NAKED LAUNDRYは、洗い立てのリネンの清潔さから始まって、汗ばんだ肌の温かさへ移っていく香りです。終盤はトンカビーンとアンバーウッドが官能的なミルクと重なり、低い温かさが長く残る。密度が高いぶん夜の外出や秋冬とよく合うので、清潔系を選びたいけれど人とは被りたくない人に向いています。
洗いたてのリネンは、香水で最も安全な題材のひとつです。そこに裸という言葉を足すのが、このブランドらしいところ。僕はこれを持っていないので、公表されている内容から読み取れることを整理します。
この記事でわかること
- 洗い立てのリネンから汗ばんだ肌へ、香りが移っていく流れ
- 公式が公開しているトップ・ハート・ベースの原料と調香師の名前
- 夜の外出や秋冬など、向く場面と量の管理が要る場面
- 50mLで33,000円という価格と、日本で試せる場所の少なさ
結論:清潔なシーツが体温を帯びていく一本
公式が掲げているのは「清潔に始まり、汚れて終わる」という流れです。洗い立てのシーツの無垢さから、そこに絡みつく体の蒸し暑さへ。終わりではトンカビーンとアンバーウッドが官能的なミルクと融合して、長く残る温かさになります。名前は粗いのに、中身は普通のニッチブランドと同じ精度で組まれている一本です。
分かれ目は名前のほうにあります。人に見せる場面や贈り物では名前そのものが障壁になりますが、そこを越えられるなら被る心配はほぼありません。日本での流通量が限られているので、同じ香りの人と居合わせる確率は極めて低いからです。
総合評価:3.8 / 5.0 ★★★★★
ボーントゥスタンドアウト NAKED LAUNDRYの基本情報
| ブランド | ボーントゥスタンドアウト(2019年・ソウル発) |
| 商品名 | NAKED LAUNDRY |
| 発売 | 2025年4月9日 |
| 容量 / 価格 | 50mL:33,000円 |
| 調香師 | マキシム・エクスラー |
| 分類 | オードパルファン(持続は6〜8時間ほど) |
| 系統 | 清潔なリネンから汗ばんだ肌の温かさへ。清潔系としては個性が強め |
| 処方 | ヴィーガン処方。動物実験は行わない |
| 日本上陸 | 2023年7月 |
清潔と裸を並べる
公式の説明はこうです。「【2025年4月9日発売】 – 清潔に始まり、汚れて終わる。無垢に始まり、罪深く終わる。 洗い立てのリネンから、そこに絡みつく体の蒸し暑い香りまで、最初は純粋だが、汗ばんだ肌の紛れもない暖かさへと移り変わります。 洗濯したてのシーツの清潔で無垢な香りから始まり、しかし、清潔だったシーツに絡みつく体をほのめかし、動物的で汗ばんだような香りを漂わせる香りへを変貌します。 そしてトンカビーンズとアンバーウッドが官能的なミルクと融合し、汗まみれで恥知らずな肌と肌が触れ合う記憶のような、長く残る温かさが生まれます」
香りの説明に情景と感情を持ち込むのが、このブランドの書き方です。何の匂いかを列挙するのではなく、どういう状態かを先に示す。
ノート構成
| 段階 | 原料 |
|---|---|
| トップ | マンダリンエッセンシャルオイル アルデヒド アンブリノール スカトール |
| ハート | ミモザアブソリュート ホワイトキャラメル ハチミツ ザフリル |
| ベース | トンカビーンアブソリュート トンキトーン センシュアルミルク アンバーリーウッズ |
トップ・ハート・ベースまで公開されているのは、このブランドの誠実なところです。名前の粗さとは裏腹に、中身は普通のニッチブランドと同じ精度で作られています。
誰が作ったか
公式が公開している調香師はマキシム・エクスラーです。
このブランドは調香師の名前を全種類で公開しています。しかも起用しているのは欧州の第一線で仕事をしてきた人たちで、名前だけで売るブランドではないことが分かります。
挑発的な名前をどう受け取るか
名前を見て驚く人は多いはずです。汚れ、不潔、罪。どれも普通の香水ブランドが避ける言葉ばかりで、意図的にそうしています。言いにくいものに名前を付けるという姿勢が、このブランドの中心にある。香りそのものは丁寧に作られていて、名前の粗さと中身の精度が食い違っているのが面白いところです。
ヴィーガン処方であることも公表しています。動物由来の原料を使わず、動物実験も行わない。挑発的な見た目とは裏腹に、作り方は現代的です。ムスクやアンバーグリスといった動物由来の素材は、現在では合成で再現されるのが主流になっていて、そこを明示するブランドが増えています。
つけ方ともち
オードパルファンなので1〜2プッシュで足ります。持続は6〜8時間ほど。
つける場所の目安
- 首すじ・耳の後ろ:最も届く
- 手首:動作のたびに香る
- 腰まわり:下から穏やかに立ち上がる
このブランドは香りの密度が高い部類です。同じ1プッシュでも、一般的なオードパルファンより存在感が出ます。初めて使うときはいつもの半分から始めるほうが安全です。
つけ直すなら昼過ぎが目安です。ただし自分の鼻は最初の30分で慣れるので、「消えた」と感じても他人にはまだ届いていることがあります。足す前に袖などで一度確かめるほうが安全です。
このブランドは日本語のレビューがまだ少ない部類です。他人の評価を当てにできないぶん、自分の鼻で判断するしかありません。試す手段を先に用意しておく意味が、他のブランドより大きくなります。
使いどころ
| 場面 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 夜の外出 | ◎ | 密度が高く場面に合う |
| 秋冬 | ◎ | 重心の低さが整う |
| 職場 | △ | 存在感が出やすい。量の管理が要る |
| 夏の日中 | △ | 汗と混ざると重い |
作っているブランド
ボーントゥスタンドアウトは、2019年にソウルで始まったフレグランスブランドです。掲げているのは「社会の規範に抑え込まれた欲望を解放する」というコンセプトで、商品名もそれに沿って挑発的なものが多い。日本には2023年7月に上陸し、いくつかのセレクトショップと専門店が扱っています。
残念なところ
試せる場所が限られます。日本での取扱は数店舗で、地方だと現物に触れる機会がほぼありません。
価格も高い。50mLで33,000円という設定は、欧州の老舗ニッチブランドと同じ帯です。
商品名も人を選びます。人に見せる場面や、贈り物にする場面では名前そのものが障壁になることがあります。
その代わり、被る心配はほぼありません。日本での流通量が限られているので、同じ香りの人と居合わせる確率は極めて低い。人と違うものを持ちたいなら利点になります。
ボトルも黒を基調にした重い作りで、棚に置くと存在感があります。香りだけでなく、モノとしての性格もはっきりしているブランドです。
清潔系としては個性が強めに出ます。
容量と買い方
日本では正規取扱店のオンラインストアと、いくつかのセレクトショップで買えます。路面店は限られるので、実物を試せる場所は多くありません。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 33,000円 |
並行輸入や個人輸入の品も出回りますが、保管状態が読めません。香りは熱と光で変わるので、正規の流通で買うほうが確実です。
買う前に確かめる
3万円を超える買い物になります。しかも日本で試せる場所が限られていて、実物に触れずに買う人が多い。少量から試す方法を持っておくと、失敗の幅が小さくなります。
まとめ:名前を越えられるなら、被らない一本
NAKED LAUNDRYは、名前の粗さと中身の精度が食い違っている一本です。調香師名まで公開されていて、作り方は真面目です。
名前を受け入れられるかどうかが最大の分かれ目になります。そこを越えられるなら、他にない個性を持っています。
香りの流れは、洗い立てのシーツの清潔さから、そこに絡みつく体の温かさへ。終わりに残るのはトンカビーンとアンバーウッド、そして官能的なミルクで、公式が言葉にしている道筋をそのままたどります。ヴィーガン処方で動物実験も行わないと公表されていて、挑発的な見た目とは裏腹に作り方は現代的です。
向くのは夜の外出と秋冬です。職場や夏の日中は存在感が出やすいぶん評価は下がりますが、場面を絞って使う一本と考えれば狙いははっきりしています。50mLで33,000円、しかも日本で試せる場所は限られているので、少量から試す手段を先に用意しておくと失敗の幅が小さくなるはずです。
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※本記事はプロモーションを含みます

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