前提になります。

残りやすい素材の服ほど、着たその日に洗う習慣が効きます。

干し方でも変わる

洗ったあとの乾かし方でも、残るニオイが変わります。

干し方乾く速さニオイ
外で風に当てる速い出にくい
室内で風を当てる中くらい出にくい
室内で風なし遅い出やすい
乾燥機速い出にくいが縮む

生乾きの時間が長いほど、細菌が増えてニオイが出ます。5時間以内に乾かすのが一つの目安です。

室内干しでも、扇風機を当てるだけで大きく変わります。洗濯機から出したらすぐ干すのも効きます。濡れたまま放置した時間だけ、確実にニオイの元が増えます。

注意しておきたいこと

まず、素材によってはお湯が使えません。ウールやシルクは縮むので、この方法は綿やポリエステル向けだと考えてください。

次に、酸素系漂白剤も万能ではありません。金属の装飾がついた服では変色することがあります。目立たない場所で試してから使ってください。

それと、落ちたと思っても繰り返せばまた蓄積します。月に一度など、定期的に行うほうが状態を保てます。

最後に、服だけ対処しても体側の対策をしなければ同じことになります。洗い方と塗り方の両方を見直すのが、結局いちばん近道です。

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まとめ

皮脂は水では落ちません。40度前後のお湯に浸けるだけで大きく変わります。

漂白剤は酸素系を。塩素系は色柄物を脱色します。

制汗剤の白い粉は汗ではないので、漂白剤よりもみ洗いのほうが落ちます。

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この記事を書いた人

「かっこよくなりたい」を、ファッション・香水・美容・ガジェット・インテリア・仕事・健康まで丸ごと。大事にしているのは、実際に自分で買って使った"本音レビュー"——良い点も悪い点も包み隠さずお伝えします。テーマは「人生を豊かに生き抜く」。MEN'S EDIT を運営、YouTubeでも動画で発信中です。

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